■ 【NGエピソード】
とある理由により削除・差替・没にしたNG集です。
興味の無い方は、次へお進みください。
NGその4(1~3までは削除致しました)
「17.ガールズトーク」
NG理由「アリサが(ヒロイン的に)終わる」
ティラム歴2019年10月某日の朝
ヴォルガ川のいつもの畔でスラヴ王国第三独立小隊の隊員と一組の少年少女達が剣を振っている。
「はああああ!」
ヒュン!
「やああああ!
ガキン!
皆まじめに訓練しているいつもの風景。
「うはははは、邪王蒙掌剣!」
ちゅどーん!
「だからなんで剣撃なのに“掌”なんだよ!」
いつもの風景である・・
そんな中に混じってアリサと隊員のフランソワーズが地稽古をしている。
「やああああ!」
キン!
「わきが甘い!」
カキン!
「まだっ、とおおおお!」
キン!キン!
「そう、その調子!今の返しを忘れないで!」
「はい!」
「フラン!休憩してお茶しよー!」
隊員のユーコが遠くから大声で呼んでいる。
「おー、今いくー。アリスちゃん、休憩にしよう」
「あ、はい」
「こっち、こっちー!」
ユーコは地べたにシートを広げて、水筒からコポコポとコップに紅茶を注ぐ。
「いやーアリサちゃん、強くなったねぇ」
「そう言って貰えると嬉しいです!」
「いや、ほんと強くなったと思うよ、これなら騎士団の入団試験だって余裕でパスできるくらいの実力あるし」
「アリサちゃん騎士にはならないの?ユーシス君と一緒にうちに来ればいいのに」
「うーん、今は騎士になろうって気持ちはなくて、ごめんなさい」
「ああ、いいから気にしないで行ってみただけだから」
「アリサちゃんはユーシス君と守り守られるスタンスがいいんだよねぇ?」
「(ボシュウ・・)」
「うーん青春だねぇ」
「で、実際どうなの?」
「アリサちゃんはユーシス君のことどう思ってる?今どんな関係?」
「もうやっちゃた?」
「あんたストレート過ぎ! で、実際どうなの?」
「ど、どんな関係って・・わからないです」
「「わからない?」」
「強盗に合うまでは「ユー兄ちゃん」って呼んでたりして本当の兄妹みたいだったんですけど、今はもう兄として見ていないっていうか、普通にユーシスって呼ぶようになっちゃったし・・」
「ああ、関係以前の関係ね」
「じゃあさ、ずばり聞くけどユーシスのことは好き?兄妹や家族じゃなく一人の男として」
「・・・はい・・・」
「その気持ちは“愛”だと思う?」
「・・・はい・・・」
「うっひゃあ、言った、言いおったぞ、この小娘め♪」
「おーい、ユーシスくーん、ちょっとこっち・・」
「や、ちょっと止めて下さい!」
「なんで?このままの勢いで告白しちゃおうよ」
「勢いあるのはユーコさんだけじゃないですか!」
「そりゃそーだけどさ、でも告白しないと気持ちは伝わらないよ」
「アリサちゃんが告白しないならアタシが告白しちゃおっかな~、ユーシス君のことちょっといいなと思ってたんだよねぇ」
「そんな!まさかフランさんも!?」
「ぐへへへ、ヤツの童貞はこのフラン様がいただく!」
「 ! 」
「やめんか、アリサが本気にしてるでしょ」
「あはは、ごめんごめん、でも告白ほんとにしないの?自分の想いを伝えなくてもいいの?」
「告白して受け入れて貰えなかったことを思うと怖くて・・今の関係が壊れてユーシスの傍に居られなくくらいなら告白せずに今のままの方がいいんです・・」
「そっかぁ、でもユーシスも女にもてない訳じゃないからね、すでに何人かに告白されてるようよ、全部断ってるみたいだけど」
「そうなんですか!?はじめて聞きました・・・」
「ユーシスは隠れた優良物件だからね、顔はイケメンって程でもないけどまずまず整ってるし、何やり彼の経済力はちょっとしたモンだからね」
「あー、あのユーシスブランドのステンレスの剣は凄いもんね、割と高値で売れてるし」
「予約が3か月先まで詰まってんだってさ、私も欲しいなぁ・・」
「あんたらいつまで休んでんだい」
「あ、隊長、すみませんすぐ稽古に戻ります」
