3.
「ラグアンチ国の奴ら!よくも先の戦争でクルタ軍を負かしてくれたな!クルタ国とは交友関係にあったんだぞ!この戦争はその報いだ!!!」
グルドフがそう言葉を放ち終わると、アンシェル国の軍が武器を手にガンたちに突撃してくる。
「怯むな!撃てー!!!」
ガンがそう叫んで銃を敵の軍に放つ。仲間たちもそれを見て次々に銃を放っていく。
そこへ、甲冑に身を包んでいる兵士たちが槍を片手にガンたちに攻め込んでくる。
「お前たちが負ければこの戦争は無かったんだ!」
「これはお前たちが引き起こした戦争だ!」
「報いを受けろ!ラグアンチの者ども!」
甲冑を着た兵士たちが口々にそう叫びながら、ガンたちに攻撃をしてくる。
「ひ……怯むなー!みんなを守り切れー!!!」
ガンが仲間にそう声を上げる。
敵の軍が発している言葉に一部の仲間たちは「自分たちのせいで……」という想いが芽生えているのか、思い切り戦うことが出来ない状況になっている。
「奴らの言葉に耳を貸すな!絶対にここから先には行かせるな!!」
ガンが戦いに怯んでいる仲間にそう声を上げる。
敵の軍は怯んでいる者から次々に槍や銃を打ち込んでいく。
敵がガンたちに負い目を感じさせるためにいろいろな言葉を投げかけてくる。
それでも、ガンの言葉で必死に戦い、これ以上ここから先に行かせまいと必死で敵を食い止める。
銃の発砲音、槍と剣が交じり合う音が響く……。
そんな時だった。
――――ポツッ……ポツッ……サァァァァァ……。
突然黒い雲が出て来て、雨が降ってくる。その雨は次第に強くなっていき、風も出てくる。
「……嵐の予感がしますね」
グルドフの隣で戦闘の指示を出しているファンが天候を見てそう声を出す。
「まだ大丈夫だろ」
雨に忌々しく感じながらグルドフがそう声を出す。
しかし、雨はどんどん強まり、やがて風は荒れるように吹き始める。
「……一旦引くぞ!」
グルドフがこの天候では戦闘機が被害に遭う可能性があると感じて、そう声を発する。そして、グルドフが率いるアンシェル国の軍は一旦その場を撤退した。
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「……大丈夫か?」




