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γ - 記録と記憶//History and Memory (前篇)

オール・ブラック


- γ -


ヒストリー アンド メモリー


2010年06月22日


モンバサの下町


14時42分


「ナ―ナニをすれば?」


「マズは焦らないで。次は、この男たちのサイフを拾って頼む。それと、僕を安全なところに連れ出してください。」


この路地は近付いていくサイレンの音を拡大している。その所為で、どれくらい時間が残りを量るのは難しくなる。最悪の場合は、似分以内だろう。


ガエルの倒れている体に向かって、彼の銃を拾った。すこしだけ屈めいたが、体重を移すだけでも方の傷が痛くなる。


その銃を拾った後、フィキーはもう戻った。彼女は今サイフ二個持ている。


「どこへ行くか?」


喘いでいるながら、僕はそう尋ねた。


「病院へ行こう。ここからは五分だけ―」


「ダメ、ダメ。理由はある、病院は行けない。」


そんなトコロ行けばマズイだろうな。


「じゃぁ、どこへ…」


彼女は考えている。僕の頼みは理不尽だろうけど、それは必要。


「アタシの所でいいか?」


「ドコだ、それ?」


「クルマでは四重分くらい。」


「遠いな。どうすればあそこへ?」


「アタシのクルマは大通りの向かいです。」


「そうか。キミがそれでいいならお願いするね。早くしよう。」


それで、僕らはこの路地をなぞって。そこから、大通りに戻るには安全かと判断したまでには、僕らは五戸の建物を通れた。ここまできたのは、もう落ち着ける。聞きたいことは後でも聞かれる。


「はぁ、はぁ…」


息が切れる、痛いのはダンダン感じている。そこで、ちょっと壁に掴んで休む。


「大丈夫?」


フィキーがたずねた。


「いいよ。」


「ほら、肩に捕まって。」


彼女が肩を供えた。


仕方がないなぁ。早く逃げないと行けないけど、自分では歩けない。彼女の方に捕まっていた。


彼女がすこしだけもっと背が高まったらいいけど、この状態では僕は少し背を低めて、彼女の肩に捕まれている。


傷が痛んでも、息はまだ切れているでも、これで動ける。でもこの状態で歩いているのも居心地が悪い。


このまま歩いてて、僕らは大通りに戻った。ここからでは、戦場だったあのコンビにに町人と警察が見える。その向かいに、クルマが数台縦列駐車している。見られなければ、僕らは逃げれる。


フィキーから手を離して、不器用でも、自分で棒立ちに歩いてみた。肩が痛くないように、少しで前屈んで歩いていった。


クルマからあと数歩だけで来たら、フィキーが僕を歩き超えて、彼女のクルマの運転席の側に向かっていた。彼女は半ドアを開けて、僕を車に入らせていた。


彼女のクルマは古い、でも愛しがったの茶色のセダン。


間もなく、フィキーはクルマを掛けて。ギアを移す、そしてハンドブレーキを離して、車が移動する。この駐車場からを出した。彼女はマニュアルを運転するのはちょっと驚いたが、アウトマティックは高いだろう。


マブタがダンダン重くなる。でも今はもう安全だ、ここでは休める。


息切れを止めて、呼吸を取り締まる。呼吸を固める、息を短く吸って、長く息を吐いた。少し落ち着いた手も、これをやるたびに、僕はヒドく眠くなくなる。この傷だけは死なないのはわかる。これで、僕は自分の気を消す、体を休ませる。


「セオドアさん?」


「セオドアさん?」


「セオドアさん!」


右からには、声が掛けている。フィキーの声だった。彼女は僕を眠れないって呼んでいる。でもそれは出来ない、僕は休めなきゃ。


「大丈夫…」


もうしゃべらんない。今のはチャンと言えなくて、言ったのか言ってないのかは分からない。


「セオドアさん!」


僕の肩も揺らすながら、彼女はまだ呼んでいる。



「―――くん。」


「キミか?」



一瞬だけ、自分の意識は戻ったまで、僕は自分の無意識空間に捕らわれた。ユックリと自覚が感じた。でも本体は操られない。ここは、またあの空間だった。


ここには、僕は前と同じ椅子と机に座っている。僕の前に、自分のコトを「グレヤ・アインホーン」と名乗った、黒い影が待っている。彼は机の向かいに立ち止まって、リースリンググラスを持っている。この机にも、またのリースリンググラスと瓶があった。


