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捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第一章 荒野に捨てられた元貴族は公園を造る。

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第6話 間に合わなかったよからの施設に怒られる

「あぁ、足りない……数が……間に合わなかったかあ」


 おそらく小箱による敵停止エリアの全てを確認し終わり、

 届く止まっている敵は全て倒したのだが魔石(クリスタル)が足りなかった、

 不足分は穴を掘ってと思ったが、合計321個、あと179ってこれどうしよう。


(一旦、蓋を閉めればまた魔物が寄ってくるかな)


 というか普通に疲れた、

 タコ滑り台の内部で横になっていたが、やはり横風がびゅーびゅー入る、

 お風呂に入りたいがそれに関しては後だ、最優先は東屋(あずまや)だから、変な情報は入れたくない。


(我慢できず使っちゃいそうだからね)


 とりあえず今夜を乗り切らなければ。


「これ、このまま寝たら、眠ったら凍死するな」


 出入口を防ぐ段ボールなんてないし、

 って俺、これ本格的にホームレスだな、段ボーラー、

 仕方ない、四方を完璧に防いでくれる『あの施設』を出すしか……


(うっお、寒い寒い)


 滑り台を滑って外へ、

 BBQの残り火以外は本当に暗い、

 まあ夜空は綺麗だが、街灯ひとつだけでも出すかな。


(残り火の近くで箱から画面を出して……)


 かろうじて読める、

 魔石(クリスタル)10個で公園街灯購入、

 タコ滑り台の近くに……よし、設置、っと。


「おお、明るい、文明開化の光りだ!!」


 ってこっちの世界にも魔石灯はあるのだが、

 なんだろうこの光、すんげえ懐かしい、前世の灯りだ。


(相変わらず前世の詳細は思い出せないが)


 まあいい、これで改めて、

 風よけのために、あの施設を魔石(クリスタル)50個で……!!


(場所は街灯近くで良いよな)


 これ設置したあとの移動って出来るのかな?

 今のところはそこまで距離を離す必要性は無いか。


「いでよ、多目的トイレ~~!!」


 うん出た、誰でもトイレ!

 これで魔石(クリスタル)合計60個使って残り262個かあ、

 とにかく風よけだ、と中へ入ると自動的に灯りが!!


「うわー、きれーーーい」


 手洗い場もあって、

 そして便器! 便座! 大小両方別々!

 換気扇もあって、たださすがに寒い、暖房は無いかぁ。


(でも風が入らないだけで、随分違う)


 ……そうだ、この中でBBQすれば!

 って換気扇回していても下手すりゃこのトイレが燃える、

 とりあえずはトイレを使おう、トイレットペーパー完備、予備は……あったあった、予備大事。


(では早速、失礼して……)


 いかに荒野でも、

 外でするのは抵抗あるからね。


<トイレタイム>


 ジャーーー……


「ふう、ウォシュレットは最高だぜ」


 さて、ここ入った瞬間に自動で電灯がついたよな、

 ということはだ、これ長時間静止していれば勝手に消えるんじゃ?

 試してみよう、さすがにここで横になるのは……あっ、おむつ台がある!


(ってさすがに乗れるほど大きくはない)


 耐久重量10kgってあるな、

 腰かけるのも無理っぽいや、

 壊したら修理とかどうするんだろう。


(修理費とかで済むなら良いんだけど)


 さあどう寝ようか、まあ、綺麗は綺麗だし、

 隅で眠れば良いか、今日だけなら……床がキンキンに冷えていやがる、

 予備のトイレットペーパーを枕にして、横になったまま……しばらく待つと!


(あっ、灯りが消えた!!)


 真っ暗だ、

 これなら寝られそう、

 さすがに凍死するほどの寒さでは無い、多分。


「じゃあ、おやすみなさあい……」


 追放初日は、

 こうしてなんとか生き延びたのだった。


(……ZZZzzz……)


『ビーッ! ビーッ! ビーッ!』


 うお、何事だ?!

 見ると室内の赤いランプが点灯、

 起き上がると室内灯がついた、慌てて外へ。


「……音が消えた」


 そして外にも赤ランプが!

 これはアレだ、トイレで寝るなって施設に怒られた!!


「うーーーん、これは、熟睡できないな」


 これだけ音がでかいと眠れねえ、

 でもとりあえずは、ここで夜を明かすしか、ない。


(メニューを探せば倉庫くらいはあるかも知れないが……)


 まあいいや、

 眠って起こされてを繰り返そう、

 警備員とか来ないだろうし……来ないよな?


「ホームレスって、大変なんだなあ……」


============================================


 一方その頃、辺境伯邸では……


「ふふ、クライヴ様、私、幸せです」

「私もです、クライヴさまのことしか考えられません」

「スージー、ケティ、俺に一生ついてくるんだ、全て任せろ」「ええ」「はいっ!」


 ベッドで正妻側室を両脇に抱えるクライヴ、

 窓の外から星空を見ながら言葉を続ける……。


「星になった弟のことはもう二度と思い出すまい、

 これからはこの要塞都市の発展だ、俺が『秘宝』を扱えるようになれば、

 更にここを大きく、いや、それだけじゃない、第二第三の要塞都市を造ってみせる」


 二人を抱き寄せるクライヴ。


「さすがクライヴ、私のクライヴ……」

「今後一生、クライヴさまのご命令しかききませんから」

「そうだな、俺がこれからどんどんこの街を育てていくのを、一番近くで見せてやろう」


 輝かしい未来を想像、いや妄想するクライヴ、

 それに一生ついていくと決めたスージー、ケティ、

 弟の追放初日は終わった、しかし、その先に待っているのは……。

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