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一歩、二歩、散歩

作者: 菜の花
掲載日:2025/11/13


一歩、二歩、散歩

歩み続けるたびに

足音が未来を作り変えていく


木霊する世界の声

響く星の鼓動は

今も止まることを知らない


一歩、二歩、散歩

続く小道

初めて通るから

迷子にならないように

あの星をみちしるべにしよう


広がる夜の静寂

香る月の匂いは

明日も感じられるだろうか


遠くでひとつ

鳥が鳴いた

明日を願うように

今日を忘れるように


闇はゆっくりと

影を手放しはじめた

黒い空に真っ赤な太陽が

少しずつ滲んでゆく


かすかな光が

世界を包み込み

僕らの肌をふわりと撫で

世界に輪郭が現れる


葉の上に残る朝露が

風に吹かれて、ぽつり

まるで夜に呟く独り言

静かに落ちてゆく


道端に咲く花が

朝の空気に目を醒まし

小さな色で世界を彩る

きっと僕らも世界を飾る色のひとつ


一歩、二歩、散歩

もう少しだけ歩いてゆこう

もう夜は去っていった

朝がもうすぐ訪れる

世界が目覚まし時計の音を聞く前に

ご覧いただきありがとうございました。


もう少しだけ歩いてみよう。


誰かに届きますように。

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