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かんじ

作者: 杏志

新植民地化=(仮)正義を植える without noticing what gonna be a -

群れなす教育支援なんて、クソ喰らえ。午後2時の公園のブランコに座りながらそう嘆く。今、この瞬間にも世界の誰かを助けようと駆け回る大きな太陽があり、その後ろを無数の蔭が追いかける。それでも僕は嘆くことしかできない。立ち上げるには遅すぎた。


ここから公園の花壇が見える、赤白黄色の花々が見える。どれも美しい。多分毎日管理人さんが水をあげているのだろう。あぁ、かわいそうに。君らは勝手に美しいを定義付けられて、決まった枠の中にいることを疑おうとしない。見ろよ、あの雑草を。たまたま管理人さんが抜くのを忘れたんだろう、一本だけちょこんと生えてやらぁ。君らは彼を汚いと思うだろう。僕も思うさ。思ってしまうのさ。生まれた時から疑おうともできない世界に生まれてきたのだから。雑草魂だ、コンクリから生えるタンポポは美しいだもくだらない。そんなもの汚いという前提に成り立つ言葉だろうが。僕らはそれを疑わず、赤白黄色の花々を植える続ける。カンボジアにはもう植えたのかい?次はどこの雑草を抜いて、その気色の悪い赤白黄色の花々を植えるんだい。僕の国のものも抜かれたよ。大きな陰の教育支援、そんなもの、クソ喰らえ。


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