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『遠風 Ⅲ ─戦場への軌跡』

作者:骨の和
故郷を出て、風走り隊へ入隊した遠風。
そこで学んだのは、強さではなく、生き残るための判断だった。
走らず、無駄に距離を詰めず、
弓で敵を制し、近づかれた時だけ槍に切り替える。
速さを誇る隊の中で、遠風は常に一拍遅いように見えた。
だが実戦では、その判断だけが、なぜか残り続けた。
分隊行動の中で、遠風は次第に浮いていく。
連携は正しい。命令も正しい。
それでも、一人で動いた時にしか届かない場所があることを、
遠風は否応なく理解してしまう。
やがて遠風は、
偵察や攪乱といった単独行動を任される存在となる。
それは栄誉でも罰でもなく、
ただ「そういう役割」だった。
ある日、進軍する敵軍の情報がもたらされる。
その旗と編成は、遠風の記憶と一致していた。
かつて、故郷を焼いた軍だった。
怒りはある。恨みも消えていない。
だが遠風は、それを口にしない。
弓を整え、槍を確かめ、進む道を選ぶ。
走らない。
ただ、止められるかどうかを量る。
そうして遠風は、
まだ戦っていない戦場へ向かう。
この物語は、その軌跡を描く。
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