第23話 消防車が出されている理由からの増えてるううううう!!!
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(ん? なんだなんだ)
両手両足を伸ばして眠った六角堂での朝、
外からさわやかな音楽が流れてきた、なんだろこれ、
出ると街灯からみたいだ、こんな機能あったんだ、でもなんで急に。
「おはようございます園長」
「あっガーベラさん、この曲は」
「開園し管理人が設置されましたから、自動で園内放送を」
そんなシステムが稼働したんだ!
「装置はどこに」「私です」
「あっそっか」「このあとラジオ体操も流せますよ」
「ええっと場所は」「クリスタルで広場を設置してみては」
そんなのできるんだ、
確かに開けているとはいえ荒地だからね、
地形はそこそこデコボコだし、大きめの石に躓いたりもする。
「ごめんなさい、とりあえずトイレへ……ってあれ?!」
多目的トイレの隣、
公園消防施設の一階から消防車が出されている、
なぜだろう、運転テストでもしてるのかな、と車庫の中を覗くと……!!
「にゃあ~」「ふにゃにゃ~」「んにゃぁ~~ごぉ~~~」
あっ、子にゃんこの巣になってる!
足湯用に貸したハロゲンヒーターまで中に入れて、
って近い子にゃんこの白毛が接近し過ぎて焦げてるぞ良いのか?!
「お前、焼けてるぞ」「にゃっ?!」
「このくらいなら平気ってか、ていうか親はどうした」
「ふにゃぁ~~」「んにゃぁ~~」「みにゃぁ~~~~」
帰って来ないのか。
「ええっとガーベラさん」「はい」
「母猫の場所ってわかります?」「イザベラに聞けばわかりますね」
「何やってるの」「ずっと外で狩りを」「一晩中?」「ええ、呼び戻しますか?」
ということで待っている間に、
フィーナさんが二階から降りてきた、
アイリス姫は窓から優雅に缶コーヒー飲みつつ手を振っている。
「おはようハルク殿」
「あっはい、おはようございます」
「では今朝も肉を焼こう」「ありがとうございます、では出しますね」
BBQセットも、
もう一個くらい出すかなあ、
という感じで焼き始めると……
「「「みゃあみゃあみゃあああ~~~!!!」」」
匂いに敏感だなあ、
そしてもうもうとした煙が……
「お待たせ致しました」
「うっわイザベラさん?!」
「母猫でしたら中に入れなくて、周囲をうろうろしております」
あっそうか、
一旦エリアから出ちゃうとそうなるのか。
「じゃあまた呼び込まないと駄目かあ」
「今でしたら解除すればすぐに」「えっとじゃあ煙でおびき寄せて、ってその身体!」
「泥がかなり付着してしまいました」「足湯で全身洗ってきて」「はい、お湯の方が落ちが早いので」
それにしても、
ずっと狩りっ放しということは……!!
「あっ、魔石は」「自動で入っていますよ」「えっ?!」
小箱から画面を出すと……!!
「うわ、ふえてるううううう1000個超えだ!!」
どうしよう、
これ溜めたらあと九日でコンビニが!!
「ハルク殿、呼び寄せるなら今だが」
「あっそうだ、一旦箱を閉じますね」
ということでパコッと……
(来る来る来る来る、来た来た来た来た!!)
結構早めで良いかな、
真上にも気をつけて……えいっ!!
カパッ!!
「よし、にゃんこを見てくる」
「あっちです!」「あっイザベラさん洗いながらありがとう」
進んで行った先には……!!
「ん”に”あ”あ”あ”~~~~」
「み”い”に”ぃあ”あ”あ”あ”あ”ーーー!」
「な、なんで、なんで二匹に冷えてるのおおおおお?!?!」
旦那さん、かな?!
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一方その頃、辺境伯邸では……
「ウウ……まさか、あんなことを、あんな風にされるとは……」
「ふうタバコが美味しいわ、ところでクライヴ」「はいスミッペ、さん」
「あのゴーレム、頂いて良いわね?」「えっ」「実家で分析させていただくわ」
あれは門外不出、
王城にすら持って行かせなかったのだが。
「ち、父上の許可が」
「あら、正妻の言う事ですわよ?」
「し、しかし」「なら今度はもっとハードに」「ひいいいい」
ゴンゴン、ゴンゴン!!
「クライヴ様、クライヴ様」
「おお、助けが来たか、いや違う入れ!」
鎧姿の衛兵だ。
「動きが止まっていたゴーレムが、
さらに崩壊しました、もう以前の半分以下に!」
「何、それは復活しないのか」「ハルカ様であれば」「もう居ないぞ」
やはり『秘宝』が必要か。
「クライヴ」「はいスミッペさん」
「まだ崩れてないのを貰うわね、いいわね」
「でも」「全てが崩れる前に、複製してしまいましょ」「あっ、さすが」「おほほほほ」
名案を思い付いたようなふたり、
しかし、彼ら彼女らはわかっていなかった、
もうすでに、手遅れだったという事実を……。




