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捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第三章 ついに開園、そしてお客様をお迎えしての経営。

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第28話 公園管理人からの警告

「楽しいですわああああ」

「姫、あまりはしゃぐと危ないかと」


 グラススキーという名の人工芝の土手、

 畳んだ段ボールを敷いて、はしゃいで滑る姫と巨女、

 いや巨女が乗って更にその上に姫が乗る感じ、そしてお姫様抱っこで再び階段で上へ。


「はい次の段ボールです」「ハルクご苦労」


 下で乗り捨てられた段ボールは、

 後でベラドンナさんがまとめて回収してくれるらしい。


「では姫」「はいフィーナ」


 また滑り降りて行った。


「ええっとガーベラさん」「どうしました?」

「夜のお客さん用に街灯でも付けましょうか」

「そうですね、というか公園内はまんべんなく」


 ということでとりあえず、

 土手を照らす感じで設置していく。


「♪にゃにゃにゃ~~」

「ふにゃふにゃ」「にゃう~~~♪」

「お、おいお前ら!」「皆さんも遊びたいようです」


 子にゃんこも転がって遊んでる、

 はいいが角が危ないっていうの、

 さすがにフィーナさんもちょっと焦ってるな、姫は楽しそう。


「……警告です」「えっガーベラさん」

「怪我人が出る可能性が0.19%です」「現時点で?」

「はい、ふたつ対処して下さい、まずひとつ」「はあ」「ここを地域猫禁止区域にするか、警備員を配置するか」


 ベラドンナさん一人いや一体じゃ足りないのかな、

 猫避けスプレーで済ませる手もあるけど猫ロボを増やすかぁ。


「もうひとつは、事後に備えて」「えっ事故に備えて?」

「……まあそうとも言いますね、救急車を購入しましょう」

「ええっと消防車の他にも」「ええ、公園救急本部の設置です」


 ということで子猫対処&段ボール回収にベラドンナさんを置き、

 消防車庫へと行くと、でかい猫二匹がぎゅうぎゅうに詰まってら。


「ていうか、またハロゲンヒーター近すぎ!」

「ん”に”あ”あ”あ”~~」「ぬ”あ”あ”あ”~~~ご」

「ええっと救急本部は」「初回限定クリスタル100個です」「隣で良いよね」「はい」


 画面で説明を見ると、

 これまた二階建てて一階がシャッター付き救急車ガレージ、

 二階が……医療室?! しかも公園保険医付き、ってこれまた猫アンドロイドだ!


「ガーベラさんこれって」

「付属品ですね、管理人と考えて良いですよ」

「白衣を羽織っている」「顔や体もカスタマイズできますよ」


 あああああ手が滑って爆乳にいいいいい!!!!!


「……よし設定&購入完了!」


 消防本部の横に並べた救急本部、

 建物自体の大きさはほぼ同じ、色はやはり白い。


「開けますね」


 ガラガラガラ……


「うわーお、救急車」

「ちなみに奥に、寝かせた人を運ぶエレベーターが」

「これで上の医務室へ」「直接運べますね」「乗って良いですか」「どうぞ、では一緒に」


 二階へ到着すると、

 爆乳の黒猫お姉様が!!


「はじめまして、ベラーノよ」

「女医! セクシーキャットさん!!」

「急患だけじゃなく健康診断も(うけたまわ)るわ」


 いやはや四体目の公園管理人、

 医者が居てくれるのはありがたい。


「あっ、焦げたにゃんこを見て欲しいのですが、

 ここから離れられないってことは」「無いわよ」


 ということで外階段を一緒に降りて、

 子にゃんこの方へ、じゃれあいながら転がり降りてら。


「おーーーいイエロ」「にゃぁ~~う」


 来た来た、

 舐めるのは痛いからやめて。


「この焦げですが」

「……皮膚はほとんど影響ないですね、この程度なら放っておいて大丈夫です」

「良かったぁ」「にゃう」「おっ、新入りか」「ですわね」「あっフィーナさんアイリスさん」


 ってふたりとも、

 ベラーノさんの胸を見てから僕の顔を見るのはやめてーーー!!


「さーてと、焼く魔物肉の仕込みとか、パンの準備をしーよおっと」

「わたくし、いちごジャムのパンが!」「ふむ、あんぱんを三ついただこうか」

「はいはい、食べ過ぎて夕食が入らないようになるのは、やめてくださいねぇー」


 あっ、調味料自販機も出さなきゃ。


==============================================


 一方その頃、辺境伯邸では……


「行ったか……スミッペ」

「クライヴ、まさかお金持って帰ってこないってことは」

「彼女のメイドが残っている、まあ大丈夫だろう、『アンロック』の魔法かあ」


 早馬の馬車を窓から見送りながら、

 その手があったか、という表情のクライヴ。


「あのクライヴさま、あのスミッペというおばさ、あのお方」

「そうしたケティ、珍しい物言いだな」「本当に信頼できるのでしょうか」

「父上が連れてきたんだ仕方がない」「……クライヴさまが、そうおっしゃられるのであれば」


 スージーがクライヴに甘える。


「まあ外交的な部分はあのお方に任せて、

 私とケティはクライヴと愛し合いましょう?」

「ああそうだな」「クライヴさま、では今のうちに」


 またもや昼間から愛を確かめ合うクライヴとスージーとケティ、

 しかし外では続々と領民が脱出を加速していた……辺境伯家である彼が、彼らが、

 今、本当にすべき事を行っていれば、この後に訪れる悲劇も、少しは軽減できたかも知れない……。

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