初ダンジョンはアクシデント続出!?
「大丈夫ですか!?」
俺は相手の攻撃を避けながらヘドロを受けたミサエラさんたちを心配した。もしかしたら当たったら体が溶けてしまうとかの恐ろしい感じの液体かもしれないと思ったからだ。
俺は目の前の光景に絶句した溶けていたのは体ではなく服だったからだ。
「なにこれ!?最悪!」
「優雅くんに見せちゃおー!」
「これは最悪ですね」
「あーもううざいこのヘドロ!」
俺はちょっと助けに行くのをやめようと.....いや!俺はすぐに助けに行った。
俺がどうすれば溶けるのを止められるか分からずただその場に立ち尽くしているといよいよナギサの上半身が見せそうだった。
「ちょっと何見てんの!?変態!」
ナギサは両腕で胸を隠しその顔は恥ずかしさと怒りに満ちていた。
「お、俺は見てるわけじゃない!よ?」
「最後のよ?はなによ!本当に見たら殺すからね!」
そしてついにナギサの上の服は完全に溶けきり透き通った白い肌それにそこそこのサイズの胸の一部が露出していた。
「まずい....俺の煩悩が頭を満たしていくこれで見たら本当に殺される!」
俺は心の中で自分との戦いを続けていた
その間にもナギサ以外のメンバーの服が溶けてゆく.....
俺はその光景に鼻血を出しそうになりつつ異世界の美少女はすごいな!と感心していた。
そんな中
「優雅くーーん!」
「魅色!?当たってるって!!」
魅色は完全に胸を露出し、その巨乳を俺の背中へと当ててきた。異世界最高!とちょっとまずいことを思いつつどんどん胸を背中に強く当ててくる魅色。
心なしか後ろから
「優雅くんすごいよ...」
どんどん魅色の胸の動きが激しくなっていき後ろから荒れた息がはっきりと聞こえてきた
「エロゲーで慣れてたはずなのに実際やられるとやっぱり.....」
俺はどんどん変な気分になっていったさすがにこれ以上はまずいと思い魅色を手で後ろに押して逃げようという作戦を取ろうとした俺だったが
「あ、大胆!優雅くん!」
「こ、これは違うんだー!!」
後ろを振り向いて魅色を押したがそれが間違いだった、魅色の胸を完全に 鷲掴み(わしづかみ)ちょっといろいろやばいんですけど!
という状況になっていた。
「ユウガくんやりますね」
「ユウガってやっぱりエロいやつだったんだー」
ミサエラとルルが完全にあわれな目で俺の胸を鷲掴むところを見ていた!違う!これは不可抗力だったんだ!!
上ではヘドロコウモリが何百体か分からないが羽を広げて飛ぶと出る独特の音を立て飛び回っていた。俺は己の煩悩に打ち勝ち他のメンバーが攻撃できない今、自分が攻撃するしかないと思った。
まずはコウモリを一気に撃退できる技はないかと考えた。少し考えると武器を作ってもらった時のベルソさんの言葉を思い出した。
「なあ坊主、この武器には特殊なスキルを発動させることができる加工をしてあるその名もダークホースイノベーションだ。」
「ダークホースイノベーション?一体どんな技なんですか?」
「まあ簡単に言うとフィールド状況に異空間を発生させて相手を飲み込むその時の飲み込む力で相手を消滅させるって感じだ。
ただし一回の戦闘時に置いて使えるのは一回きりだ。それ以上はお前と武器の安全性は保証できない。」
俺はこのコウモリが大量にいる状況で一気に殲滅するためにはダークホースイノベーションを使うしかない。俺は精神を相手に集中し頭の中でスキルのイメージを思い浮かべた。
「相手のコウモリの全体をイメージするんだ
一気に空間に飲み込まれていくコウモリたちを.......」
「優雅前からコウモリが来てる避けろ!」
ナギサが俺の目の前に迫っているコウモリについて知らせてくれた。俺は右に素早く移動して
「全てを殲滅しろダークホースイノベーション!!!」
俺がスキルを叫ぶと上から真っ黒な空間が降りてきた周りはすごい風に覆われ俺も立っているのがやっとだった。
コウモリたちはグルグルと回りながら吸い込まれていく。これが俺のスキル....メンバー全員がその巨大なポテンシャルに驚いていた同時に危機を感じた。これが暴走してしまったら一体どうなるのか....と?
優雅はスキルを使い終えるとその場に倒れこんでしまった。どうやら始めてのスキル使用で体力と精神力が大きく失われてしまったらしい。ミサエラは大きな胸を隠しながら
「よく頑張ったわねユウガくんお疲れ様」
メンバー全員の始めての戦闘してはいい成績を残した優雅の才能に満足しているようだった。