三日目 自分だけ豚顔になった②
昨日の、
妹だけが豚顔になった夢の楽しい記憶を引きずりながら、
二日前に見た、自分だけが豚顔になったの続きを夢で体感することとする。
楽しい事の後は、辛い事でもいいかなーって。
てなわけで、夢の続き。
大学に着くが、やはり周りの視線が気になり、
俺はトイレに隠れた。
トイレの鏡で、自分の顔を見ると、
ホント、見事な豚顔である。
自分で言うのもなんだが、
正直、不審者として通報されてもおかしくないレベルの顔だな^^;
現実世界の俺としても、失礼ながら、こんな豚顔の男とは、
第一印象で、友達になろうとするのを諦めるかもしれない。
そんな顔を鏡で見ながら、
チャラい集団がトイレに入ってきて、
「何こいつ?キモ」と心の中で言っているような、
侮蔑の眼差しを感じる。
これは、もう耐えられないなと思い、
1限目のアフリカ経済事情の授業を大教室で受ける。
学部は経済学部で学生数も多いから、
大教室で、周りに誰も寄ってこないけど、孤独を感じずに受けていられる。
これが、少人数の学部で、1クラスの狭い教室に、
こんな醜い豚顔の男がいたら、皆どう思うだろうか?
などと考えなくても、いいことを考えては、
授業を受けていた。
周りからの避けるような視線も感じるが、
とりあえず授業内容に集中して、乗り切る。
授業中に、花粉症なのか、マスクをしている学生を何人か発見する。
それを見て、
「何で俺は気づかなかったんだ!!」と、
1限終了後、売店に駆け込み、風邪でも花粉症でもないがマスクを購入し、
トイレの鏡で確認する。
「よし!、鼻と口が隠れるだけで大分違うわ!
それでも目が細すぎるから、不細工扱いはされるんだろうけど、
それはそれでも、周りからの視線のストレス自体は和らぐはずだし。」
「何でこんな簡単な事に気が付かなかったんだろうな!!!」
と考えながら、その後はウキウキで授業に集中していた。
家に着くと、
妹に、
「おい、豚兄貴!!
また、その豚面を晒してたのかよ。
ここ当分マスクしてたのに、
何で今日、素顔で出てっちまうんだよ。
お前のキモ顔を晒すだけで、
妹がどれだけ恥ずかしいか、考えて行動しろよ! 豚が!」
と、凄まじい言葉を浴びせられるが、
これも夢だって思える俺にとっては、何の問題もなかった。
あぁ・・・マスクって素晴らしいね。
よく分からない、終わらせ方、
いや、まだ終わってないけど。
とりあえず、豚顔になりましょう。




