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輝冠摂理の神生譚 ~どうやら天才らしいので、嫁と神々の王を目指す!~  作者: G.なぎさ
第二章 天上神界を覆う不穏編
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24話ー➂ 十神柱 序列9位『狙殺神ギネヴィア』





見知らぬ長い黒髪の女性が立っている。




「あなたがルークとルシア?」


「はい......僕がルークで隣の薄紫の髪がルシアです。」



 咄嗟に答えてしまったが、普段の僕なら答えない。

 何かマインドコントロールのような、高度な魔法が使われた可能性が高い。


 もし敵だったら終わりだが......幸いな事に全く敵意を感じない。



「そう。あなた達が噂の。私はギネヴィア。十神柱序列9位のギネヴィアよ。よろしく。」


「まさか増援というのは......」


「そうよ。私が増援。とりあえずこのスタンピードは私が終わらせる。話はその後。」



 いや待て待て待て待て。待てぇぇぇい!!

 初対面の十神柱と話す事なんてないぞ!?


 そしてなぜわざわざこの区域にいた?

 もしや......何か目をつけられてしまったのでは?


 普通にコワイ......最近怖がってばっかりやん......



「そこのデカい暑苦しいダマ肉。弓と銃どっちが見たい?」


「え?俺っすか?じゃぁ弓で!!」


「そう?なら銃にするわ。」


「いや何でっすか!?」



 そしてギネヴィア様が銃を上方向に掲げた。

 すると見渡す限りの空を、30cmほどの小型の法陣が覆い尽くした。


 空が殆ど見えなくなるほどの密度と数......

 その魔法陣の数は、数えるだけ馬鹿馬鹿しい天文学的な数量だ。


 そもそもこれだけの数だ......

 本当に銃を介して発動しているのかさえも怪しい。



「兆里狙殺神法・第7式 ホーミングブラスター............発砲。」



 僕達は見た。上空に浮かぶ眩い星々の瞬きを......


 発射された膨大な量の魔力弾は、成層圏の外にいる魔物を数秒で撃滅した。

 しかし、魔力弾の勢いはまだまだ止まれない。


 遥か遠方の彼方に浮かぶ、第2波さえ次々と撃ち殺していく様が辛うじて見える。

 更には魔物に当たった魔力弾は、そこで消える事はない。


 その後、別の敵を追尾しながら、複数の敵を撃ち落としているのだ。



「嘘......こんなのって......」



 ルシアはそれ以上言葉を口にしなかった......



「おにぃ......これが、神法?」


「これは......神法の性能だげじゃない。あの人の魔力制御は、常識の範疇を逸脱してる。」


「おにぃ?どゆこと?」


「極めたんだ......魔力操作を極限まで!!」



 魔力は扱う数と量、そして距離が大きくなるほどに、制御が困難となる。

 理論的に考えても、150km以上ある惑星シレティムの成層圏外まで、魔力制御が及ばせるなど不可能......


 しかもこの女神は制御してるだけじゃない......完璧に操作をしていのだ。



「一発でも不可能なのに......この数と速度、そして威力の弾丸を個別に?」


「綺麗な幾何学模様ね......意思のある流星群のようだわ......」



 狙撃神と言われる要因が分かった。

 この人は圧倒的魔力操作で、超遠距離を敵を正確に狙撃できるのだ。


 言わば超遠距離攻撃を極めた十神柱。


 そうして永遠にも感じた天空の大殲滅は終わりを迎えた。

 スタンピードは十神柱という、より大きな力によってねじ伏せられたのだった。





 しかし......気のせいかな?

 この人帰る気配が無いんだよね~。



「さ、終わったわね。醜くて汚ない魔物の血は浴びない。私をそのテントに入れなさい。」


「あ。はい......どうぞ。」



 あぁ......ゲロ吐きそう......

 てか普通に魔物の血ぐらい、防御魔法かなんかで防げよ......


 そしてガリブとゼレスは、驚きのあまり未だに唖然としている。

 それもそのはずだ。惑星の半球を覆った魔物達を単騎で全滅してしまったのだから。



「ちょっと?そこの暑苦しい獣二体。降ってきた返り血浴びたらテントに入れない。入るならとっとと入って。」


「いや、あの僕のテントなんですけど......」



 ダメだ......みんな呆然としている。

 何も考えられん。無理だわ。


 僕は大人しくテントの主導権をプレゼントした。




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