東京だよ、黒川さん
総理にとって、検事総長よりも東京と山口の検察庁を押さえ込むほうがが大事だ。一度無罪になれば再度起訴されることはない。総理に関する案件はほぼこの2箇所に集中する。そのためここさえ押さえておけば、安泰だ。
最悪でも、東京を死守できればいい。総理を辞めた後に危険がせまれば、高飛びすることもできる。
広島の捜査が安倍秘書に及んでも、その上までは届かないだろう。野党としては、退官させるより退役職させることを考えるべきだろう。現場が必要と思っているなら役職になくとも経験やアドバイスを受けることはできるはずだ。
役職に留める理由は、捜査情報のリークしかない。捜査情報がわかれば、事前に証拠隠滅も可能である。総長よりも東京のトップにいてもらうほうが役に立つ。そうなると、昇進はさせない現職は続けさせるというラインで譲歩したかのようにみせかけるかもしれない。
このラインでは官邸の勝ち。退役職させれられれば、野党の勝ちというところだろう。東京五輪が延期になった影響がでてくるだろう。それまで総理の起訴は避けたいと思えば、さらに1年延長したいところだろうが、いまさら大義名分がない。
ならば、コロナが落ちついたところで、解散ということもあるかもしれない。