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輝冠摂理の神生譚 ~どうやら天才らしいので、嫁と神々の王を目指す!~  作者: G.なぎさ
第二章 天上神界を覆う不穏編
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 29話ー➁ 七連星神術






「終わりですね、これで。」


「っ......それはどうかな?」



 僕はあらかじめ遠方に仕掛けていた、遠距離神術『天貫穴』を発動させた。

 その魔法は範囲こそ小さいが......貫通力と速度は、現在習得している神術の中でもずば抜けている。



「このような小細工!雷光連撃」



 しかし驚く事に、鳴神聖は全て叩き落としてしまったのだ。

 流石にこれを全て叩き落せるとは想定外だ。


 しかし......想定外になった時の対策は当然打ってある。

 僕は関係の無い話を持ち掛けて、国民に余裕を見せる演出をした。



「これを受けて、刃こぼれ1つ起こさないなんて......その刀はやはり最高だね。」



 だがこれで終わりじゃない。


 この『天貫穴』はただの貫通神術ではない......

 触れた物から魔力を吸い取り、その魔力で爆発するように改造を施した。


 これを弾いた後に待っているのは.......



【自身の攻撃魔力による全範囲の爆破カウンター】



 叩き落とすのに使われた魔力が強ければ強いほど、爆発の威力も大きくなる。

 最上位神ともなれば特にだ。



「さぁ。全方位の爆風......すなわち気体をどうやって切り裂くのかな?」


「くっ。読み違えましたか......甘んじで受けましょう。」



 そして彼女が切り落とした天貫穴のカケラは、眩いほどの閃光に変化した。

 爆発の爆風は直径1km。


 ......たったの1kmだ......


 これは威力が分散を防ぐため、爆発の衝撃が超高密度になるよう操作しているからだ。

 星を砕くような超広範囲の爆発や、神術の類は確かに強力だ......


 しかし、対一戦闘においては決め手にはかける傾向にある。

 もし強力なエネルギーをロスなく一点で集められれば?


 それは派手でなくとも、巨大な破壊魔法以上の効果が見込めるのだ。



「当然これで終わらせるつもりはない!」



『原初神の雷槍』には更に上位の神術が存在する。それが......


【第53位階神術・原初神の破壊槍】


 そして僕はこの展開を見越して、【原初神の破壊槍】を六発遠方に仕込んでおいた。

 これらを発動の直前で止め、隙があればすぐ起動できる状態で待機させてあったのだ。


 加えてその6発だけで終わらせるつもりもない。

 魔力を一時的に封印する『第88階梯神術・絶魔の封陣』もおまけ重ね掛けした。



「七連星神術......発動!!」



 そうこれが用意していた対策の一つだ。

 鳴神聖は魔力量は、実は僕よりも遥かに少ない。


 カウンターの爆発威力も想定より小さかった。


 彼女は研鑚と機転、経験でここまで上り詰めた女神なのだ。

 しかし故に絶魔の封陣の効果は絶大のはず......


 もしこれをアファルティア様に使用したとしても、デカすぎる魔力量とレジストでほぼ中和されるだろう。

 後は鳴神聖の対応力と......『レジスト』の高さによるだろう。


 しかし......



「なるほど......確かに大した腕前。しかし私を仕留めるのにはまだ足りない。」



 驚くことに鳴神剣聖は『身体強化を封じられた状態』にも関わらず......

 剣技だけで『七連星神術』を凌ぎ切ってしまった......


 流石に少し......想定外だ。



どうもこんにちわ。G.なぎさです!

ここまで28話ー➁を読んでいただきありがとうございます!


ルークが仕掛ける第2策とは!?

そしてそれまでルークは『鳴神剣聖』の猛攻を耐える事ができるのか!?


そして迫り狂う『鳴神剣聖』の最上位神たる所以の絶技.....

あのルークが絶体絶命!?

次回28話ー➁超神速○○○!? 是非ご覧ください!!


もし面白い、続きが気になる!と思った方はブックマークやレビューを付けてくれると超超嬉しいです。


何かあればお気軽にコメントを!

次回の最新28ー➂の更新は明日の『『22時過ぎ』』です!

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