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本当にあった不思議な話

日常

道を歩いていると違和感を覚えることがあります。

例えば、帰宅途中駅への近道に裏通りを歩いていると、ふいに電信柱と塀との隙間に引っ張られるとか。(←この時は、うわっ、まずい、ぼーっとしてた!と、気を引き締めると、何ごとも無かったかのように平常に戻りました。)

次の日、前日の嫌な感覚からその裏通りを迂回して出勤した私に「ねぇ、裏通りにある○○って会社知ってる?昨日私が帰る時、あそこ、燃えてた」などと聞かされ、漸く、引っ張られた違和感の原因に気付くのです。

他にも、近所の酒屋の前を通りかかった時にいきなり嘔吐感が込み上げ、うずくまりそうになりながらも、もたもたしていたら遅刻してしまう…と、とりあえず歩き出すと、角を曲がった途端嘘のように症状が消えてしまうとか…。

その日の帰り酒屋の店先に提灯がともされ、「忌」の文字が入り口に貼られていているのを見て、漸く、朝の違和感の原因に気付くのです。

明らかに「違和感」として捉えるものの、それが「何か」が判らずに日常が過ぎて行きます。

因果関係が判ることの方が少ないのです。

駐車場の料金支払い機とジュースの自動販売機との15cmほどの僅かな隙間に男の人(に見えた)が挟まっていたり。(←その時は何でこんな所に?と思いながらも見なかったフリをしましたが、もしも私に「何か」を訴えたかったのだとしたら、訴え方を間違えているとしか思えません。)

深夜、パジャマ姿の小学校低学年くらいの男の子が、大通りにあるポストの横に立っていたり。(←これは車内から見えたものなので本当に用があってその場にいたのか、単なる見間違いか判断がつきません。)

先刻、この道通った筈なのに、何でまたここを歩いているの?と思ったり。(←これに関しては、車でも電車でも同様のことがありました。正に狐につままれたような気分になります。)

それら全てに何かのメッセージが隠されていたとしても、それを読み取ることなく日常は過ぎて行ってしまうのです。

でも見方を変えると、道を歩いていていきなりヨロヨロしたり、びっくりして立ち止まったり、突然辺りを見回したりしているのって、私自身がかなり『あぶない人』に見えているのでは…。

違和感の因果関係を探るより平常心を鍛えた方が良いような気がします。

2009/08/07に関心空間に投稿したものに加筆・修正しました。

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