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捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
最終章 都市型公園ハルクパークで幸せなスローライフを!

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第40話 公園の定番子供用施設からの添い寝

「クリスタル3000個で出ました児童館!」


 託児所にも出来る子供用施設、

 都市型公園には欠かせないんですよ、

 雨降ったときのある意味、室内公園だからね。


(二階から滑り台が出てる)


 そのまま走ってタコ滑り台まで行けるな、

 まず入ると迎えてくれたオプション設置のアンドロイド二体。


「園長、いらっしゃいませ」

「ハルクパーク児童館へようこそ!」

「あっはい、ええっと『リベラ』さん、『ロベラ』さん」


 もうすでにベテラン保育士なオーラが出ている黒猫ロボ、

 ちゃんと白いエプロンをつけている、ていうか見分けつかないな。


「片方、眼鏡にしましょうか」

「ではクリスタルで」「あっ買うのね」


 オプションで黒眼鏡をロベラさんにっと。


「おっと、子供が寄ってきましたね」

「ガーベラさん、とりあえず視察したいので止めておいて下さい」

「では開館は」「明日オープンですね、また式典でもやろっかな」


 ということで中に入る、

 広く大きな玄関だなあ、

 前世だと大量に靴が脱ぎ捨てられているイメージが。


(しっかり下駄箱もあるが、獣人や魔物には不要だ)


 僕らは使うよ、人間だもの。

 スリッパでまずは受付で記帳、

 無料で使えるかわりにしっかり書かないと、ってこれも獣人は無理か。


「ええっと、相手が相手なので記帳は大目に見てあげてください」

「はい、園長がそう言って下さるのであれば」「書ける方には書いていただく方向で」


 というリベラさんロベラさんに案内される。


(しっぽが機嫌良さそうに揺れてるな~)


 まず最初は広い子供用室内遊戯室、

 うん、やわらかい床のキッズルームだ、

 壁にボルダリングまである、そしてボールプール、楽しそう。


「わあ、これは良いお部屋ですわあ!」

「アイリスちゃん、はしゃがないで」「大きなぬいぐるみですわあああ」

「あっ、黒にゃんこぬいぐるみ」「抱きしめると声が出ますよ」「ランダムで200種類です」


 説明を受けて抱きしめるアイリス姫。


「にゃふ~~愛してるぜぇ~~」

「きゃあああ、わたくしもですわぁあ!」

「ええっと、寝取られ?」「姫、わたくしめも」


 フィーナさんが抱きしめようとしたが離してくれない姫、

 仕方なく? 別のをぎゅううううううっと抱きしめると……!!


「強い強い強い強い、なんか出ちゃうにゃああああ~~~」


 あっ、強弱をちゃんと感じるんだ!

 確かに中身が漏れちゃいそうな強さだったな。


「ええっと、こう言ってますが獣人に斬り裂かれたりは」

「大丈夫ですよ、絶対に破れません」「特殊な素材ですから」

「良かった」「ただ、唯一の心配が」「よくあることなのですが」


 姫が巨大ぬいぐるみを持って来た!


「これ、お持ち帰り致しますわあ!!」


 あーーー、うん、あるねっ!!

 ということで次の部屋へ移動する、

 ちなみに持って帰られても自力で歩いて帰ってくるらしい、なにそれこわい。


「カルチャールームです」

「あっ、大きいテーブル、取り囲む椅子」

「とりあえず折り紙が置いてあります」「肉球で出来るかなあ」


 あとシアタールームなんてのもある、

 子供に教育を施す映像を見せるらしい、

 あーあったね、人気アニメを使った教育ミニ映画とか。


(いやほんと、色々と充実してるなあ)


 とまあとりあえず自動販売機コーナーで落ち着く、

 お菓子いっぱいだな、きのこたけのことかチョコ系多い、

 ジュースも豊富、みんなで食べる、あっ、夕食は済ませてあります、お相撲の後に。


(お代は全部、僕払いですよええ、タッチ式小箱で)


 うかつに閉じちゃいそうになった、

 今それやったらどうなるんだろうか。


「リベラさん、いまこの小箱閉じたら魔物が一斉に公園を襲ってきますか?」

「いえ、遊歩道をぐるりと一周設置しましたよね、それで結界(バリア)になっています」

「あっいいんだ、でもそれだとオークとオーガが」「我々が連れてきた方々は来客登録されていますよ」


 じゃあもう閉じても、

 中に魔物を呼び込んでストップさせるのは出来ないのか。

 という事実を知って二階へ、こっちはベビールームみたいなのもあるな。


「あっ、広い」「宿泊部屋です」

「そっか、泊まれるんだ」「無料です、記帳さえすれば」

「大人も?」「子供が一緒なら」「ふわあ、眠くなってきましたわあ」「ここって、お風呂は」「オプションで」


 設置できるんだ、

 と思ったら姫がさっさと布団へ。


「ハルク様、ご一緒に」「えええ」

「添い寝してくださいませ」「いやいやいや」

「姫が御所望だ、ハルク」「で、でも」「私がハルクを後ろから添い寝してや」「入ります」


 ということで川の字、

 いや小中大と身長が極端に差があるが、

 姫を僕が抱え、その僕を背後でフィーナさんが抱えて寝ることに。


(なんという添い寝だ……)


 覗き込んでくる眼鏡のロベラさん。


「それで開館は明日朝で」

「そうだね、早朝でなくていいよ、無料でお菓子配ろう」

「ではマスコットもお呼びして」「いいね、テープカットで」


 と話が終わると、

 部屋を暗くされてそのまま眠ったのであった。


(この公園、どんどん充実していくなぁ……)


=================================================


 一方その頃、辺境伯邸では……


「クライヴよ、また魔物が騒ぎ出しておる」

「父上、結界魔法が発動しているのでは?」

「弱まっているのかも知れん、アヤッペはいまだ籠って瞑想中だ」


 窓の外では夜にも関わらず飛び立ったドラゴンの姿が。


「きいいいいいいい、乗せて貰えなかったわ!」

「だから逃げるなと言っただろう」「スミッペのメイドが!!」

「半分帰るとか言っておったな、まあ良い、まだ最終便が残っているがお前は残れ」


 続いてクライヴにも目を。


「息子よ、クライヴよ」「なんですか父上」

「たった今より、お前は正式にここの辺境伯だ」

「い、今ですか」「ああ、そして俺は、いや、私達は隠居して、夫婦で……この城塞を、守る」


 決意に満ちた表情だ。


「父上、母上」「私は嫌よ!」「拒否権は無い」

「では父上、私は」「そのうえでだが、いざとなったらドラゴン無しで『秘宝』を拾いに行け」

「そんな無茶な!」「辺境伯の新当主だ、衛兵は必死に護るだろう、命がけでな」「父上、そのために……」


 スージーとケティを見るクライヴ、

 見て頷いてくれると思ったが、ふたりとも不安そうな表情……

 これがこの辺境伯領、最後の当主が誕生した瞬間なのであった。

完結まであと10話(予定)、急いでがんばります!

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