「ああ、いいからいいから、私にもお茶を入れてくれ」
こぽこぽ
「で、アリサはユーシスとは最近のどんな感じなんだい?」
「「隊長、その話はもう済みました」」
「なんだ、ち、波に乗り遅れたか、・・で、告白はしたのかい?」
「「隊長、その話ももう済みました」」
「命令!詳しく説明せよ!」
「「イエスマム!」」
「「とまあ、こんな感じで・・」
「いやもう若いもんはいいねぇ、そうか告白はまだか。まあそのうちユーシスの方から告白して来るだろうから待ってりゃいいんだろうけど、あいつチキンだからなぁ、告白されるの大分先になりそうだぞ?」
「待ちます、ユーシスが告白してくれるのなら待ち続けます」
「ああそう、でも大丈夫かなぁ・・」
「「何がですか?」
「周りの男どもがじっとしている訳ないだろうってね」
「アリサちゃんモテるもんね」
「そんな、私なんか全然・・」
「嫌味?ねえそれ嫌味?」
「こんな奇麗な顔してこんな男好きしそうな身体しといて何を言う!」
「ああもう、たまらん、たまらんぞう!」
背中から抱きしめおっぱいもみもみー
「きゃあ、やめてください!」
「よいではないか、よいではないか、うぇひひ」
太ももスリスリ
「カーシャさん、止めさせて下さい、いやあああん」
「・・・」おちゃズズー
「はぁはぁ・・」
「で、さっきの話なんだが、かなりの数の男がオマエを狙ってるのは事実だろ?何度も相談に来たし」
「はい・・」
「最近なんだが、バルバロッサ男爵の目にアリサがとまったようでな」
「バルバロッサ男爵ですか、あの変態男爵に・・」
「悪い噂しか聞かない人ですよね、主に女性関係で」
「ああ、気に入った女性を力づくで自分のモノにする外道だ」
「じゃあアリサを慰めモノにするつもりで・・」
「いや、それがどうやら本気でアリサに惚れているらしくてな、今の奥様と別れて正妻にするとか言って舞い上がっているそうだ」
「「うえー」」
「ただアリサ自身がまだ未成年なのと、うちの関係者ってことを知って、今は自重しているらしい」
「私、怖いです・・」
「今のアリサちゃんなら大丈夫!」
「そうそう、剣の腕前は限りなく3級冒険者に近いくらいだし、素手でもかなりいけるでしょ」
「どんな敵だろうとワンパンよ、ワンパン♪」
「甘いな、どんなに力があってもアリサは女だ、性的に本気になった男を相手するのは身体が委縮してしまうだろ」
「あー、まあ・・」
「そりゃ確かに・・」
「女なんて裸に剥かれりゃ弱いもんさ、私も、お前たちも、経験あるから分かるだろう」
「「・・・」」
「あ、でも私、裸に剥かれてヤられちゃうこと間違いなしって状況から脱出したことありますよ!」
「どうやったの?」
「強姦する側の男の心理って、相手を屈服させた思った瞬間から隙だらけになるんですよ」
「あー、確かにそれは言えるな」
「で、まず屈服させられて従順になったことをアピールするんですよ」
「普通、従順になった女に対して、男はすぐズドンとはやってこずにペロペロレロレロして反応を楽しんだり、逆にアレヤコレヤと局部まる出しにして要求するのが普通です」
「生々しいな・・」
「でもその通りかも」
「・・・・」
「その時が最大にして最後のチャンスなんです、男の最大の急所を無防備に放りだして女に触らせ放題なんですよ!むしろ棒と一緒に触らせようとしてくるんです!!」
「棒って、あんた」
「女神様から”規約に触れてる!削除だー!”って天罰が下りそうですぅ><」
「それでそれで?」
「もうこれ“殺せ“って言ってるようなもんじゃないですか!曝け出してるアレをこう内側に捻じ込むようにギュリリリって!」
「「「ひいっ!」」」
「この時、相手の男は“やめろ、はなせ!”とか言ってくるけど引き剥がしはせず、必ず頭や顔を叩いてくるはずです、引っ張ったら痛いから」
「「「・・・」」」
「叩いてくることが分かっているなら少々シバかれても耐えられます、そうしてもう一方の手で残りの急所を同じように内側にギュリリリぃって」
