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光を求める鳥 〜戦争の悲劇〜  作者: 華ノ月


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21.


 カルマが息を切らしながら、一人の兵士の足をしっかりと掴む。


「鬱陶しい坊主だな」


 兵士がそう言って持っていた銃をカルマに向ける。


 そして――――。



 ――――パァァァァァァァァァン………………。



 兵士の放った銃の弾がカルマの頭を撃ち抜く。


「アホな坊主だったな」


 兵士がそう言ってこと切れたカルマの頭を踏みにじり、建物の中へ入っていく。


「……え?」


 兵士が建物の中に入ったものの、誰もいないことに不思議な顔をする。そして、その建物の中にあったものを持っていた銃で破壊していく。その中でも、ひときわ大きかった本棚に何度も銃を打ち込み、本棚は大きな音を立てて崩れていく。


 二人組の兵士の男はあらかたその建物の中を破壊すると、その場を去って行った。




***


「アルト!カルマがいないわ!!」


「え?!」


 レインがそう声を発してアルトが地下にいる人たちの顔をざっと見る。しかし、確かにカルマの姿がない。


「一体、どこに……」


 アルトがカルマが居ないことに愕然としながら呟く。


 その時だった。



 ――――ガターーーーーンっっっ………!!!



 地下の天井に大きな音が鳴り響く。


「なんだ?!」


 アルトが天井に響いた音に何事かと声を出す。


 しばらくして、音が止んでアルトが外で何があったのかを確認する為に地上に続く扉を開けようとする。


 しかし、扉は何か大きなものが上に乗っているのか、開けることが出来ない。


(ど……どうしたら……)


 扉があかないことにアルトが愕然として額から一筋の汗が流れ落ちる。


 地下に避難した女や子供も扉があかないことに愕然として、その場にいる人たちが怯え始めていた。




***


「……クソッ!どうしたら……」





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― 新着の感想 ―
ここまで読ませていただきました。でたらめな理由で攻め入ってきたバンドール国に、またもや平和を脅かされるガンたち。必死に守ろうとしたカルマの姿が心に残りました。 アルトたちが何とか無事でいてほしいと願…
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