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捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第三章 ついに開園、そしてお客様をお迎えしての経営。

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第27話 公園あるあるからの予約が入りました!

「ふう、これで五匹みんな地域猫だ」


 片耳に軽くピッチフォークでカットを入れて、

 これでどうやら、もう小箱を閉じて開けても自由に動けるみたいだ、

 ちょっと罪悪感があるけど猫自身は平気そうだな、ガーベラさんもにこにこしている。


「では登録をしましょう、首輪の購入を」「あるんだ」


 画面を出すと確かに、

 地域猫の首輪クリスタル1個、

 色も選べるのか、お母さんはピンクでっと……


「あれ? 名前を入れてくださいって」

「地域猫ですからね、呼び名は必要です」

「僕が付けても良いの?」「ええ、誰が付けても」


 姫やフィーナさんでもいいのか。


「アイリスさーーーん」


 呼ぶと二階の窓が開く。


「お呼び致しましたか?」

「うん、にゃんこ達に名前を付けるんだけど、何かある?」

「そうですわね」「まずはこのお母さん猫」「ではエルザで!」


 エルザ、っと、

 箱を母猫の首輪に向けて……

 おお、装着された、首輪でけえ、エルザって直書きかよ!


「ありがとう、それで」「後はお任せ致しますわ!」


 メロンパンもきゅもきゅしながら引っ込んじゃった。


「じゃあフィーナさーーーん!」


 入れ替わりで……


「なんだどうした」


 焼きそばパンとマヨネーズソーセージパンの二本喰い巨女きたこれ。


「このもう一頭の、お腹が大きい方のメス猫に名前を」

「そうだな、捨てられた婚約者の名前とかどうだ」「そんな未練あるみたいな」

「嫌か」「……じゃあ似た名前にします」「それより設備が増えているな」「あっはい」


 引っ込んじゃった、

 スージーに似た名前、

 まあ最初のスだけ貰ってスザンヌにしておこう、素敵やん?


(登録っと、首輪の色はパープルね)


 うん行った行った、

 あと子猫は青、赤、黄色でいいか信号機、

 名前もブルー、レッド、イエロにして、あっ最後のばし棒忘れた、まあいいや。


「登録、登録、と……あれっ、イエロどこへ、なんだ砂場か」


 砂を掻いて遊んでいる、

 そして座って、ってこ、これは!!


「そこでおトイレは、らめえええええええええ!!!」


 変な声、出ちゃった。


(公園地域猫あるあるだねっ!!)


 ガーベラさんを見る。


「砂を入れ替えておきますよ、ベラドンナ」「はいっ」

「あと猫避けスプレーを買ってみたら」「えっ? どれどれ、魔石2個」

「二か月は持ちますよ」「ひとかけで?」「いえ毎朝かけますが」「容量ね」


 と、ここでメッセージが!


「ええっとなんだなんだ『公園予約』だって」

「イザベラが手続きをしたのでしょう」「十八名様、うち子供六名」

「入場料はいかがなさいます?」「えっ取るの?!」「入園無料にも出来ますが」「とりあえずはね」


 今夜かあ、

 さあさあ、どんな獣人がやってくるやら……!!!


「あっ、あと猫のトイレは別で造ろう」


==============================================


 一方その頃、辺境伯邸では……


「やはり周囲の魔物がちょっかいをかけてきているようだ」

「父上、民衆が避難しているようですが」「心配な者だけと伝えたのだが」

「秘宝は」「やっておる、ただ……」「時間の問題だったのでは」「そのはずだが」


 廊下からどたどたと足音が!


「たっ、ただいま、たったいま、秘宝の入った箱が空きました!」

「うむ、それで中は」「それが、今度は八ケタの鍵箱が!」「番号は」

「わかりません、しかしその中に箱の音が、おそらくこれが最後かと」「急げ」「ははっ」


 衛兵の報告に顔を曇らせる辺境伯当主。


「……クライヴ、どうする」

「持ちこたえさせましょう、最後のダイヤルさえ開けば」

「うぬ、とりあえず兵士を位置につけさせる、ゴーレムさえ動けば……」


 さすがに心配そうな表情となった辺境伯婦人。


「番号を知っている者は居ないの?」

「ハルカ婆様の頭の中だ、正式な継承の時に口頭で伝えると言っておった、

 五桁の数字であれば、時間をかければどうとでもなると思っていたのだが」


 重苦しい雰囲気の辺境伯邸、

 そこに割って入ったのは意外な人物だった。


「王都に、古代魔法『アンロック』を使える大魔導師がおりますわ」

「本当かスミッペ!」「ただ、ありったけのお金を」「いくらでも出す」

「では用意して下さいませ、王都のドラゴンで呼び寄せますわ」「頼んだ!」


 ここへ来て差し込んだ光、

 しかしそれは絶望へと導くものであることを、

 この場に居る者は、まだ誰一人として、知らない。

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