勇者になった俺の祝賀会で事件発生?2
「私ってさーやっぱり胸が小さいのでダメだとおもにゅうんだよね....」
ルルの顔が真っ赤だ。まさか?やはりルルは完全に酒に酔っているようだ。じ、自分から俺の手を胸に当ててくるなんて信じられない
「ねぇユウガ私の胸触って大きいか確かめて」
あからさまに小さいと思うんですけど!?
そんなこと言ったらルルに魔法でこてんぱにされてしまうと思ったのでなにも言わなかった。
ルルはどんどん俺に言い寄ってくる気づけば
目の前大体2センチほどのところにルルの唇があった
「ルル...胸は小さいけどやっぱり女の子だな
それに可愛いから妙にドキドキしてきた......
やめろ意識するな俺!」
心の中で自分のエロい心を必死に抑えなんとかルルを振り払っていた。
そんな時ルルを抱き上げ俺からルルを退かせたのはミサエラさんだった
「ミサエラさんすみません助かりました」
「いいのよこれぐらい」
どうやらミサエラさんは酒には酔っていない様子だった。さすがお姉さん!
俺は安心し、トイレに行きたくなり席を立った部屋の奥の廊下の奥にあるトイレに向かい
用を足しトイレから出ようとドアを開けた瞬間ミサエラさんが立っていた
「どうしたんですか?ミサエラさん」
「ちょっと話したいことがあるんだけど」
どうやらミサエラさんは恐らくギルドの詳しい話をしてくれるのだと思った。
そして小屋の一番左の個室に案内された
先に入ってと言われたので先に部屋に入ると後ろから明らかに鍵を閉める音がした。
「ちょっミサエラさん?」
俺はいきなり鍵を閉めたミサエラさんに閉めた理由を聞こうとしたしかしミサエラさんは少し虚ろな目で
「ユウガくんって私みたいなお姉さんといろいろしてみたい気持ちはな〜いの?」
あんたも酔ってんかい!
俺はかなりピンチな状況にあった鍵を閉められしかもドアの前にはミサエラさんが立っている下手に脱出しようとしたらどうなるか..
「ねぇユウガくんは私の事どう思う?」
「え、いや、そのちゃんとリーダーしててすごくいい方だと思います....」
目の前でミサエラが服を手で下に引っ張り
その大きな胸を俺がちょうど見えそうで見えない角度で見せつけてきた。惜しい!いや惜しいとか言ってる場合じゃないだろ!
どんどんミサエラさんが服を脱いでいく
やはりミサエラさんは大人の女性って感じでルルとは違う上品な可愛さがあった。
ルルとの時とは違い部屋から逃げられない。
俺も正気を失いつつあった。
「こんな...エロゲー的な展開持ってこられたら俺だってさすがに.....」
ついに我慢の限界に達した時ドアが粉砕した
ドアを粉砕させたのはナギサだった。
「ちょっとミサ姉まあ抑えて!」
ナギサは暴れるミサエラさんを必死に抑えミサエラさんの寝室にミサエラさんを運んでいった。
「ありがとうナギサお前酔ってないよな?」
俺は助けてくれたナギサに感謝しつつもミサエラさんの時同様に酔っていたら本当にまずいと思い確認した。
「私はお酒に強いのよ」
「何杯飲んだんだ?」
「えーとグラスで25杯よ」
ちょっと!?いくらお酒に強いからってまだ20歳じゃない女の子が25杯飲んで酔わないって....恐ろしい異世界の少女.....
とりあえず今回のちょっと危ない事件は終了し、他の3人は寝てナギサと俺だけが起きていた。俺とナギサの間に会話はなくもう時計はよく読めないが恐らく深夜1時ほどだと思う時計の針の位置だった。
「ねぇちょっと外に付き合ってよ」
ナギサはグラスを起き俺に外に行こうと誘った。
俺は言われた通り外に出た。
「少し歩く事になるけどいいわよね?」
「何をしに行くんだ?」
「そ、それは秘密よ!」
ナギサは目的を俺に教えてくれそうにもなかったので黙ってついていく事にした。
恐らく15分ほど歩いたところにこの村で一番高い丘についた
目の前に広がっていた光景は日本では絶対見れない広大な自然の景色それに見たこともない星の数の空、それに真っ赤に染まる月
俺は言葉を失いただその場に立ち尽くした。
立ち尽くししてる俺を少し笑いまた星を眺めながら
「どう?この世界の星はユウガのいた世界とどっちがきれい?」
「話にならないほどだこの世界の方がきれいだ。」
俺はこの世界にきて正直最初は焦った。
けどナギサやミサエラさんたちとの出会いでいつしか帰るという選択肢を模索せずこの世界で勇者になるという目標まで立ててしまった。だがその行動に間違いはなかったと俺は思う。その選択が無ければ今、ここでこの雄大な景色、空を眺めることはなかっただろう
「私はさこの空を眺めることが大好きなの」
ナギサは趣味のことを話し始めた。
「小さい頃、お母さんと喧嘩して家を飛び出したのそれで沈んでいる私を元気ずけてくれたのはこの星空だったの」
「だから星が好きなのか?」
「うんそれでぜひこの世界にやってきたユウガにこの星を見てもらいたかったの」
意外だった普段は俺に対してツンツンしてるナギサだったが、自分の趣味のことや昔の話をしてくれる。俺はすこしばかり星を眺めているナギサにドキッとした。
俺はドキッとした自分を否定し、首を振りながら、
「違う!そんなことあるわけない!」
「今なにか言った?」
「い、いやなにも」
ナギサと俺はまた星を眺めた。二人の間にあった壁がすこしなくなった気がした。
ナギサは後ろを向き歩き出すと
「帰るわよ!ユウガはやくしなさい!」
「分かったいま行くって」
俺は異世界の魅力を改めて肌で知り、
ギルドの小屋へと帰る。