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輝冠摂理の神生譚 ~どうやら天才らしいので、嫁と神々の王を目指す!~  作者: G.なぎさ
第二章 天上神界を覆う不穏編
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19話ー➂ 女...コワッ......





――帰還後――



 僕らは基本的な事務処理や手続きを終え、再び魔導神ソロモンのいる応接室に来ていた。



「ご苦労さま。大変な依頼だっただろうね。もちろん報酬にはかなり色を付けておくさ。」


「ありがとうございます。」


「それで?どんな方法で原初熽星王を倒したのか詳しく教えて欲しいな。報告書には二人が倒したと書いてあるものだから気になってさ。」



 さてどうしよう……根源共鳴のことは隠しておきたい。

あれはあくまでアファルティア様だから見せたのだ。


 以前にも話したが片割れは方方が死ねば、もう片方も死んでしまう。

根源共鳴ができると教えるのは、この事実を教えるようなものだ。



「はぁ……ギリギリ命をかけた戦いだったのですよ?私も補助しましたし。次このような依頼を二人に渡したら、天翼王として抗議させて貰いますから!」



 なんて優しい女神様!!!神スギぃ!!

それとなく話を変えて下さるとは......もう聖人だこの方。ナイスでぇぇす!!



「君の結界のせいで中での戦闘が全く見えなかったものでさ。でもアファルティアも魔力がかなり減ってるし、嘘ではなさそうだ。」


「永続的な神法での補助に、最後は超巨大ブラックホールを停止させ、天翼波で消滅させたのですから。」



 なるほど……

あえて魔力を多く使う方法をとったのは、ここで辻褄合わせをする為だったのか!!



「あの時は何から何までありがとうございます。」



 するとルシアも察して便乗をしてきた。



「先程の身体強化神術?是非教えて頂きたいです。」


「ふふ。あれは身体強化の術ではないのですよ?あなた達に流れる時間を、少し操作したのです。理論的に術として神術化できているので、そちらで良ければ是非。」


「いいのですか!私たちなんかでよければ是非教えて下さい!」



 そんなもの戦闘中かけて貰っていない。

何とも演劇を見ているようだった。


これが女同士......阿吽の呼吸スゴイ……



「ではソロモンさん?もう私たち戻ってもよろしいでしょうか?」


「ん?あぁ。時間を割かせてすまないね。例に今度何か奢るよアファルティア。」


「いいえ。結構です!ニコ」



 なにその笑顔コッワ......

……この二人仲が悪そうには見えないが......どうやら相性は最悪のようだ。


 すると帰り際の廊下で、アファルティア様が教えてくださった。



「あの色男は正妻が八人に側室十五人。愛人が三十人近くいるんです。お気をつけて。」


「えぇ!?」


「……怖いですね。」



 今日一番の衝撃カミングアウトであった。


 そうして僕らは応接室を後にした。





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