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捨てられ貴族の公園造り ~婚約者もメイドも寝取られ危険な荒野に追放された僕は、前世を閉じ込めた箱を開けて未来型都市公園で暮らします~ ざまぁもあるし地域猫もいるよ!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家
第二章 新たに捨てられた姫との公園生活。

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第16話 猟犬状態からのお前まさかそれ……

「よしハルク、次はあそこの六体だ」

「イエスマム!」「それが終われば上空だ」


 雨上がり、フィーナさんに指示され、

 的確に動けない魔物を次々と倒し続ける、

 うん、まさに二馬力だ、いや猟犬と飼い主かな。


(だって、フィーナさん剣とか持ってないんだもん)


 ピッチフォークに興味を持ったフィーナさんが敵を突き刺した、

 しかし普通に少しグサリと行くだけで、僕のように魔物を裂いたりしない、

 どうやらこれは僕専用の武器みたいで、いやむしろ異世界人用か、でやはり僕がサクサクやる。


(で、もうひとつのスコップを貸してみたんですよ)


 ひょっとしたらこっちなら、

 と思ったがやはり敵は倒せない、

 まあ豪快に叩いては見せてくれたけど、ってそっちかよ。


(突くと思ったら頭をバコンだもんな)


 代わりに僕がやったらそこそこ裂けた、

 ただ生きた魔物の身体を掘るのは結構グロくて、

 なのでフィーナさんに地面に穴を掘らせたんですよ、硬くて通らねえ。


(だから魔石を掘り当てられる予感がしない)


 といった経緯の結果、

 フィーナさんは僕への指示係となり、

 僕は言われた順番通りに魔物を裂いていくという。


「これでいくつだ」

「なんとか162個です、先にお風呂を出しますか」

「屋敷は」「風呂付高級管理棟だと5000個、あの六角堂だけだと500個です」


 何か考え込んでいる。


「えっと、どうしました」

「六角なのに500か、600ではなく」「えっそっち?!」

「風呂はいくらだ」「お湯のみ浅めで50個、温泉深めで100個ですが、あくまで足湯です」


 姫なら横になればいけるかな、

 フィーナさんの巨体だと、どうだろ、

 ハマって抜けられなくなったら助けられないや。


「両方出せるな、姫は風呂好きだ」

「はあ、フィーナさんは」「姫好きだ」

「えっ、そういう関係」「従者としてだ、勘違いするな」


 この巨女、

 ちょっとポンコツ入ってないか? 気のせい??


「同じペースなら今日で500個、六角堂がもう一個買えますが」

「私の分は最後で良い」「はあ」「あのタコの建物で寝る」「寒いですが」

「雪山の訓練で慣れている」「そんなことまで」「姫が生きている限り、私は死なん」


 まあ僕も汗臭いし、

 先にお風呂を出しちゃおうかな。


「えっと、足湯は」「姫の寝床の傍で」

「わかりました、では六角堂のすぐ近くで」

「湯と温泉を並べてくれ」「はいはい、では行きましょ」


 魔物の肉をしっかり回収してっと、

 小箱から画面を出して発注、150個消費しちゃった、

 フィーナさんは六角堂に入っちゃた、その間に設置……おおっお湯だ!


「うん、42度かな、丁度良い感じ」


 続いて温泉……硫黄の匂いだ!!


「これ六角堂に匂いが入っちゃわないか?

 まあいいや、って熱い、これ44度くらいじゃないか?!

 ていうかどっちも長いな、足湯だから並んで浸かるためか」


 いやこの温泉、

 糖尿病で感覚麻痺しているお爺ちゃん用の熱さだ、

 足だけならなんとか、ってあちちちち、せっかく深いのに僕は浸かれないや。


(あっ、フィーナさんが出てきた)


 足湯をまじまじ見ている。


「よし、風呂に入れる、昼食の用意を頼む」

「あっはい」「あとタオルもだ、綺麗なのをな」

「ええっと自販機は魔石120個なのであと」「なんだ、なら温泉を後にすれば良かったではないか」


 いやフィーナさんが指示したんでしょう、

 まったくもう……そもそも言う事を聞く必要があるのか、

 なんてことを考える程、僕は酷い男じゃないぞ、いくら無能でも。


「じゃあ肉を後にして狩りを」「肉が先だ」

「わかりました、外で焼くので待っててください」


 タコ滑り台の下からBBQセットを出して、っと、

 そして魔物肉を焼く焼く、じゅうじゅう焼き終わったら、

 紙皿に乗せて六角堂へ、姫はまだ夢うつつといった感じか。


(相変わらずフィーナさんは膝立ち、大変そうだ)


 あっそうだ、この間に。


「ええっと、また魔物を呼び込みます、

 おそらく雨上がりで敵が増えます、でも引きつけます、

 ですから六角堂からは出ないで下さいね」「わかった」


 雨戸までは良いよね?

 さあ、小箱を閉めてっと……

 魔物肉を焼いた煙のおかげか、四方八方真上からいっぱい来る!!


(もうちょっと待って、上にも気をつけて……よし、今だ!!)


 うん、良い感じで魔物をストップさせた、

 ただ、やはりこれだと魔石は行って200個コースかな、

 自販機を買ったら今夜中に二つ目の六角堂は間に合わない。


「……あれ? あそこに居るのって」


 ふと遠くを見たら視界に入った白いモフモフ、

 僕は六角堂に『魔物は止まりました』とだけ告げ、

 急いでその一角動物の元へと、えっ、えええええ?!?!


「お前、まさかそれ……」

「「「みゃあみゃあみゃあ」」」


 一角にゃんこが、

 口に三匹の赤ちゃん一角にゃんこを咥えていた!!


「子持ちだったのかーーー!!!」


 だからか、

 口に肉を蓄えて戻って行ったのは!!


「ていうか、なぜ持って来た」

「ん”な”あ”あ”あ”~~~~~お……」


==============================================


 一方その頃、辺境伯邸では……


「良い買い物だったな」

「ええクライヴ、ベビー服も見られて良かったわ」

「子供はどのくらい欲しい」「最低でも三人は」「まあそうだな」


 クライヴといちゃつくスージー、

 その反対側ではケティも身を寄り添う。


「クライヴさま、では私の子供も含めて六人で」

「任せろ任せろ、間違っても無能な子にはさせんぞ」

「まあ、誰のことかしらね」「忘れましたわ」「そうだな、忘れた忘れた」


 余裕の三人であったが、

 その忘れたはずの無能な弟に、

 近い将来、泣きつくことを今はまだ、知らない。

 

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