「「「・・・」」」
「そのうち男が切れて本気の一撃を食らわせようとしますからその前に、より強く気合を入れて握ります、ここが正念場です、絶対に離さないでください!」
「「お、おう・・」」
「・・・」
「それを乗り切れば今度は男は限界を超え胸が悪くなって必ず吐きます、吐瀉物が頭の上から降ってくるかもしれませんが絶対に離さないでください!」
「「おえええ・・」」
「修羅場だ・・」
「そう、男との裸の戦いは修羅場なんです!で、とうとう男は立っているのも怪しくなります、そこでいよいよトドメです。自分の持っている魔法の中で最も殺傷力の強い魔法を男の最大の急所に叩きつけるのです!ちなみに私の場合は爆裂魔法を使いました」
「「「そ、それで・・?」」」
「それで終わりです。男は痙攣しながら白目を剥いて泡吹いて意識を失います、私はそれでバミアの四天王が一人ゴーカンから逃げ出すことに成功しました」
「あ、あの時捕まったやつか!」
「そんなことが・・」
「す、凄い・・」
「どうですか、相手が性欲むき出しの男だからって、圧倒的な力量差があるからって、諦めちゃ駄目なんです、諦めたら試合終了です!」
「・・・まあ、確かに凄いことは凄いけど、そもそもそんな状況に陥ってる時点で積んでると思うが」
「確かに」
「日常でそんな状況にならないことを心掛けた方がいいのでは・・」
「まあそりゃそうだw」
「というわけでアリサちゃんは握力を鍛えておくように・・」
「はい・・」
「真面目に聞くんじゃなかった、さあ訓練再開!」
「「「はい」」」
そして時は流れ・・
ダンの屋敷のラブホ部屋
ぎゅりりりりりりい!
「ぐおおおおおおおおおお、は、離せええええええええええ!」
ダンの絶叫が部屋中に響く!
「離さない、絶対に離さない!」
(これが最後のチャンス、このチャンスを逃したら後はない!)
そう思い必死になって握りしめるアリサ!
「こ、こいつ」
ドゴ、バキ!
アリサの頬を、頭を、ダンが無作為に殴る、殴る、殴る!
「く、でも殴られることが分かっているのなら何発だって耐えて見せる!やあああ!」
「ぐお、お、おのれぇ、もういいオマエは死ねぇ!」
ダンの拳にメキメキと力がこめられる!
渾身の一撃が来る!・・だがその前に
「まだ!まだ力を入れられる!まだ頑張れる!でやああ!」
アリサが空いている方の手も使って内側に抉るように握りしめる!
「ぎゃ! う、うぷ、うげええええ・・・」
ダンは意識が遠くなり、目の前でパチパチと火花が飛ぶ。
気分が悪くなり胃液が一気にこみ上げ吐きちらす。
膝がガクガク震えだし、立っていられない!
(吐瀉物!今だ!)
「ギガボルトぉぉぉ!!!」
アリサの握りしめられた両の手から、必殺の中級雷撃魔法が炸裂する!
バリバリバリ!
雷撃が急所をゼロ距離で襲う!
「うぎゃああああああああああ!!!!!」
そして
パシューン!
股間が無残にも砕け散った。
「・・・・」
ドシャ・・
ダンは白目を剥いて泡を吹きながら意識を失い倒れた。
ダンが意識を失ったことで部屋の魔力照明が落ちる。
部屋の中は血と吐瀉物と雷撃魔法により発生したオゾンが混じり合い異様な匂いで充満される。
「はぁはぁ・・やった・・まさか・・あの時の・・ガールズトークが・・役立つなんて・・」
勝ったとは言え、アリサはもう精神的に憔悴しきっていた。
時間が速く流れているような、ゆっくり流れているような、そんな黒く歪んだ視界の中で、
「からだ・・洗わなくちゃ・・こんなに汚されちゃったら・・ユーシスに・・嫌われちゃう・・」
よろよろと立ち上がりアリサは浴槽に向った
さらに時は流れて救助後・・
「と、こんな事がありました」
ユーシス・ヨシュア・カーシャ
「「「「・・・・・・・」」」」
・・・
小西道夫達との接触が難しくなる上、さすがにこれを採用すればヒロインが終わると思い書き上げた後速攻でお蔵入り。
というかギャグ・コメディ路線のままなら割りと近い感じだったかも。




