情報屋再び
クーレンド王国王都のギルドでエルフやドワーフの遺跡や名声が大きく上がる依頼がないかとリアナ達は質問すると名声の高く上がる仕事は他の高名な冒険者達がほとんど契約してしまっている為、残った仕事は薬草を森に取りにいく依頼や荷物運びなしかない事を告げられ、またこの国には多くのエルフやドワーフの残した遺跡が多くある事を伝えられた。
その話を聞いたリアナ達は遺跡を探る事を決めて酒場に入り情報屋を探した、すると以前あった情報屋の姿があった。
「、、、、あんた、この間の情報屋よね?」
「これはこれは、この間はどうもお嬢さん。今日も何か聞きたいことがあるのかい?」
「また金貨10枚ヨ?」
「いいや、今日は特別に金貨一枚にまけとくよ。何か聞きたいのかい?」
「そうね、魔法の武具が多くあるエルフやドワーフの残した遺跡をしってる?」
「、、、、、そういうことならやっぱり金貨10枚だな。」
「あなた!少しはまけるヨ!」
「駄目だね。お嬢さん達は見た所、冒険者としては新入りだけど腕はかなり立つと見た。遺跡を探索すればかなりの金を稼げるだろうから金貨10枚くらいは貰いたい所だね。」
「このおっさんに金貨10枚払うか?」
「、、、あんたが言ってる通り魔族は存在していたわ。魔族が聖杯をもっているという話は何処から聞いたの?」
「こちらもそれをうりにしているからそれをばらすわけにはいかないね。」
アイリーンはため息をつくとリスティの方を見て出せるかどうか聞いた。リスティは情報屋に金貨10枚を渡した。
「ほら!話したような遺跡について聞かせなよ。」
情報屋は金貨を懐にしまうと話始めた。
「ありがとうよ。このクーレンド王国の西にあるマダック公爵領にある遺跡がいいんじゃないか?強力な魔物が多くいて他の冒険者も入らない分魔法の品も数多くありそうだしこの国で大きな影響力と発言権を持つ公爵の関心も得られると思うぜ。」
「地図に記せる?」
「ああ!地図とペンをだしなよ。」
アルフが地図を渡すと情報屋は遺跡の場所をしるした。
「へへへ、また何処かであったらよろしく!!」
情報屋は残った酒を飲み干すとそう言って酒場を後にした。
「とりあえずこの国の公爵の領地に向かうのでいいわね?」
「はい。アイリーン」
「ついでに公爵領に何かを運ぶ依頼受けるヨ!」
「そうね。」
リアナ達はギルドで公爵領に入りたいとう人物の護衛を引き受けてマダック公爵領へと目指していった。
つづく