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音と形

作者: あみあみく

音符をつかまえれたらどうだろう?

と、考えて作りました。

ふんわりファンタジーです。

中学校の授業はたいへんだ。


小学校の頃までは予習などしなくてよかった。


寝る前に明日の授業の勉強をしながら彼女は思った。


特に秀でたところのない。


将来の夢もない。


怠け者なのにみょうなところでマジメな性格。


そんな彼女は流行りのj-popを聞きながら英語の予習をしていた。


ハ~とため息をついて目をつぶる。


休憩しようとイヤホンに手をかけると、何かにふれる。


なんだろうと目を開けて見ると音符だった。


あのおたまじゃくしみたいのがピチピチしていた。


「うわわわわ」びっくりしてイスからひっくり返りそうになる。


音符はすいすいと宙に浮いていた。


「音符だよね?」


彼女は試したくなった。


他の音にもふれることができるかを。


音のするほうををつかむ。


また音符をつかまえた。


音符を別の形にできるだろうか?


彼女は試しにつかまえた音符をねんどのようにこねて形を変えた。


音も変わった、地味に楽しい。


彼女は猫ふんじゃったに曲を変えることができた。


彼女は人前ではこの能力は使わなかった。


魔法をたまに使える人がいる世界で隠すことではないが使い道がない。


彼女は休日にちょっと出かけた。


人がそれほど多くない喫茶店でギザギザと攻撃的な性格の人がいた。


その人の声の音符をつかむ、そして優しい音楽に作り変える。


すると、その人の性格まで穏やかになった。


その人は彼女のほうを見る。


「おまえ、俺に何をしたんだ?」


彼女は自分の魔法を説明する。


「ありがとう、ずっと苦しんでいたんだ」彼は頭を下げる。


感謝されたことがあまりなかった彼女はてれる。


この魔法をもっと役立てられる仕事に就けるように勉強がんばらなきゃ、と彼女は決意した。



読んでくれてありがとうございます。

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