表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/24

勇者試験 男性苦手症の少女と戦います2

次のステージに進むとそこは地面がコケに覆われ不規則な地形をした戦うにはやりにくそうなフィールドだった。

魅色はコケを足で踏みながら

「これは細かい動きができそうにないね」

どうやらここでの戦いはすんなりいかなそうだった。

俺は剣を出しいつでも戦えるように準備をしていた。いつモンスターが来るかわからない状況で一瞬たりとも油断はできなかった。


俺はもう一つ不安なことがあったそれはおそらくこれからステージへと進むにつれてモンスターはどんどん強くなっていくアクションゲームで習得したモンスターの攻撃への対応や素早い立ち回りはいいとして武器が配布されたものでは自分の能力を活かしきれてなかったのだ。魅色は配布された剣ではなく自前の大剣を持っていたので強い一撃を繰り出せるしかし俺の剣では足を引っ張るだけだった


「自分に何か攻撃以外にできることは?」

俺はとりあえず魅色の援護にまわることにした今は強くなくてもいい新しい 新武器(ニューウェポン)を手に入れいつか最強の勇者になる。俺は今無力な自分を受け止め最強の勇者になることを再認識した


「くるよ!」

背中にある大剣を抜き出し構える魅色、次のモンスターが迫る足音がフィールド上に響き渡っていた。


その数秒後にモンスターが現れた

どうやらレベル1のダークウルフのようだ。

「私が先に先制攻撃をする」

魅色が速い瞬発力でダークウルフの足元へと大剣を振りかざすしかしコケでバランスを崩しダークウルフの足に深いダメージを追わせることはできなかった。


「だめだ!足場が悪すぎる!」

魅色は崩れたバランスの体を素早く立て直し俺の元へと一旦引いた。

「これじゃ足の素早いウルフに攻撃をされてなす術なくリタイアになるかもしれない」

乱れた呼吸を整えながら魅色はこのままでは敗色濃厚という事を悟った。

「俺は何かできないのか.....」

俺は必死にこの状況の打開策を考えていた

しかしウルフもそんなには待ってくれないその鋭利な爪を向け突進してきた


俺と魅色は左右に素早く避けウルフの突進攻撃を避けた。

「何か....何か.....」

考えているとある事に気付いたそれはウルフが突進をして、方向を変えまた俺と魅色に襲いかかろうとしている時その方向転換をする際にほんの一瞬だが足が滑っていた

さすがのウルフでもこの足場では急な切り返しに足が滑るようだ。それを利用すれば...


「魅色!俺が素早い動きでウルフのバランスを崩すコンマ何秒かも知れないけどその瞬間お前の大剣の一撃で仕留めてくれ!」

俺は現状攻撃力が低いだったら得意の素早い動きでウルフを惑わし魅色をサポートするやっと俺のできる事が見つけられた。


「分かった!でも想像以上にこの地面滑るからそこは注意して!!」

魅色の忠告を受け俺はウルフの元へと走っていったまず左に移動した

ウルフは反応し、俺の元へと突進してくる

そしてウルフの上を飛びウルフの背後へと移動するウルフは俺の予想外の動きについてこれず少し体を斜めにしながらまた突進してきた俺はそれを見て


「この調子で揺さぶればなんとかウルフは倒れるかもしれないでも足場はきつい、やるしかない俺にできるのはこれぐらいなんだ!」


俺はウルフの横を猛スピードで走り抜ける

ウルフが横を向き俺に向かってくる瞬間俺は素早く右へと移動したウルフの重心は前足に集中していたため右へ移動した俺に反応したためバランスを崩し俺から見て左に倒れ込んだ。

「今だ!魅色!!」

魅色は素早く飛び出し倒れて抵抗のできないウルフに一撃を食らわしたウルフは唸り声を上げその場から消えた


「やったな!」

「うん!優雅が私をサポートしてくれたからうまくいったんだよ!」

そしてついに勇者試験最後のフィールドへと向かう事になる

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