第一章 登場人物まとめ
第一章 登場人物まとめ
【ハルク=ウィリアヒル】十五歳 主人公
ウィリパテル辺境伯次男、
要塞都市のような辺境伯領に生まれ育ったが、
剣術も魔法も商才も駄目で実は家族に見放されていた。
そんな彼、唯一の味方となっていた曾祖母が亡くなり、
魔物の救う『禁忌の荒れ地』へ追放処分、事実上の処刑となり、
婚約者もお付きメイドも兄に寝取られ、ドラゴンで捨てられる。
もうおしまいだ、そう思った瞬間に手元に謎の小箱が出現、
地面追突直前に開けると周囲も自分も時間停止のような状況になり、
箱の中から自分の前世『緑園春暮』を思い出し、命も助かる。
【クライヴ=ウィリアヒル】十八歳 主人公の兄
ウィリパテル辺境伯長男、
次期当主で無能な弟を心の中でずっと蔑んでいた、
その原因のひとつに弟は実は腹違い、というのもある。
曾祖母が城塞都市の生命である『秘宝』の後継者に弟を指名したことから、
自分が継ぐはずの城塞都市を奪われると思い、ならば先に奪ってしまえとばかりに、
弟の婚約者と側室予定のお付きメイドを奪って我が物にしてから荒野へと追放した。
居なくなった弟を『始めたから居なかった』ものとし、
婚約パーティーを開いたり奪った正妻側室とお楽しみをしているが、
手に入れたはずの思うがままの、夢のような日々が実際には来ない事をまだ、知らない。
【スージー】
ハルクの(元)婚約者。
辺境伯家の次男と結婚するため嫁いできたものの、
ハルクには会わされず兄のクライヴに洗脳されて裏切った。
本人としても次男でまったくの無能なハルクより、
将来ある辺境伯跡継ぎの正妻になった方がという考えがあり、
ハルクを捨てる事に迷いも躊躇もなく、今やクライヴしか目に入っていない。
【ケティ】
ハルクの(元)お付きメイド。
本来ならハルクを生涯支え側室にもなる予定だったが、
全てを奪ってやりたい兄クライヴにより洗脳され裏切った。
メイドという立場ではあるものの、
抵抗したりハルクに危機を報告したりできたのに、
それをやらなかったのはやはり兄の方が優秀有能有望だと思ったからである。
【ハルカ】
ハルクの曾祖母で秘宝の持ち主
城塞都市を自由に支配できるその秘宝の所有権を、
ハルクに譲るつもりでそれまではと厳重なダイヤル鍵の箱へ仕舞っていた。
実は異世界人『冨田陽歌』であり、
幼いハルクに子守唄として日本のCMソングを歌っていた、
しかし出身名古屋のローカルCMが多めのためハルクが前世を思い出してもわからない曲が多かった。
城塞都市作りは『極力、前世の技術は使いたくない』という想いから、
かなり限定した使い方をしていたものの、後継者のハルクにそれを強いるつもりはなく、
むしろリセットして好きに使って良いと言うメッセージを秘宝の中に残して逝った。
【ステファトフ】
ハルカの息子にしてハルクの祖父、
秘宝についてある程度の情報は知っており、
後継者たるハルクを追放したことによるリスクを心配していた。
だが『ハルクは死んだ』と聞かされたことにより、
後継者が居なくなった以上、秘宝の所有権はフリーになったと思い込み、
安堵したようだが実際には……という状況である。
【イアン】
ハルクのいとこ(父の甥っ子)で、
荒野追放(処刑)によりハルクが居なくなることで、
代わりにクライヴに何かあったときの第二後継者となった。
【リリア】
ハルクの姉、すでに嫁いでおり、
クライヴとイアンの両方に何かあった場合は、
夫が第三の後継者となったようである。
【フィーナ】
王都の北、ルターベルグア公爵家より罪人として追放された、
若き『姫』お付きの女衛兵で美しい巨女、姫を最後の一瞬まで守ると近い、
荒野へ一緒に処分されようとしているのだが、その話は第二章にて。
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必要があれば追加します、
父、母、執事など名前がまだ出ていないのも居ますが、
それはまあ、とりあえず省略で……次は第一章のストーリーおさらいを、ざっと。




