1/2
①
初めて執筆させていただきます。よろしくお願いします。
グチャッグチャッ……
音が聞こえる。
グチャッグチャッグチャッ……
昼間でも薄暗い裏道のはし、人の後ろ姿がみえる。
グチャッグチャッグチャッグチャ………
しばらくみていると、何かが転がってくる。
人間の足だった。
それだけではない。周りを見渡すと、人間の腕。胴体。頭。
奴は人間をバラバラにしていた。
ヒッ!
思わず声を上げてしまう。
奴が振り向く。ゆっくり振り向いた奴の目は顔の半分以上を占めるほど大きく、赤くギラギラと光っていた。
殺される!と目を閉じてしまうが、何も起きない。
あれ?と目を開けると、そこには奴も、人間の死体も何もかも無くなっていた。
足元から奇妙な音がする。
下をみると、黒いミニカーが足の周りをゆっくり走っていた。
「ご迷惑をおかけしました。」
あれは夢だったのだろうか。
次から本編を書かせていただきます。
どなたか読んでいただけると幸いです。