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捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第三章 ついに開園、そしてお客様をお迎えしての経営。

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第30話 消防救急からの警察

「公園交番かあ、公園前じゃなく」「公園内ですね」


 消防車庫(母子にゃんこの巣)、

 救急車庫(腹でかにゃんこの巣)、

 ときて隣にパトカー車庫を設置することに。


「これも、お巡りさんが付いてくるんですか」

「はい、お好きなポリスをどうぞ」「ええっと……」

「おすすめはミニスカです」「アンドロイドですよね」「動きやすいんですよ」


 なら仕方ないねっ!


「じゃあお胸は控えめで、そのかわりお尻を……」


 という訳で逮捕しちゃいそうなポリスウーマンを、

 ってこれ設置するともう残りクリスタルさすがに100個切るな、

 仕方ない、またイザベラさんに夜通し稼いで貰おう、あとベラドンナさんにも。


「……よし、出来た!!」


 またもや同じサイズの二階建て、

 ガーベラさんがシャッターを開けてくれると、

 うおパトカー、ちゃんと赤いパトランプだけど良いのか?


(ボディにハルクパーク警察って書いてある)


 いやこういう私的な警備カーって、

 法的にランプは赤じゃ駄目だったんじゃ、

 前世の記憶だと、そういう場合は青いランプだった気がする。


「これいいんですか」

「この公園のオーナーは最高権力者ですから」

「つまり僕の国と」「そういうことになりますね」


 ならいいのか……か?!


「あっ、奥はエレベーターじゃなく地下への階段だ」

「下は牢屋ですよ」「どれどれ……本当だ」「独房もあります」

「尋問はどこで」「取調室は上ですね」「あっ」「小さいですがエレベーターもあります」


 ふたり乗ったら満員だ。


「屋上も行けるんだ」

「公園を見渡すために」

「で、二階ですよね」「所長が居ますよ」


 チーン、と開くと……!!


「ようこそ園長、この公園の治安を担当させて頂きます、アベランです!」

「あっはい、ハルクです、早速ですがウェアウルフが」「ではパトロールに参りましょう」


 外階段を降りるアベランさん、

 うん、お尻でけえ自分でカスタマイズしておいて何だけど!

 降りると姫とフィーナさんがパトカーに興味津々だ、三台目の車だからね。


「うお、回転ジャングルジムで喧嘩してる!」


 イザベラさんは呆れて見上げながら通訳してくれている。


「ここは俺のもんだ!」

「俺の縄張りって決めたんだ!」

「蹴落としてやる」「喉笛噛んでやろうか」


 公園でジャングルジム頂上の奪い合いとか子供かよ。


「おやめなさい、警察よ!」


 おお手帳が、

 顔写真付き、名前は安部蘭(あべらん)ですって。


「うるせえ猫獣人」

「黙らせられるもんなら黙らせてみやがれ」

「では威嚇射撃をします!」「「?!?!」」


 パーン、パーーン!!


「鉄砲アリなのかよっ!!」


 思わず僕が突っ込んでしまいました。


(ウェアウルフも両腕を挙げて、大人しくなったよ!)


 ということで人工芝滑りを紹介したら斜面でバトルし始めるし、

 足湯に案内したら一斉に呑み始めるしで大変だった、のだが……


「おい、あれを」「まさか」「いやしかし」

「あっ皆さん、クルマに興味をお持ちで?!」

「ちがう、神獣だ」「猫神獣さまだ」「一角の猫神様だ!!」


 みんな一角にゃんこにひれ伏してる。


「にゃあ」「「「「「「「ははーーーーーっっ」」」」」」」

「えっ、そういう力関係?!」「まさかそんな神聖な場所だったとは」

「お許し下さい猫神様」「どうか、どうか御慈悲を」「ありがたやありがたや」


 ……まさかの警察よりにゃんこが解決してくれましたとさ。


(まあいいや、後はテントに案内して休んで貰おう)


 クリスタルが溜まったら、

 次はちゃんとした宿泊施設かな。


============================================


 一方その頃、辺境伯邸では……


「番号をハルクが聞いていたかも知れない、と」

「そうだ、ハルカ母様は後継者には口頭で伝える、と」


 辺境伯当主と隠居したその父の会話、

 それを目の前で聞いている次期当主クライヴ。


「父上、しかしながら死人に口無しです」

「そうだな、してしまった事は仕方がない」

「うぬ、では息子よ、孫よ、ワシも領の防衛に加わろう」


 いつ魔物が城塞都市を壊しにかかってもおかしくない状況、

 夜遅くなってもいまだに逃げ続ける領民たち……すでに半数は逃げている、

 しかしながら逃げるに逃げられないような状況の、辺境伯の面々、クライヴも渋い顔だ。


「ねえクライヴ、逃げなくても良いのよね?」

「ああスージー、ここは俺の街だ、そのためにハルクを」

「クライヴさま、もう私達は一蓮托生です」「そうだなケティ、死ぬまで、いや死んでも一緒だ」


 決意を胸にしたクライヴだが、

 それはまだ心の中で『なんとかなる』と思っていたから……

 しかし、無慈悲で残酷な現実は、刻一刻と近づいていたのであった。

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