日本でゾンビパンデミックが起こった場合3
このエッセイもどきは、ゾンビもの小説のリアリティが増すかもしれない小道具的なものです。
現実で設置したり購入する際には、ご家族などと相談の上お考え下さい。金額がやばいんで、いやほんとに。
今回は止まってしまったライフラインの話です。
如何にして確保するかがポイントです。
・電気
入手しやすいのはガソリンや軽油などを燃料として動くエンジン式発電機でしょう。
性能も良く手軽に発電し電気を使うことができます。
問題は騒音と燃料の確保です。排気はしっかりしましょう、命に関わります。
音は防音仕様の物もあり、工夫して使えば減らせるようです。
ガソリンや軽油も劣化していくものなので長く使ってはいられません。
カセットコンロに使うガスボンベ(なんと使用期限が7年近く)が燃料の発電機もあるのですが、発電時間が短いのが難点です。
ソーラーパネルはとても良いと思いますが、設置にお金がかかる上にメンテが出来なければ期待される耐用年数(注1)に届かないかもしれません。
風力や水力発電もありますが、設置場所とやはりメンテが難しいところです。
オススメはソーラーとガスボンベ式発電機、もしくは併用でしょうか。
もちろん、電池式の物だけで他の家電なんか使わないならまた別です。
・水
取水できる場所はたくさんあるように思えますが、浄水器でもろ過しきれない可能性がありますのでしっかり考えて取水場所を選んで下さい。
浄水器は種類が多く、菌なども除去出来る物がありますので複数持っていると良いかもしれません。
浄水器を使ったから安心ではありません、飲み水として使うならしっかり煮沸し少量飲んで異常がないか確認して下さい。
この状況での下痢や嘔吐などの食中毒は容易に死に繋がります。気を付けましょう。
雨水の貯水は補助とした方がいいと思われます。天気次第なので十分な量を確保出来るとは考えにくいからです。
ですが、雨が降るだけで貯められるので貯めておくことをオススメします。
幸いなことに飲料可の湧き水が湧いている場所が日本の各地にあります。
ですが、場所が遠かったり有名な名水であればあるほどに状況は厳しくなるでしょう。
それは武力をもって独占する人が出てくること、汲みに来る人が多ければ多いほど時間がかかり他のことが出来なくなること、そしてイラついた人による小競り合いが起きやすくなるということです。
武力による独占は最悪な状態です、たとえ善良そうな自警団的なものであっても、いずれ何か要求されるかもしれませんしずっと善良のままではないでしょう、他に行った方が良いと思われます。
時間がかかりすぎるのも難点です、ゾンビに集まってくるリスクが高まる、喧嘩は無用な怪我や恨みを買います。
こちらも場所をしっかり調べて行きましょう。
重量もあるのできちんとした輸送手段(車など)がないと持ち運びが大変です。
地元民でも知らないような場所でかつ災害に対して安全そうであれば、近くに拠点を作ってもいいかもしれません。水は最重要なもので、安全に確保出来るならそれに越したことはありません。
井戸は掘るのも難しいですし、緊急用のがあるそうなんですがちょっと厳しいかと思います。
あっ、家にもうあるよという方は除外します。狙われたらまずいので防衛できるようにしといた方が良いと思います。
・ガス
カセットコンロとキャンプ用バーナー、最終的には木材を燃料とした焚き火やキャンプストーブなどになるので意外と楽なのかもしれません(注2)。
しかし、そういった商品は争奪戦になるかもしれません。確保はお早めに。
問題は、木材系は家の中では勿論使えないこと。外で燃やせば明かりと煙によってゾンビや色々な人(注3)が集まってくることでしょうか。
こちらも安全に燃やせる場所を探さなければなりません。
・まとめ
やはり水(生活、飲料)の確保が一番難しいということに尽きますね。
電気やガスは代用出来る物が色々とありますが、水はお店で手に入らなければ自分で取りに行かねばなりません。
日本の水道SUGEEEEは昔からよく言われていますが、筆者もSUGEEEEと脱帽するばかりです。
水を確保できたら、ある意味ゲームクリアなんではと考え始めた筆者です(頭茹ってんなぁ)
注1・ パネル部分は期待寿命は20~30年、法定耐用年数は17年。パワーコンディショナーと呼ばれる機器が10~15年。そして配線が20年~とされていますが、いずれもしっかりとしたメンテナンスや部品交換などが前提です。
注2・ 乾いた木(薪用)などをホームセンター以外で入手するのは難しくはないですが面倒くさいかもしれません。
注3・ 悪い人ばかりではありませんが、やっかいごとを持ち込んでくる人もいるかもしれません。
暑い日が続きますが水分補給は忘れずにー。