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凡人な俺は異世界転移して死神として生きる  作者: 変態型中二病者
第一章
7/11

7   死神はキマイラと遭遇し、能力を使う

うわぁ・・・結構痛いな・・・


死神の外套は絶対に傷つくことはないから剣とか魔法でも簡単に防ぐことができる。だがその衝撃までは防ぐことは出来ない。なので結構痛い。まぁ死神でステータスが多分高い俺には関係ないけどな・・・


「神裂君!大丈夫!?」


青山が駆け寄ってくる。


「あぁ、大丈夫だ。多少痛い程度だな」


「良かった・・・でもうまく行かなかったなぁ・・・」


「経験が足りなかったんだろうな、まぁ青山なら後2回位殺れば上手くいくだろ」


これは俺の本心だ。青山は才能がある。少し経験を積めば他のクラスメイトより強くなるだろう。


「ありがとう・・・あのさ」


「ん?どうした?」


「青山じゃなくて優衣って呼んでくれないかな?」


「・・・は?」


いやいやちょっと待て何だこの展開、まぁいいけど


「分かった。俺の事も煌って呼んでくれ、神裂よりそっちの方がいい。」


「分かったよ、煌君。」


わーお・・・周りからの視線が痛い・・・


そんな感じで青yじゃなかった、優衣に戦い方を教えていたらいつの間にか2階層のボス部屋前まで来た。多分今回のボスはオークロードとかそこら辺だろう。


「よし貴様等!ここのボスはオークロードだ!背後に回って叩くといい!よし、行くぞ貴様等!」


やっぱオークロードなのかよ


オークロードがいるボス部屋の扉を開けた。中にはオーク5体、オークロードらしき魔物が1体いた。


俺はとりあえず他のクラスメイトがオークロードに向かってったのでオークを3体潰した。残りの2体は優衣と太一が倒していた。


さて、オークロードはオークが2.5倍位大きくなった感じだ。基本的にオークより速い為正面から向かって行くと今のこいつらでは絶対に負ける。


エイデン教官の話を聞いていなかったエクスカリバー持ち(ただの馬鹿)が正面から突っ込んでいってオークロードにふっとばされていたので他のクラスメイトはオークロードの後ろに回って攻撃している。因みにエクスカリバー持ちはエクスカリバーを犠牲に軽症で済んでいる。エクスカリバーは思いっきりポッキリ逝っちゃってる。


ざまぁwww


まぁ俺はちょっと魔法をぶっ放してるだけ。大体優衣とか太一がやってくれてる。


「「「よっしゃああああああああ!」」」


どうやら討伐出来たようだ。まぁ楽勝だな。・・・ん?


何か床に何か変な感じの魔法陣があるんですけど、それが何か光り輝き始めてんですけど・・・これってまさか・・・


「ゴアアアアアアアアアァ!」


はい来ました、異世界転移もののテンプレ展開、何か迷宮に入ったらむっちゃ強い敵に遭遇してしまったぜ的なやつ。


ライオンっぽくて尻尾が蛇で胴体が羊なギリシャ神話に登場するべき怪物だな、名前は・・・き、き、キモイノ?いやそれは違う・・・えぇっと・・・


「キ、キマイラ・・・だと?」


そうだキマイラだ!


「知ってんですか?あいつのこと」


とりあえず聞いてみる。


「あぁ、昔こいつ一体で小さな国を2つ滅ぼしたと言われる化物だ」


えぇ・・・ん?マジでやばくね?これ。


「うわあああああああ!魔物が来たぞおおおおぉ!」


クラスメイトの一人が叫ぶ。どうやらこの部屋にある2つの穴から2階層位の強さの魔物が大量に出てきたらしい。


これはマジでやばい奴だと思った瞬間


「なにっ!?転移石が使えない!?」


どうやら転移石とやらが使えなかったようだ、名前から察するに転移を行うための魔道具的な奴なのだろう。


これは殺るしか無いな


「教官、あいつの弱点とかは分かりますか?」


「お前、殺る気か?」


「はい、能力を使います。もちろん最低限ですが」


「そうか・・・だが済まない、あいつの詳細は今も知られていない。」


「そうですか・・・まぁいいです。とりあえずやってみます」


とりあえず無詠唱と上級闇魔法までは使おう。これだけなら勇者の能力で言い訳がつく。


まず雑魚を処理する為にダークバレッドを無詠唱で連射する。途中キマイラの尻尾が向かってきたのでダークシールドで防御する。俺の無限にあるMPならまず割られることはない。


しばらく連射して雑魚の処理が終了した。まだ少し出てきているがこの数なら教官一人でも処理できるレベルなのでもう問題ない。


そして問題のキマイラだがまずはダークバレッドを打ち込む・・・が、ダークバレッドはキマイラに当たる前に消えてしまった。次は中級のダークレーザー、これも打ち込んでみるがキマイラに当たる前に消えてしまった。よく見ると分解されているようにも見える。次に上級のダークバーストこれもキマイラに当たる前に消えてしまう。


おそらくこいつには闇魔法が、最悪魔法自体が効かないんだろう。


こうなったらもう近接戦しか残っていないが、この剣では、おそらく強化ミスリルの剣でもキマイラを切ることは無理だろう。そんなんで切れたら国が2つも滅んでない。


使うか?大鎌・・・


よく見るとクラスメイトたちはキマイラに狙われていた。




迷っている暇なんて無い、クラスメイトの命と俺の秘密、天秤にかけるまでもないだろっ!




俺は大鎌を出現させキマイラに斬りかかる。だが大鎌はキマイラに多少傷をつけるだけだった。


だがそれでいい。


死神の大鎌は切れば切るほど切れ味が増す。次はもう少し深く切れるだろう。


そうしてしばらく切りまくっていたがキマイラも俺が脅威だと判断したようで魔法などを放ってくる、だが俺のダークシールドに阻まれて俺にはダメージが入らない。


今気づいたけどこいつ攻撃魔法は意味ないのに防御魔法は効果あるのね・・・


俺の攻撃はどんどん威力を増してキマイラに襲いかかるがキマイラの攻撃は俺に届くことはない、なのでもう一方的に俺がキマイラをフルボッコにしているだけだった。


そしてしばらく切りまくっていたらキマイラが光の粒子となって消えていった。


勝利だ


「「「おおおおおおおおおおおおおっ!」」」


クラスメイトから歓声が飛んでくる。


俺はキマイラのドロップ品を拾ってから教官にこう言った。


「教官、もう転移石とか言うの使えるんじゃないですか?」


「あ、あぁおそらく使えるだろう。よし貴様等!帰還するぞ!」


そして転移石が光り、俺達は迷宮から脱出した











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