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第47話 狩野を遠ざけるハンニバル

「おはよう〜♡」

遠征の翌日は休みだったハンニバルが阿修羅と一緒に出勤すると、はぐれ精霊の狩野かのうが内股の女の子走りでハンニバルに駆け寄る。


「よお!」

「おはよう、ワンちゃん」

「その様子だと順調みたいだな!」

「うん、私の能力って軍隊にぴったりなんだって言われたわ。私もそう思うの。」

「配属は決まったのか?」

「遠征の多い第6討伐部隊だって」

「その部隊でうまくやっていけそうか?」

「もちろんよ!ワイルドなイケメンがいっぱいなの♡」

「そっか!良かったな」

「ありがとう、私を誘ってくれたワンちゃんのおかげよう」

「いいってことよ!」


「…希望通りで良かったな。俺たちは報告があるので…急ぐから」

「うん。またね♡」

空気だったハンニバルが会話を切り上げる。


――― 第6討伐部隊には出来るだけ遠くに駐留してもらおう。もちろん長期だ。


前回グイグイ迫られて苦手意識が出来上がってしまい、会う機会が少ない方が良いと思っているハンニバルが、珍しく貴族の権力を行使した。


ちなみにハンニバルの部下のパリピ3人組は狩野かのうの歓迎会で意気投合した。イケメンでモテモテのパリピなリア充たちを生贄として狩野に差し出したのに、なぜか友情を育んでいる。

なぜ狩野がパリピのリア充ではなく自分にグイグイくるのか、さっぱり理解出来ないハンニバルだった。生贄の意味がないじゃないか…。


そんな経緯で狩野が加わった第6討伐部隊は、良い方向に変わった。


どんな環境でも身嗜みに気を使い、可愛い自分にこだわる狩野の影響で部隊全体の清潔度が上がり駐留先での雰囲気も良いと評判だ。


北部の山脈地帯に駐留する狩野かのうたちは、そこで実力を発揮し、第6討伐部隊の実績はうなぎ登りとなる。



・ はぐれ精霊の邪な欲望からハンニバルを守り、+プラス100ポイント

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