弱気
急いで書いたので、おかしいかもです。おかしかったら言ってください。
{400Mリレーの選手は入場門に集まってください}
よっしゃ行こう。
一応アンカー担当でーす。ピース。
この種目は学年ごとに分けられて一年、二年、三年の順番で走る。つまり一回に同じ学年の五・六人で走るということで毎年毎年結構な熱戦になる。応援の方もね。おっ一年が終わったみたいだ。
位置について...よ―い...バン!!!
いいスタート!!
一走者 横河祐真。(あだ名ヨコ)
「いっけーー!ヨコーー!」
......あっコケタ。一気に最下位かよ......。(6クラス中)
まあ大丈夫!.....たぶん。
二走者 双葉光希。(あだなミッキー)
光希って言う名前はあまり好きではないらしい。なんでも女っぽいのだそうだ。オレとしてはそうでもないのでは?と思う。ただそんな事はどうでもいい。(あれっ自分で始めたような....。)
おっちょっと追いあげた。でも誰も抜けない。くぅ~。
「走れ―!ミッキー!!」
そう言ったら隣にいたやつに
「そりゃ走るでしょ。普通に。」子供みたいなことを言われたから
「あぁー今よりもっと走れやって意味なんだけど...ね!!」子供みたいな言葉で返してやった。
そう言うオレは子供っぽいかも...しれない。
あっでも一人抜いて一位との差もだいぶ(まだ半周ぐらいあるけど今までよりは。)縮まった。
三走者にバトンが渡った。
「二人ぐらい抜けよー!タクヤ―!」
レーンを一つ内側に入る。4位になった。
レーンをもう一つ内側に入る。3位になった。一位との差はまだまだある。
バトンがオレに渡る。
「勝てよっ!」
「わあってる!!!」
一人抜く。2位。
その時とんでもないことが頭をよぎった。
”負けたらどうしよう”
くそっ!こんなこと考えるな....!!!!
結果は結局2位だった。
学年2位の田川秀二がこっち見て笑ってる。
ムカつく。
アイツに勝てなかった自分に。
「カイトっ!ゴメン!オレが転んだから....。」泣きながらヨコが言う。ヨコは泣き虫だ。
「お前が泣いちゃうなぁと思ったから、勝ちたかったのに。」←強がり
「カイト...ありがとうなーー!」また泣き始めた。
「もう泣くなよ~~!!」
次に切り替えよう。次の種目は騎馬戦だぞ。がんばれよ!オレ!
えっとずいぶん言うの忘れてましたが、小説のタイトルの意味は”位置について”です。