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- とりあえず、安定した生活をください -

ログアウト不可能の事実を知ってから3時間後ーーーーー


「はぁー、おかしいだろ。···いや!今は絶望してる場合じゃない、とにかく宿を探さないと、いやーその前に金がないー。クエストか··って武器もねー!どうしよう!」


困り果てた俺の前に一人のかわいい女の子を見つけた。肩まで伸びるきれいな黒髪、大人しそうな雰囲気で非常にかわいい女の子だった。

あの戸惑った感じは、初心者か?(俺もだけど)これはハーレム生活スタートの第一歩か!?そう感じた俺はとりあえず話しかけてみた。


「こんにちは、あのーもしかして君、始めたばかりかな?」


そう話しかけるとこっちの様子を伺いながらその子は答えてくれた。


「はい。その、貴方も見ましたか?このメッセージ」


そう言ってメッセージを見せてくる、俺が見たメッセージと同じくログアウト不可能と書かれている。


「ああ、見たよ。俺も初めはビックリしたけど、でもこうなってしまったらもうこの世界で生きることを考えてやれることをやらないと。だから、君が良いなら俺と一緒に行かないか?」


その提案に迷うような表情をしたものの笑顔で言ってくれた

「うん、わかった。私はユカ、種族は魔法使いなの。宜しくね♪」


「俺はソウジ、種族はえっと冒険者です。」


名乗っている途中で種族が冒険者であることを思いだし、またいやになった。


「とりあえずお金が無かったら宿に行けないから、手軽なクエストにでも行こうか?」


「分かりました。」


「う~ん、あっこれなんかどうだ?採取クエスト、武器も装備も拾えるそうだぜ。今は武器も装備も無いからな、順番的にはこれだな。いいか?」


「はい、そうですね。では、行きましょう♪」

十時間後ーーーーーーーーーー

「あのさ、武器も装備もゲット出来たのは良いけどさ、何でこんなに難しい迷路になってんだよ!」


どうしてこうなったんだ?最初は迷路何て無かったし、順調だったろ。そうだ!あれは、クエスト開始から10分後のことだった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「おっまた宝箱だ!簡単なクエストでこんなに稼げて武器も装備もゲットかぁー、良いクエストなぁ。」


そう、まだクエスト開始から10分後というのにお金は10万エクス稼げた。(ちなみにエクスというのはこの世界でのお金の単位だ。)10万エクスもあればとりあえず1週間は宿に泊まれるらしい。そして俺は普通のロングソードに、革装備を手に入れた。ユカはいかにも魔法使いといった杖と魔法使いのマントを手に入れた。


「そうですね、いい感じで終われそうですね。あまり強いモンスターも出ないですし、このまま終わるといいですけど。」


ユカが言った一言のフラグのような言葉、これがいけなかった。

ドスン!!!!響き渡る大きな足音


「ええっと、ユカさん。そういうセリフはいっちゃダメって決まってるんだ。」


飛びきりの笑顔でそう教えてあげた俺は後ろを振り替えることすら惜しく、猛スピードでダッシュした。

そして·····迷いました

ーーーーーーーーーー現在

「どうしよう、このままじゃ野宿に、」


「嫌ですよ、野宿なんて。諦めずに頑張って出口を探しましょう。」


う~ん、そうは言ってもなぁー。あっ、そうだ。俺は運だけは良かったんだ。こうなりゃ運任せだ。

覚悟を決め、近くに落ちていた枝を立てて倒れた方向に行くことにした。

幸運パラメーターが高いならこれで帰れるだろ。

と、思っていたその時持っていた枝が動いた。


「ん、何だ?」


そう、枝だと思っていたらモンスターだった。

おいっ、幸運パラメーターどうしたよ?


「逃げるぞーーー!」


「キャアーーーーー」


そんなことの繰り返しでやっと帰ってこれた。

そして俺は気になっていたことを調べてみた。


「あのさ、ユカ。君のクラスカード見せてくれないか?」


「?いいですけど、はい」


そして渡されたカードを見ると恐ろしいほどに高い不運パラメーターが書かれていました。

こんにちは、和泉カネサダです。やっと初クエスト、やっとタイトル通りにろくでもない感じがすこしでました。これからこの主人公はいったいどんな不運にあうのか?それとも自分の幸運が勝つのか?

そして、ゲームとしての最終目標である魔王軍討伐、そして自分自身の最終目標であるハーレム&和風の屋敷は手に入るのか?そこに注目して見てください。これからも応援お願いします♪

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