ストーカーにビキニ買わせないで!
ある日プールで泳ぎたくなった俺は、ブログにその旨を書く。
タイトル:『明日はプール行ってきます』
本文:10時くらいに市民プールで。可愛い水着の女の子ナンパとかしようかな(笑)
しばらくして彼女がコメントを残す。
コメント:プールいいですね!
ところでブログ主さんは、どんな水着が好きですか?
俺はそれにこう返信した。露出が高いのと。
すると隣の部屋のドアが開く。どうやら彼女はお出かけをするらしい。
体が自然と彼女の後をつける。
そして辿り着いたのは駅前のデパート。
彼女は顔を赤くしながら、スクールではない水着売り場へと向かった。
予想通り、俺の好みの水着を買うつもりらしい。
「……! ……」
水着売り場で顔を沸騰させる彼女。
マイクロビキニやスリングショット等、露出の高い水着のモデルを見てはくねくねと悶えています。
うーん、いいね。
しばらくして勇気を出してマイクロビキニを手に試着室へ彼女が入って行く。
早く彼女のビキニ姿が見たい! と女性用水着売り場ではぁはぁしながら待ち構えていると、彼女が姿を現した。
水着に着替えておらず、ものすごく残念そうな表情だ。
露出の高い水着を着たことで自分の貧相なスタイルに絶望してしまったのかと思ったがそうでもないらしく、似たようなタイプの水着を取って来ては試着室へ入り、がっかりしながら出てくるの繰り返し。
ここで彼女が直面している問題点に俺は気づく。
サイズがないのだ。露出し甲斐のない彼女のロリボデーにあったマイクロビキニやスリングショットなんてここには売っていないのである。
結局彼女はがっかりしながら、セパレートタイプの水着を購入。さらしみたいなアレだ。
うーん、残念だな。セパレートも嫌いじゃないが、男としてはやはり露出がもっと高いのを着て欲しかった……
はっ、よく考えたらプールには他の男もいるじゃないか。
彼女が露出の高い水着を着て行ったら、ビッチだと思われて強引にナンパとかされちゃうかもしれないじゃないか。
そうだよこれでいいんだよ、露出が少な目で他の男の注目を集めない、それでいいんだ。
彼女は俺だけの視線を集めていればいいんだ。
水着の購入を終えて俺と彼女はアパートへ戻る。
俺はすぐにブログのコメントを更新する。
コメント:露出が高めなのもいいですけど、セパレートみたいな水着も大好きですね。
彼女へのフォローも忘れない忘れない。
そして今回は遅刻しないように、目覚まし時計を3つもセットして、夜更かしせずに眠るのだった。




