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捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
後日談 ハルクパークに国王陛下がやってきた!

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205/218

第180話 牧場やらトレセンやらからの競馬場で会いましょう

「あれ? これって厩舎ですよねガーベラさん」

「これは競馬場付属のもので、当日レースに出走するためのものです」

「あっじゃあ」「トレーニングセンターを設置すれば、競走の無い日の馬が過ごす厩舎エリアも」


 ここは黒猫城ランドの更に先、

 でっかく『推理とロマンのハルクけいば』と看板のあった新設の競馬場、

 芝コースにダートコースに障害コースは襷障害まで、なんとなく前世の記憶的にワクワクした。


(8階建てのスタンドがこれまた豪華でねえ……)


 今はそんなことはいいや、

 ちなみに馬券購入は例の身分証明カードでのみ、

 だから住民か冒険者でないと賭けられないのですよ!


(まあ観てるだけでも楽しいけどね)


 前世でも東京競馬場の4コーナー前芝生で、

 ワンカップ飲みながら寝転がって観戦してる半裸の爺さんとかいたな、

 こっちの世界だとオークとかオーガとかかな、うん、幸せそうな絵面だ。


(その背後の公園で遊ぶ児童たち、までがセットです!)


 この競馬場が目指す所はそこだ!

 いや、そんなことはどうでもいい、その競馬場裏手、

 すでに更地にされている広大な場所だ、そこでちょっと待って居る。


(ちなみに姫とフィーナさんは途中の黒猫城に捨ててきた!)


 あんまりな言い方だなオイ、

 実際は陛下一家や宰相一家、あとアイリスの叔父さん一家だっけ、

 が黒猫城で1日遊ぶので、それのお付き合い、という建前だけれども……


「ガーベラさん、アイリスは単に遊びたいだけですよねアレ」

「陛下や宰相閣下のお子さん達とも、もうすぐお別れでしょうから名残惜しいのでしょう」

「嫌ですよ一応は正妻のアイリス姫まで寝取られるの」「相手は子供ですよ」「アイリス姫もね」


 改めて、この世界では15歳からが大人です。


「その時は私を、いえ我々を好きにお使い下さい」

「寝取られてショックで、ねえ」「いくらでもお慰めしますよ」

「姫はともかくフィーナさんに捨てられたら、まあ、考えるかな」


 ちゃんと主要黒猫獣人アンドロイドにはそういう機能を付けている。


「我々は園長のための存在ですから」

「まあ機能を使うかどうかは別にして、胸を借りて泣くくらいはするかな」

「大丈夫です、最終的に『悔しいっ、でも感じちゃうっ ビクンビクン』てなるかと」


 それ女性の言う台詞じゃ、

 などとくっそ下らない話をしているうちに、

 きたきたきた、エンシェントドラゴンとベラミロードさんだ。


(ドラールたちは背中に、ベラミロードは両腕に抱えて馬を連れて来た)


 ていうか雑に乗せてるなあ、

 何頭かぽろっと落ちているぞ、

 そして僕らの前へぼとぼとと、うん、六本足だ。


「ガーベラさん、これが」

「種類的には『アンエクストラホース』という馬です」

「特徴は」「丈夫です、さすがにドラゴン相手には勝てませんが、あと操縦は非常に難しいですが競走馬向きです」


 ていうか落ちた馬が遠くでひっくり返っているぞ。


「ドラミンさん、治癒してあげて」

「シカタナイワネ」「他のやばげな馬も」

「死にはしませんよ、足の1本や2本折れても」「競争馬には致命的なんじゃ」「6本足ですから」「あっそうか」


 あと異世界だし。

 ちなみにホーリードラゴンのドラミンは、

 僕らをここへ運ぶために来ています、鉄道まだここまでは開通していないので。


(早速、治癒魔法をかけてあげているうえに馬体も起こしてあげている)


 あとでチュルチュルゼリー多めにあげなきゃ。


「園長、そろそろ」

「うん、馬が揃えばトレセン設置できるんだよね」

「牧場もです、18頭以上で」「それじゃあまあ秘宝で……よしっ」


 魔石《クリスタル》結構持って行かれるなあ、

 これじゃあ3棟目のタワマンも巨大ロボ型黒猫獣人の2体目も、

 買えなくなっちゃうな、まあいいや時間とともに溜まってまた買えるようになるでしょ。


「あったあった『競走馬トレーニングセンター』あと『繁殖・育成牧場』更に『馬の温泉』まではまだいいか」

「では2つ同時に」「ずっとトレセンに閉じ込めておくの可哀想だし、って競馬っていつ開催できるようになるの」

「騎手と頭数が揃えばですね、フルゲートが芝18頭ダート・障害16頭ですが競走成立が5頭からでレース数は最高で1日12レースまでですが下限は特に」


 かといってこれだけの施設で5頭立て1レースで終わりは寂しいよね、

 陛下が帰る時のイベントならまだわからないでもないけど、あと騎手も買わなきゃ、

 もちろん黒猫獣人AIアンドロイド、名前はお任せで20体くらいで良いかな嫌な予感もするけど。


「じゃあトレセンと牧場、あっ従業員の黒猫もセットでついている」

「厩務員もですね、前世の競馬が再現できますよ」「六本足だけれども!」

「急いで仕上げれば結婚式の日に競馬場を正式オープンできるかと」「じゃあ購入っと」


 うん、あっという間に出現した、

 そして建物からわらわら出てきた黒猫獣人AIアンドロイドのみんな、

 多いなあ、頑張って馬を仕上げて貰って、そしていつか、目標は結婚式の日に……競馬場で、会いましょう!!

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