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捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 新たに捨てられた姫との公園生活。

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第22話 思わぬ形で二階建てハウスからの良い方は姫に取られる

「設置、っと」


 多目的トイレの隣、

 並ぶように設置したのは『公園消防本部』という施設、

 現れたのは二階建ての建物で一階はシャッター、二階へは横の階段から入れる。


「こちらを押すとシャッターが開きますよ」


 ガーベラさんが操作すると、

 中から真っ赤な消防車が収納されていた、

 それを見て驚くフィーナさん、唖然とした表情だ。


「こ、これは記録にだけ残る遺物、『クルマ』か!」

「よくわかりますね」「馬が引いていないのに勝手に走るという」

「ええっと、僕、操作憶えているかな」「今ですと管理人である私が運転することになるかと」


 ガーベラさん、

 そんなことまでしてくれるんだ。


「ていうか、寒い」

「あくまで車庫ですから冷暖房はありません、一階は」

「えっ、ということは二階は」「鍵はノブから指紋認証ですよ」


 階段でみんなして二階へ、

 まず最初にガーベラさんが扉に手をあてて……


「みなさん認証されますか?」

「あっはい、僕と、他のふたりも」


 僕がノブを握ると緑に光った、

 そして中へ、勝手に電気が、おお、中は畳だしかも広い、

 八畳、いやもっとあるか、そしてエアコンもしっかりある!


(東屋からアパートにステップアップの気分だ!)


 でも風呂トイレ無しだよねっていう、

 あっ、だからトイレの隣にした方が良いってガーベラさんが。


「わあ、これはこれは」

「ふむ、六角堂とやらと同じ匂いだな」

「フィーナさん、認証を」「ああ済まないガーベラ」


 畳の匂いのことか、

 それにしてもこの広さならフィーナさんものびのび寝られる、

 もうあそこまで密着することは無いが……でも、でもフィーナさんと一緒の畳に!!


「これだけ広いと、一緒に眠れますわねフィーナ」

「はい姫様、失礼ながら出入口を守る任務ということで」

「気にしないで良いわ、色々な者も沢山置けるわね」「家具も近いうちに」


 ……あっそうか、

 姫がこっちへ引っ越してきちゃうのかー!!


(まあ、よく考えたら、そりゃそうだ)


 って僕にだって拒否権があるっていうか、

 ここは僕の公園『ハルクパーク』のはずなんだが。


「ガーベラさん確認なんですが」「はい」

「消防本部であるここに泊まるのって」「問題ないですよ」

「で、その権利は」「権利というのであればハルク園長ですよ」


 アイリス姫の方を見ると……!!


「ハルク様」「はい」

「あの六角堂、お返し致しますわ」「はあ」

「それでこちらを」「ええっと」「姫のために頼む」


 深々と頭を下げられる。


「フィーナさん……」

「私なら何でもするから、何でもだ」

「何でもって」「ハルクのために何でもする、だから」


 ええい、もういいや。


「わかりました、ではここを姫に」

「ありがとうございますですわあ!!」

「では姫、今夜から一緒に」「ええ、一緒ですわ」


 ……駄目だ、

 これ以上は何も言えない。


「ハルクさん」

「はいガーベラさん」

「三体目は添い寝係にしますか?!」「いや、いいや」


 だからそういう性癖は……そういえば!


「ところでガーベラさんは今夜、どこで眠るんですか」

「基本的には管理棟ですね」「あのプレハブの?!」「あそこしか」

「寒いですよ」「凍らなければ」「ハロゲンヒーター要ります?」「無いよりは、ありがとうございます」


 これで六角堂は取り戻せた、

 が、姫に良い方を取られてしまった訳で、

 でもまあ……しかし……うん、フィーナさんを六角堂に呼ぶ勇気は、僕には、無い。


(って、昨夜のアレで魅了されちゃってるな、巨女に)


 まあいいや、

 今夜は両手両足を伸ばして寝ようっと。


===============================================


 一方その頃、辺境伯邸では……


「いやそのスミッペ、眠る前の相談では無かったのか」

「ええそうよ、男と女の、ベッドでの相談よ、おほほほほ」

「いやこれ相談では無いだろう」「身体と身体の相談ですわ!!」


 なぜか襲われていたクライヴ。


「そ、それで何の相談なんだ!!」

「わたくしめを、正妻に……侯爵家の出ですから当然ですわよね?!」

「しかし俺にはすでにスージーが!」「ではこう致しましょう、ワタクシが第一正妻ですわ?」


 なぜか恐ろしい力でクライヴを抑えつけるスミッペ!


「うわ、わっ、わわっ!!」

「さあ、朝にはすっかり逆らえなくしてさしあげますわ、おほほほほ」

「スージー、ケティ、誰か、たっ、たすけてえええぇぇぇえええ!!!!!」


 しかしクライヴは知らなかった、

 これでもまだ、これから先に比べれば、

 比較的マシ、いや、平和な方だったと……。

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