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愛愛愛愛愛愛愛愛愛、としか。

掲載日:2016/03/15

愛の、姿を、いつか見て。毎日見なければならないと。

おかしなことがあり

わたしは誕生しました

両親の脚の組み合わせ、神さまのほほえみによって

何十年前に

そして昨日も



昔ね

愛についての本をよみました

その時は小さ過ぎてわかりませんでした

でも、むすめに育つにつれ

大人育つにつれ

わかってきました

あれほど不思議な

あれほど美しいものはないと



愛は誰かの、しみと血管の浮いた手の甲

愛はぶらんこ

愛は熱々の味噌煮込みうどん

愛は幼子の柔らかい髪の毛

愛は八百屋の品揃え

愛は飛行機の赤いひかり

愛は夕に染め抜かれたグラデーションの空

愛は母のいなりずし

愛は煙草が肺を満たす美味さ

愛はクリスマスツリー

愛は電車の中のポスター

愛は誰かの、やっぱり、

誰かの笑顔

愛は糧



いま、世界中で戦が起き始めていて

くやしいのです

どうしてよ

どうしてくれるのよ

なんでよ なんでなのよ

なぜ愛を見ないの?

すべてが愛だってわからないの?

それでも人を殺め 物を破壊するのに理由が?

それがあなた方にとっての愛なら

くそっくらえだわ

ああ、あの子が あの男の子 あの女の子 あのお母さん

あのおじいちゃん あのおばあちゃん あの働き者の人

あの優しい人 あの誇り高い人 あのちょっとばかなおかしな人

なぜ殺すの



愛はわたしが言った通りだと思うのです

自信があるのです

なぜなら

皆 

そうやって育ってきた筈

愛の体を切らないで

愛の眼を貫かないで

愛の手をもがないで


どうか


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