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捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
特別編 公園造りはまだまだ続く、更に新たなざまぁも。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

74/90

第62話 ハルクパークスタジアムからの王都へカチコミ

「ええっと、あえて徒歩で行ってみたいのですが」

「正門から10分、西門から8分ですが地下鉄ですとすぐですよ」

「あっそうか、ドワーフ地下帝国までの途中だから」「中間駅もセットで設置されています」


 そんなにすぐなんだ、すごいな。


「まあ、てくてく歩いて」

「タワマンから正門や西門まで結構ありますよ」

「うーん、じゃあドラモン、ってタクシーにしちゃ悪いか」


 ガーベラさんが玄関まで先導してくれる、

 いや41階のウチのね、このタワマンの玄関じゃないよ!

 当然のごとくフィーナさんアイリス姫もスウェットに着替えて。


「地下五階で待っている方々が居ますよ」

「えっと、あっそうか、一応はそっち方面で駅と繋がったから」

「三人目の鉄道警察官を」「低身長と超爆乳のミニスカポリスが待っているからね」


 上層階専用エレベーターから一気に地下五階へ、

 何気にエレベーター内で『エンシェントドラゴン移住へ』て文字ニュースが流れてら、

 これ天気予報が毎日見られて便利なんだよなぁ『あきにゃんビキニ姿初披露』だって、どこに需要があるんだどこに。


「さあ改札内へ」

「はいはいカードぽちっと」

「きちんともってきておりますわ」「もはやこれが無いと生活できん」


 首から下げるICカード、

 身分証兼電子お財布だからね、

 家から出る時は鍵にもなるから必需品だ。


「きたわね」「お待ちしておりましたぁ~」

「えっと、さな、いえラッキーちゃんと、しず、じゃなくてララさん」

「いよいよ三人目よ」「そろっちゃいますねぇ~」「セクシーギルテなんとかかんとかって前世に置いてきたから」


 そんなユニット名は置いといてっと、

 あっ、なんだか知らないけど警察官の購入欄、

 特殊能力オプション設定済みってある、クリスタルちょっと高め。


「乗るしかないでしょ、このビッグウェーブに!」


 購入、っと……

 出現させると、なぜか銀のスプーンを持った、

 ミニスカポリス黒猫AIアンドロイドが! これが特殊能力?!


「ムムムムム~~ン! 園長初めまして、條辺(じょうべ)ラスカルと申します!」

「アライグマかよっ!!」「尻尾は普通に黒ですよ?」「そのスプーンは」

「なんと! これを媒介に、エンシェントドラゴンと会話が出来ます!」「サイキックだ!!」


 エスパー爆誕である。


「ではスタジアムまでご一緒しますよお!」

「うん、お願いユッコ」「ラスカルのどこに掛かっているのでしょうか」

「あっごめんなさい」「あんまり変な事を言うと、いくら園長でも怒られますよ?」


 地下鉄に乗る、

 こっち側のホームは初めて乗るな、

 トレインビジョンではマスコットのアニメがプロレスしてら。


「僕らだけですね」「そりゃあ初開通ですから」

「ドワーフ山はまだなんですね」「実は駅をあえて未完成にして、巨大空洞を」

「あー、そういう方法で街を、地下帝国を」「駅舎を先に造ると、それで終わってしまうんですよ」


 あれ、姫とフィーナさんは?

 と思ったらお弁当を選んでいる、

 まだ買ってないな、よし、さっさと呼ぼう。


「おそらくスタジアムにありますよー」

「そうですの?」「それを早く言って欲しかった」

「んじゃまあ、この五人(三人と二体)で」「はい、出発」「しんこ~~ムムムン」


 ラッキー&羅良(ララ)さんに見送られ、

 地下鉄が発射する、次はハルクコロシアム駅ですって、

 電車内はちゃんと広告もあるんですよ、タワマン内のお店の。


「さあ、到着しましたよ」「本当にすぐですね」

「そして自動販売機です」「ベースボールランチボックスにサッカーボールおにぎり、

  なんですかこの『お前、弁当だろ』って」「プロレスラーの覆面型お弁当ですね」


 あっ、ちゃんと『エンシェントドラゴン弁当』もある!


「これをじゃあ人数分買います」

「まあ、奢りですの?」「きちんと五人分頼むぞ」

「黒猫さんは食べませんって」「にゃあ」「ムムム~ン」「いや私が三箱喰う」


 改札を出ると『本日のイベント エンシェントドラゴン移住』ってあるや、誰だこれ書いたの。


「ガーベラさん」「何も無いと寂しいので」

「ちなみに今後のイベントは」「所属別に野球チームやサッカーチームを作りますか?」

「手っ取り早いのは相撲、ってそれには広すぎるか」「相撲専用の相撲館を、焼き鳥工場付きです」「前にも聞いたね」


 お酒の自販機もあってフィーナさんが惹かれているが、

 とりあえずはとグラウンドへ、広い天然芝は丁度良いベッドか。


「野球の時は芝が動くんですか?」

「さすが園長、よく御存じで」「札幌にありましたよね」

「ただ、あそこと違って上が、屋根が開きます」「あっ、エンシェントドラゴンが」


 ばっさばっさと降りた、

 あれっ、翼を畳むとそこまではでかくないな、

 サッカーコート半分で寝るには丁度良い、そんな多いさ。


(入ると屋根が勝手に閉じた)


 そしてスプーン片手に何か念じるラスカルさん。


「あっ、私が念話をしているので驚いております!」

「で、なんだって?」「思っただけで屋根が開閉するので便利だと」

「……それに何て返事してます?」「散水や人工芝をずらして地下の温泉にも行けますよと」


 いやほんと便利な棲家だな。


「ムムム、園長、お礼がしたいと」「その前に」「はいガーベラさん」

「これを」「あっ、ピッチフォーク」「耳の端をカットして、名前を」

「いやこのでかさでカット意味ある?!」「むしろ削るのが少しで済みます」


 わざわざ近づいてくれる、

 カットして、よしっと、あと名前かあ。


「じゃあドラゴンドラで」「権利的にちょっと」

「ならドラールで」「わかりました」「ムムッ、お伝えしたら喜んでおりますっ!!」

「それでお礼でしたっけ」「一国くらいなら滅ぼして来ると」「ハルク様」「ハルク」「あっはい、じゃあ……」


 ここはやっぱり、

 王都へカチコミに行って貰おう!!


==============================================


 一方その頃、王城では……


「スミッペ姉さん、良い歌声ね」

「ええアヤッペ、第二王子の娘らしいわよ」

「どうする? 私たちに歌えとか言われたら」「するわけないでしょ」


 いかにも最高級といったワインを呑むふたり。


「さあ、今夜ね」

「ええ、婚約の発表にこぎ着けましょう」

「おほほほほほ」「おーっほっほっほっほっ」


 いよいよ今夜、

 悪女姉妹達への『ざまぁ』が、幕を開ける。

 ごめんなさい、これあと2話はかかりますね。

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