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On Your Mark  作者: おかか
13/46

女装でDON!

ここで今一度みんなの服装の確認に入ろう。男子制服。女子制服。男子(一部)セーラー&カツラ(髪型もやらないと見栄えが悪いため)。オレセーラー&カツラ&化粧!



もう並びだしていく。 あっちは天国こっちは地獄そんな思いを渦巻いて!



イヤダーみんな私を見てるわ、ウフフっ!!←もうすべてどうでもよくなってます。

そういえば閉会式ってどうするんだっけ?あっこのままの格好ででるんだった。

今回が初なんだろうなー。今まで実行委員の委員長やってきた人女子とか女装しない男子だって言ってたなあ。紺野に「お前にはそのジンクスがある!」とか言われて気にしてなかったというかなんないんだなあとかって思ってたもんなぁ。うわーしにたーい。



チャチャチャッチャッチャラチャラチャッチャッチャッ


始まった。ミツキ(心の仕返し)とオレと父ちゃんとヨコの似合い度数(・・・・・)を紹介しよう!

ミツキ   女!女っぽい!

とぉちゃん  男。完全に男。キモい。

ヨコ    んーー......。男女?         全体的に笑える。

オレはとぉちゃんと同じで完全に男!   誰が何と言おうと.....


女装することになった男にはある遊びがある。男だとばれないように、だますこと。ひとしきり騙した後、人が変わる瞬間に私は男だよって言うのだ。まあそれしかやることがないからなんだが、このことには出来るやつと出来ないやつに差ができる。やってみようかなあ。いややめよう。オレは男だ!誇りを持て!

それにしても一緒に踊る人、踊る人顔を見てくる。誰だっけみたいな感じで。

騙すのもめんどいから、野太い声で「こんちは」っていうとそろってびっくりする。

そんなにおかしいか?


そうこうしてるとタクヤ回ってきた。

「お前....まさか....カイトか?」おっツさすが幼馴染


「ひっ人違いでご覧あそばせ」あーもう!!テンパリング!!!!


「何言ってんだ?声は完全カイトだぞ?」きゃああ!ばれたー!そういや声変えんの忘れてた!


「どうしてオレはこんなにも注目されてんだ!!!」


「それは....お前が可愛いからだろ?」


「はい?」


「いやっどっちかというと綺麗系だな。」


「はっ?」

そこで回ってってしまう。どーゆーこっちゃねん!!


もうやってやる!と思って、

それから回る全員を騙してやった。


そうしてフォークダンスは終わった。みなその格好のまま、



閉会式。



「終わりの言葉!

僕のクラスは惜しくも負けてしまいましたがよい運動会になりました。──────────────────────────2年F組山口海人。」


「「「「「「「「「「「「えっ!!!!」」」」」」」」」」」」


「そんなに似合ってるか?オレは男だ!!!」




────────────────────運動会後、クラスにて。

「女装とかほんと笑ったよ!!特にとぉちゃんとか......ぶひゃひゃひゃひゃ!!!」


「「「「お前は笑えなかったけど。」」」」


「いや笑ってくれよ!頼むから!」


「えーじゃあ....ほんとかわいすぎて笑えたよ!」


「似合いすぎてなんだよコイツ!とか思ったもん!」


「もうやめろ!!!オレはそんな笑いがほしいわけじゃない!!!」


「あー!可愛かったよね!足細すぎて何コイツ!とか思ったもん!」


「ナツキまで........」


「そうだ!ユヨルはわかってくれるよね!」


「どッドンマイ?」

うっわ最悪♪

テンパリングは、テンパると~ingでテンパリングです。

今テンパってるよ!って意味です。

使ってみてください。

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