僕を目を覚ましているウチに、彼はグラスを上げて、ワインの臭いを味わっていて、そのグラスの中身を柔らかく渦巻いていく。この人は酒匠とは思わなかった。


「アッ、おはようございます。」


彼が僕に迎えた。


「ナッ―」


また、僕は彼の話し相手もなく、自分が自称でもなく。僕は対称のところにいて、ただの傍観者だった。


「アインホーン博士!」


「また会えるね、―――君。」


「すみません、寝てしまって。」


「イイのよ、大丈夫だから。」


「もう二週間ですか?」


「あっと言う間だった?」



僕は返事くれない。


「飲むか?」


「未成年です、だめでしょう。」


前にあったワイン瓶を睨めて、欲しがっていた。それをホントウに飲めるなら、僕は抗う。でもこれはただの夢だと分かった、それはありえない。


「いいのか?だれもいないよ。」


「いいえ、いいです。」


「残念。」


彼はグラスを上げて一気飲んだ。空になった後、彼はグラスを机に置いた。そして、腰の後ろに組んだ腕で、この机の周りに漂っている。


「この一ヶ月はどうだった?」


「職員から聞いたのは、上昇です。」


可笑しいだが、自分の声には尊敬の含みはあったような。


「そうか…」


彼は途切れた。声に、悲観が感じた。


「でも、大体なれただね。」


「はい。」


「やはり、資格を持っている。」



「今回は大丈夫、他のから教えてもらった。」


「他の?」


「先代の―いいえ、なんでもない。」


彼は自分の言っているコトを遮って、咳払いをした。


「じゃぁ、今まではナニをやってみた?」



なんて言うか、さっきから沈黙が多い。


「空中浮遊とかは?」


「アハハッ。」


「やったね。」


「はい。最初はそれをやったんです。」


「それで?」


「だって、すごいですよ。何でも出来る。何も作れる。」


見えない顔に、後ろ向きしても、アインホーン博士は笑っているコトを分かった。


「でも…」


「なんだ?」


「この計画の目的はまだ分かりませんです。」


「それはまだ早いだと思う。」


彼はアゴを摩ってながら答えた。


「けど―」


「君の知りたい気持ちはわかる。でも今教えてもなにもならないよ。今は、ただ信じてもらうしか出来ないが、キミがある壁を越えたらそれを教えてあげる。」



「分かるだろう、飛行、創造、それはまだ始まりだ。」


僕は何を言うべきか分からない、自分のほかの声もそうだろう。同じく間誤付いているで返事すら出来ない。


「これだけ言っておこう、この計画の終盤は、世界を変えること。」


「世界を変える?」


「あぁ。前回この世界は気に入らないって言った思い出したか?それは、キミが解決するだよ。」


彼は活気横溢でそう言った。


「まさか…僕が世界を?」


「まぁ、今じゃないから。」


彼が続いた、前より活気が劣った。


「すべてが終わったらな。」


頭をノロノロく振った、異なるや懐疑にもなく、却ってに敬っている。少なくともこんな感じ気がした。回顧的には、分からない。


「今のところは――――――」


「ナッ」


突然、何かが始まった。この空間の中身が点滅ている、アインホーンも、ワイン瓶も、グラスも、机と椅子も、僕以外全て。手を確認しても、変化はない。


そのモノなどは横に点滅して、透明になった。その一方、この空間は縦に点滅して、何かを現れている。壁、床、天井、そして明かり。


無限な空間が今壁に限っている。それだけでもなく、壁は廊下になった。なんか見慣れる廊下だった。壁は表はクロム的、天井もそうだった。床はちょっと違って、コンクリートで強化されてた。


この廊下をなぞるべきか?


他のやるコトはなかったし、この廊下になぞり始めた。変かと思う、老化は壁だらけ。こんなに長い廊下なのに、壁に部屋がいない、扉さえもなく。無限は思わないが、止まりも見えない。まるで、ある外回りに廊下は行き止っていた。


数の交差点を通った、もうどれほど歩いていたかが迷ったまでに、ムヤミにい右や左や先へ歩き続いていた。ここまで来て、僕は静寂さえ聞いてなかった。


バンッ


突然、この廊下に銃声が響いた。この廊下の壁に反響したお陰で、その銃声の原因を突き止るのは簡単。でも、潜めている音量がそれを確かにピントするのも難しい。算定によれば、その銃声は複数の交差点の右の方向から来た。


好奇心でその銃声の原因を探してみた。思ったの方向へ僕は走っていた。右曲がりに一目してながら、数の交差点を通った。最初は何も見つからなかったが、三番目の曲がりに何かを見つけた。その風景が驚きをさせた。


三番目の曲がりは通ったところが、そこに目が留まった。その曲がりの先に、廊下の行き当たりが見えた。その前には、三人がいた。二人は黒い制服を着たり、倒れている。そのほかの一人は、筒から煙を吐いている銃を持って、立っている。驚きさせたのはそれではなく。驚きさせたのはその人、僕とソックリだった。


点滅の前に違って、その人々は単色で巻いていない。その人々はまるで現実にいる、本当の人々だった。彼の黒い短髪は僕とソックリ、細いでも屈強な体が僕とソックリ。


これを見ると、意気が上がった。なんか心臓が搾れている感がする。それだけでもなく、そこにいる男は僕の向こうに顔を上げた。


何だよ…


顔がはっきり見える。この距離でも、その人は僕だと確認できる。この数日に、僕は鏡に見たこともないでも、間違いない、彼は僕。


数秒のところ、僕らは見詰め合った。まじでシュールだった。僕より、彼の表情は鋭くないけど、彼は冷静な表情をしている。影が合わない鏡に見つめているように。


どうする?


