- 頼れる?仲間が増えました -
ヘックション!
俺は昨日、ユカに部屋を追い出された。俺がお金を払ったのに、追い出された。
そして扉の外で震えながら一晩中過ごした。酷い、酷すぎる!ガチャッ!
そんなことを考えていたら突然扉が開いた。
「おはようございます、ソウジ♪」
追い出したことを全く悪気は無いと言わんばかりの笑顔だった。
「あ、ああ、おはようユカ。」
こうしてこの世界2日目の朝が始まりました。
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「なあ、ユカ。俺たち二人だけだとやっぱりいつか限界がくると思うんだ。だから、今日は仲間を探してみないか?」
「う~ん、そうですね。昨日も二人だから迷ったあとすぐに帰れなかったですしね。」
「なら、とりあえず館に行くか。」
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「ん、これでよしっと。出来たぞ。」
今俺は掲示板にポスターを貼っていた。もちろん仲間募集のだ。
「これでくると良いですね。」
「ああ、(美少女が)来るといいな」
一時間後ーーーーーー
「あの」
後ろから突然声をかけられた、凄くボソッと。
「はい、あ!パーティーに入ってくれるんですか?」
「ええ、募集を見てきました。(ボソッ)」
蒼い色の髪に整った顔、種族は武士か?これだけなら文句は無かっただろう。しかし、彼女の目を見ると凄く虚ろな目でどこか遠くを見ているような感じだったのだ。そして、その目の奥に何かあるようなきがした。しかし、この時はまだ知るよしもなかった。また一人ダメ系な人が来たと。
「ありがとうございます、よろしくお願いします。あっ、ソウジと言います。種族は冒険者です。」
「よろしく、マイトです。(ボソッ)」
この時は知らなかった、このマイトという名前の意味を。
(?何でこんなにボソッと喋るんだ?)
「よし、なら今日はクエストでお互いの力を見せ合おうか。」
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「そっちに行ったぞ、ユカ頼む!」
「了解です、はぁー!」
今俺たちはアクリードの街近くの森に来ている、コボルド討伐というどの世界でも有名な雑魚モンスターのクエストで力を見せ合おうということになったからだ。
「今の所順調だな、マイトは剣の技術凄いね。」
「ありがとう(ボソッ)」
「あっ、そうだ。マイトは剣以外で特技ってあるのか?」
「知りたいなら見せてあげる。」
そう言って出したのは、そうダイナマイト。ああ、名前の意味分かった。
ドカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!
静まり返る俺とユカそして森
「特技はダイナマイト、趣味はダイナマイト、名前の由来もダイナマイト。」
そう、頼れる?新しい仲間はダイナマイト大好きの爆発狂だった。
(ああ、また凄いのが仲間になりやがった。)
こんにちは、今回から爆発大好きマイトが登場です。パーティーメンバーを改めて思い出すと、幸運だけの冒険者ソウジ。不運過ぎる残念系美少女ユカ。そして、ダイナマイト大好きの爆発狂マイト。大変そうだなあ。まあ、これからもこんな感じで個性的な美少女を登場させていくと思うので、その個性に注目です。