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アヒルと冥世

作者: ナゾトキクン

三人の女性が事故に遭い、冥世に着きました。

冥世の長は言いました。

「何があってもアヒルを踏んではいけませんよ」


冥世の門を潜ると確かにそこにはたくさんのアヒルが敷き詰められていました。

足の踏み場は少ししかありません。


早速1人目の女性がアヒルを踏んでしまいました。

すると冥世の長が考えられる最も醜い男性を連れて言いました。

「アヒルを踏んだ罰です。この男と永遠を過ごしなさい」


それをみた2人の女性は震え上がりました。

気をつけて過ごしたものの、数日後の昼、2人目の女性がアヒルを踏んでしまいました。

するとやはり冥世の長が考えられる最も醜い男性を連れて現れました。

「アヒルを踏んだ罰です。この男と永遠を過ごしなさい」


三人目の女性は気をつけて気をつけて過ごしました。

そしてどれほどの時を過ごしたのかわからなくなった時、冥界の長が現れました。

「あなたはこの男性と永遠を過ごしなさい」

しかし、横にいたのは彼女の考えられる最も麗しい男性でした。


女性は一目で彼に惚れ、うっとりと言いました。

「なんで貴方みたいな素敵な方と一緒になれたのかしら」

男性は答えます。

「知らないさ。僕はアヒルを踏んだだけなのに」

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