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戦死

 エルフの里から出発したリアナ達はバイロンの病を治す薬の材料である花の根を求めてハイグリーデン共和国の西の領地の山へと進んで険しい山道を登り、山頂に着き花の根を取った。


 「これでお父様の病を治せますね!」


 「やったな!」


 「皆、ありがとうございます。」


 「早速エルフの里に向かいましょう。レティシア様」


 「はい。アルフ」


山道を降りていくとリアナ達は異形の祠を目にした。その祠には以前であった女魔族の様な角が生えて悪鬼のような表情をした者の銅像がおかれていた。

 

 「これってまさか魔族を祭る祠?」


 「その通りだよ。お嬢さんそれは魔王様の像だ。」


 不意に背後から男の声が聞こえ振り向くとそこには頭に角を生やして黒いローブに身を包んだ男がリアナ達の前に立っていた。リアナ達はその男から放つオーラを感じて背中に寒気が走っていた。


 「お前たちを魔王様へ供物として捧げようか。」


 「やられるかよ!」


そう言うとカイルはグレートソードを抜いて魔族の男に切りかかるが男はカイルの剣をかわしてカイルの胴に強烈な蹴りをいれた。


 「ッ!!」


 カイルはその場に倒れて悶絶するとりリアンとリアナが同時に魔族の男に攻撃を加えようとする。魔族の男は次々にリアナとリリアンの攻撃を交わしていく。


 「リアナ!リリアン!伏せなさい!」


 アイリーンの声を聞いてリアナとリリアンがその場に伏せるとアイリーンファイアーボールの魔法が魔族の男に直撃するが魔族の男には効いていなかった。


 アルフが剣を抜くと剣が強い光を放ったそれをみた魔族の男は表情を変えた。


 「まさかその剣に貴様は勇者の、、、、!?」


 魔族の男はアルフの剣とその存在に恐れてアルフに向かってアイススパイクを唱える。

 

 「アルフ!伏せろ!」

 

 アルフが自分に直撃するそう思った次の瞬間カイルがアルフの前に立って身代わりとなってアイススパイクに貫かれた。


 「カイル!!」


 それ見たリアナはありったけの魔力を込めてソニックスラッシュを放った。風の刃が魔族の男の右肩を切り裂くと魔族の男は苦痛にその身をよじらせた。


 「貴様ッ!!」


 リアナに標的を変えた魔族の男はアイススパイクの魔法を放とうとする、それをみたネフェが魔族の男の左手に噛みつくと魔族の男はネフェを振り回すしてもがいてネフェを引き離した。不意に魔族の男の体が動かなくなる。アイリーンのバインドの魔法だった。


 「今よ!!アルフ!!」


 アルフが魔族の男の頭に剣を振り下ろすと魔族の男の頭は切りさかれてその場に倒れると塵となって消えた。


 「カイルは?!」


 皆が倒れたカイルに近寄った。アルフがカイルを抱き起すとカイルは吐血した。


 「、、、皆、、、わりいな最後まで付き合えなく、、よ」


 そういうとカイルは目を閉じて動かなくなった。アイリーンがレティシアに回復魔法を使う様に言ってレティシアが回復を使うがカイルは目を覚ますことはなかった。


 「ちょっと!うそでしょ!?」


 「カイル!目を覚ますヨ!」


 「レティシア!魔法は聞かないの?」


 「、、、、ごめんなさい、、カイルにはもう、、、。」


 暫くリアナ達はカイルの遺体の前で立ち尽くしていた。



 つづく


 

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