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《プロローグ》

初投稿です(大嘘)

至らぬ点もありますがよろしくお願いします!

 それは1999年……22年前の事だ。

 ()()()()()()()のは突然であった。

 突如世界中に《ダンジョン》と呼ばれるものが出現したのだ。

 それこそ、山奥の秘境のどこかに出現するだけでなく、海底の割れ目の中に出現したり、都会のど真ん中といったあちこちに《ダンジョン》が出現したのだ。

 そして、《ダンジョン》からは魔物と呼ばれる異形の生物が出現し、当初は相当な被害が出たらしい。後にこういう事象を指して【ダンジョン災害】と呼ぶようになった。

 日本では自衛隊が出てきて対処したが、「対応が遅い」だとか非難が轟々になり、《ダンジョン》に対する武力行使を目的とした自衛隊所属の組織【対ダンジョン本部】が設置され、日本政府は対魔物に対して様々な装備を整えた。

 そのことに対して某なんとか団体が「戦争の準備をしている」だのと一時期騒いでいたが、ダンジョンの魔物が作り出すあまりの惨状に、逆に一般市民から吊し上げられて口を閉じさせられると言った事態が起こったらしい。


 また、同時期に《スキル》と呼ばれる特殊能力を発現する人間が出現する。

 これは《ダンジョン》に侵入した人間が必ず発現する《ダンジョン》攻略のための能力らしく、これにより民間でも《ダンジョン》を攻略して鎮圧する団体が出始める。

 これは世界中で認められる組織であり、日本もアメリカに追従してその組織に対して給付金を出すことになったのだった。

 2000年、日本で《ダンジョン》に関する法整備が整って行った。


 重要な部分だけ抜粋して紹介すると、こんな感じである。

 ・《ダンジョン》は出現した場所、攻略難易度でランクがつけられる。

 ・《ダンジョン》を攻略した場合、ランクに応じた懸賞金が支給される。

 ・日本では《ダンジョン》を攻略する組織・個人は【日本ダンジョン攻略協会】に登録しなければならない。

 ・《ダンジョン》で取得した物の所有権は《ダンジョン》を攻略した組織が持つものとする。

 他にも細かい禁止事項なんかがあったりするけれども、法律で覚えておくべきはこんな感じだろう。


 そして、2021年。

 俺こと如月 孝明(きさらぎ たかあき)は22歳になり【日本ダンジョン攻略協会】に【ダンジョン探索者】として登録をしにきていた。

 簡単に俺の経歴を書いておくとしよう。

 大学は東京工業大学の理学院数学系に所属している。

 部活は高校の時に空手部で大学では合気道部とロボット技術研究会に所属しており、身体は割と筋肉質だ。

 髪は黒髪で癖っ毛、一部ストパーをかけていい感じに修正しているが、ストパーがなければ変な髪型になってしまう。


 履歴書ではそれなりにきれいな履歴書が書けるわけであるが、そんな俺みたいなしがない就活生が【ダンジョン探索者】として登録するのには当然ながら理由がある。

 どの企業も【ダンジョン探索者】の資格を持っていると、就職率が跳ね上がるのだ。

 残念ながら技術者ですらその資格があるのとないのとでは就職率が変わってくる。

 これも《ダンジョン》の恩恵が関連してくるのだ。

 それは、《ダンジョン》に入ることにより手に入る《スキル》が関係してくる。

 この取得される《スキル》によっては《ダンジョン》の外でも活用できるような《スキル》を身につける場合があるためだ。

 ようするに、【ダンジョン探索者免許】は《スキル》を持っている照明になるので、就活で有利になるのだ。


 そんなわけで、俺は《スキル》を取得するために【ダンジョン探索者】になりに【日本ダンジョン攻略協会】に来ているわけだった。


「お、如月! 来ていたんだ」


 筆記試験会場で待っていると、同じく東京工業大学の同期である佐々木 翔真(ささき しょうま)が話しかけてきた。

 中肉中背で茶髪の短髪な見た目をしており、普通の大学生って感じだ。筋トレすればいいのに。


「ああ、佐々木くんか。佐々木くんも今日が筆記だったんだね」

「おうよ。田中や沢田は別の日みたいだけどな」


 なんだかんだで【ダンジョン探索者免許】試験は受ける人間が多いために日程を分けているのだ。


「ありゃ、そりゃ残念やね」

「如月は今日の試験は受かりそうか?」

「まあ、余裕でしょ。ボーダーは70点でしょ?」


 筆記試験は法律関係の試験で、それなりの難易度が高い試験である。

 とは言っても、運転免許試験みたいなものだし、しっかり勉強していれば70点以上を取るのは大して難しい話でもない。

 実際、俺は筆記試験は模試でも85点は取れているので問題はないだろう。


「頭いい奴は羨ましいぜ。俺は結構ギリギリだってのにさ」


 と、そんな会話をしていると、チャイムが鳴る。

 試験会場は大学だからね。


「おっと、もう時間か。如月、頑張って受かれよ」

「佐々木くんもね」


 佐々木くんは俺の席を去り自分の席に座る。

 少し待っていると試験管が3人ほど入ってきて、試験が始まったのだった。

閲覧ありがとうございます。

初めてなろう系の物語を書きます!

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