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捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第三章 ついに開園、そしてお客様をお迎えしての経営。

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第32話 新たなお客様誘導からのとっておきのアトラクション

 チュンチュン、チュンチュン……


 例によって毒々しい顎タブの奇怪な鳥、

 その姿に見合わぬさわやかな鳴き声を響かせるハルクパーク、

 朝食を終えたウェアウルフが半分くらい集落へ帰るらしい、様子見だったからね。


「がうがうがうがーう」


 あっ、イザベラさんの同時通訳で!


「良い所なのはわかった、一旦帰って報告し、沢山連れてくる」

「あっはい、ありがとうございます、パンも段ボールにぎっしり詰めて渡しましたが、

 くれぐれも箱や包装を捨てないで下さいね、イザベラさんかベラドンナさんに渡して下さい」


 とまあ例によって誘導係に今回はふたり、

 途中で魔石をしこたま稼いで貰わないといけないのと、

 もうひとつ、重要なミッションを課していましてねえ……


「ではイザベラさんベラドンナさん、どっちがどっちかわかりませんが、

 オークとオーガの誘導もお願いしますね、ウェアウルフさんもそこへの道案内を」

「任せてくれ、それぞれはそんなに害はない、それぞれは」「というと」「互いが仲が悪い」


 うわー、時間差にした方が良かったかな。


「まあいいや、では帰るウェアウルフさん、また」

「ああ、残りたいヤツ、帰れないヤツの面倒を頼む」

「では行って参ります」「何かあればガーベラに通信を入れますね」「はいはい、行ってらっしゃい」


 と帰って行ったウェアウルフさんたち、

 見送り終えてガーベラさんにちょっと疑問を。


「帰れないヤツって何かあったんですか?」

「はい、明け方ですが足湯に立小便したウェアウルフが逮捕されました」

「あー、それは死刑ですね」「園長がそう言うならそうしま」「冗談ですってば」


 急いで取り消さないと、

 ガーベラさんから瞬時にアベランさんに通信が行って、

 下手すりゃ速攻で眉間に風穴を空けられかねない、この世界に銃は卑怯でしょう、魔法も大概だが。


「園長、昨夜のうちにあの二人のおかげで、クリスタルが5000個を超えました」

「うん見た、それで新たなお客さんのために公園遊戯施設と公園スポーツ施設を造ろうと思うんだ」

「アトラクションですか」「うん、丁度、5000個で設置できる面白そうなのがあったからさ、広い場所で」


 ということで移動すると、

 なぜかアイリス姫とフィーナさんまでついてきた。


「何かなさる気配がしましたわあ」

「新たな遊具を造りに行くとベラーノから聞いてな」

「あの爆乳女医がそんなことを」「なんだ、私の胸で良ければ飛び込むか?」


 ていうかガーベラさんたち、

 そんなリアルタイムで管理人同士、

 情報共有しているんだ、これは油断ならないな。


「……小箱を出してっと、あったあった、『ジェットコースター(普)』5000個だ」


 ちなみに(小)が2500個、(大)が10000個だ、

 ついでに観覧車は7500個、なぜか(普)と(大)の間に表示されている。


「普通サイズだと身長129cm~195cm、体重30kg~100kgまで乗車可能か、ええっとフィーナさんって」

「センチメートルとは何だ」「ああっと」「195.6cmの99.8kgですね」「ガーベラさん?!」

「昨日の健康診断のときにベラーノが測定しました」「いやそれ言って良いの?!」「園長特権ですね」


 そんなオーナー特権、いらない。


「ていうか普通なのに一回転するんですね」

「普通は一回転しますよ」「普通とは」「データです」

「あっ、日本の遊園地の」「特別にクリスタル100個で係員も付きます」「オプションかあ」


 サンバイザー付けてるが、

 いつもの黒猫だ、サイズは余計なことはしないでおこう、

 どこのとは言わないが、どこのとは。


「では設置、っと、うわあああでかああああい説明不要!」


 そして入口には……!!


「いらっしゃいませハルクコースターへ、係員のベラレインです」

「じゃあ早速」「わたくし、先頭が良いですわ」「では姫の隣に」

「えっ、大丈夫? ドラゴンから落とされたとき気絶して丸一日、放心してたじゃ」「それはそれですわあ」


 二列目には僕とガーベラさんが乗った、

 テスト乗車だからね、ということでいざジェットコースター、楽しもう!!


==============================================


 一方その頃、辺境伯邸では……


「やはりか、強い魔物がこの城塞都市を取り囲んでいるらしい」

「どうしてなのよ、ハルクが居なくなって、やっかい払いできたのに、きいいいいいい」

「父上、母上、もうじき王都から『アンロック』の魔法を使える大魔導師が」「それとて時間稼ぎは必要だろう」


 息子のクライヴをじーーっと見やる父こと辺境伯当主。


「では父上、退役衛兵を含めて」「お前も戦うのだ」「父上?!」

「それとスージー」「私は確かに攻撃魔法を少しは」「ケティ」「少ししか、回復魔法が」

「よし、三人してこの城塞都市を守れ、当主としての、辺境伯の命令でだ、良いな」「は……はいっ」


 これが自ら引き起こした試練、

 そして破滅の途中だということを、

 クライヴ達は、まだ知らない……。

連日のランクインありがとうございます、

まだの方も作品ブックマークや★評価★をいただければ、

早いうちに一日三話更新になるやも!!

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