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IN:銀河より遠い∞世界  作者: 普通の人/3時のおやつ
第2章「終わらない戦い」

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34/83

第34話「上に行くための問題」

再び、薄暗い廊下を歩き始めた。


僕の足音がやけに大きく響いて聞こえるほど、屋敷の中は静まり返っていた。

あの“ワニの部屋”を脱出してから、もう20分以上は経っただろうか。

それでも、手がかりは一つも見つからなかった。


「……これじゃ、ただの迷路じゃないか……」


そう思いながら、ふと視線を上げる。


すると、以前封鎖されていたはずの階段の前に、小さな紙とマイクが置かれていた。


「……ん?」


慎重に歩み寄って、その紙を手に取る。そこには、こんな文章が記されていた。



---


問題

Bさんはある日、Eちゃんと一緒に森へ遊びに行きました。

しかし、帰るときに突然の大雨に見舞われ、2人はびしょ濡れになってしまいました。

仕方なく、洞窟で一旦休むことにした2人は、濡れた服を脱ぐしかありませんでした。

――さて、次の図の◯に入るのは、何を意味するでしょうか?


(図)


             脳

             首


     手      胸・お腹       手


             ◯


     足              足



---


「……これは……」


一瞬、僕は手に持った紙を落としそうになる。

図と問題の意味は明白だった。けれど、それを“声に出して”答えるには……。


(……恥ずかしい……)


部屋に誰もいないとはいえ、どこかで誰かが見ている気がしてならない。

顔が熱くなる。


「……でも、ここで答えなきゃ……階段は開かない……みんなにも会えない……!」


自分に言い聞かせるように、僕はマイクの前に立った。


(はっきり……大きな声で……)


「答えは……**せ、性器……です……っ」


言葉がこぼれ落ちた瞬間、廊下の壁のランプがぽっと灯り、階段の封鎖がゆっくりと解けていく。


「……正解、なのか……」


思わず天を仰ぎ、顔を覆いたくなるような羞恥がこみ上げてくる。

けれど、何よりも――


「よかった……これで、また上に行ける……!」


僕は足を踏み出した。

ギシギシと軋む階段を、一歩、また一歩と登っていく。


この先に何が待ち受けているのか――それはまだ分からない。

けれど、仲間と再び出会うために。

そしてこの“無限地獄”を終わらせるために。


僕は歩き続ける。


       ――To be continued

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