どうするんだ?


自分に、何度も手順を尋ねていたが、恐怖し過ぎて足を動けない。でもその質問、他の人に答えた。


「逃げろ…」


彼の言ったことは聞いてなかったが、でもこの距離でも彼の口の動きは読める。それを笹やったら、彼は逃げた。右の廊下へ行った。それはなぜだか、すぐ分かる。


僕の後ろから、足音がドンドン近付いていく。でも変、振り向けたら、見えるのはこの廊下の行き止まりの壁の表しかいなかった。また振り向けたら、僕のそばに黒い制服を着ている、二人の男が倒れている。立場が移動されていた。


前に向かったら、四つのことが気づいた。まずは、四人組みのボディーアーマー着ている、自動小銃で携えていた、兵隊が僕に近付いている。その二、左の壁に大きいな穴がある、まるで砲が破れた穴だった。その三、今は僕のコートがいなかった。と、僕の手に、銃があった。


「ナゼここに―」


「どうして銃が―」


「何の兵隊だあれ―」


「これは何の穴―」


もう惑ってしまった、何があったのかもう分からない。でも廊下を遮った兵隊を見ると、もう一人の僕が言ったコトを思い出した。今はとにかく逃げるしかいない。


左に走りたかったが、どうかされたか、僕は右に走った。もう人路の僕と一緒の方向だ。ここまでは、相手が拳銃しか持ってなかったで、全人倒してた。でも今のレベルじゃ僕勝てないそう気がする。あいつらと係わりたくない。


当てもなく果てのない廊下に走り回っている。トキドキ、僕は敵のところに振り返って見た。ここまでは、僕は一人だけ。でも前に振り向けたら、前にあったものが僕を止まらせた。


まえには、またの兵隊の組がダンダン近付いている。それを見て、僕は一回りをして、他の道を探す。


振り返るとき、ちょっと滑ったが、でも均衡を取って走っていた。前だけ走っただけじゃ兵隊から逃れられない、次の交差点に、僕は左に曲がった、でもそこには何かが待っていた。


曲がったとき、間に合ったのはまた別の兵隊の組。今は三人の組だった。彼らも僕がいた廊下に曲がったところだった。


お互い、僕らは驚かせて合って。だが僕は先に直った。彼らは小銃を両手で持つ、それが僕の利益。接近戦には、僕がもっと整っている。


早くに、僕は右腕に持って銃でを際差の兵士の顔を打って掛かった。彼は跳ね返った、でもまだ倒されない。そのあと、真っ直ぐに彼の顔を打った。


彼はまだ立っている。そのたび、右に他の二人は小銃を構えるために距離を作っていた。彼らは僕に照準を合わせた。差けり切れない。やれるコトは一つしかない。


今襲った兵士はまだ立ち直せる。彼の均衡を失って、左足を蹴った。他の二人の狙いから自分を庇って、危機一髪で彼のボディーアーマーの襟ぐりを引っ張った。


ダダダダダダッ


他の二人は引き金を引いた。この兵士のお陰で、僕は助かった。


他の二人は僕が撃ったれないから撃ってを止まった。これが機会だ。彼らに兵士を押すながら突撃した。突撃はそんなに強くはないけど、でも兵士を離して一人の兵士に渡したら、彼はこの兵士の体重を捧げなくて転がっていた。


縦を落としたのは自分が最後の兵士に狙いやすい。それで、僕は右に飛び込んで銃を構える。彼の頭とか狙って、殺すのは思わない。ただ、彼を立ち直れないほど傷つけるだけ。


ダダダダダダッ


動いている状態で、僕ら狙い合っている。彼は僕にどこでもイイと発した。それに引き替えて、僕はまだ彼の手に照準をあっている。


バンッと。


彼の弾幕が僕に差付ける前に、僕は引き金を引いた。銃口から弾一発が吐き出した。自分の腕がまだその後座を絶えるうちに、その弾は兵士の銃にあった指を当たった。彼はもう撃ってない。でも、彼は二度と立ち直れないように彼の左足を撃った。


僕が立ち直っているながら、もう一人の兵士がまだ仲間の体から離れてもがいている。立ち直ったら後、仲間と同じく、彼の左足と右手を撃った。


この戦いの所為で、僕は完全に後ろの廊下にいた兵士の組のコトを忘れてしまった。気配が感じた僕は降り向かった。だが、見えるのは足音を作っている兵士たちではない。


この廊下の交差点の向かいに、もう一人の僕が見つめている。彼の着ているシャツは血に塗れている、でもそれ彼の血ではなく。


彼の存在のことを気づくと、僕は兵士のコトを見逃した。彼のトコロに目を付けるうちに、兵士たちはもう彼と僕の間に結党して小銃を構えている。


「撃って、撃って!」


夢中すぎて僕は反応できなかった。気づいたら、兵士が僕には避けられない弾幕を吐き出した。

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