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輝冠摂理の神生譚 ~どうやら天才らしいので、嫁と神々の王を目指す!~  作者: G.なぎさ
第二章 天上神界を覆う不穏編
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28話ー➂ 圧倒的な破壊神術  (28話最終回)




「気付いたみたいだけどもう遅いー!チャージに少し時間がかかったけど、これで消し飛んじゃえ!!」


「なるほど……足場の魔法陣を張ったのは、星の地殻を踏み壊さないため。

 放った衝撃で、あなたが時点にめり込む姿は......想像するだけで面白いわ。」



 放たれた矢はもはや矢と呼べるような代物ではない。

 視界の全てを埋めつくるほどの超巨大な砲撃だった。


 惑星2〜3つを丸ごと消滅させるほどの威力はあるだろう。

 更に驚いたのはその衝撃を使って、星の軌道ごと逃げようとしていたのだ。


 足場の魔法陣が異様に大きかったのは、自身の射撃の反動で星1つ丸ごと移動させ逃げようとしたためだ。



「避ける事も防ぐことも大して難しくないのだけれど......鮮烈的にだったかしら?あえて正面から受けて、力の差を見せてあげる。」



 私は可能な限り派手で、広範囲の神術をゆっくり構築した。


 星を丸ごと覆い隠すほどの、巨大な球体の魔法陣。

 少しずつ完成していくその姿は、破滅への秒読みのようだ。


 星系統の中心にある、恒星系を破壊するであろう威力の神術。



「えぇ……嘘でしょ?あなた年齢詐称してないよねぇぇぇ!?」


「第35位階神術・インフェルノスター。」



 こちらに放たれた巨大な射撃砲を飲み込み、弓女神のいた星は欠片1つ残さず紫の光の中に蒸発した。

 その時点で勝敗が決したようで仮想空間が解除されたのか、気がついたらコロシアムのような場所にいた。



「あっはは。負けちゃった負けちゃった。強すぎでしょぉ私いくつだと思ってるの?」


「皆さんから年寄り自慢をされて私はもう聞き飽きたわ。」


「とりあえずおめでと〜。あなたはもしかすると十神並の強さになれるかもしれないね?」


「超えてみせるわ。」


「キッパリ言い切るねー。もしあなたが偉くなったら、私これぇ自慢話にするから!!頑張ってぇ!バイバーイ。」



 するとコロシアムの後方部に転移ゲートが展開され、私は控え室に戻ったのだった。



「お疲れ様〜圧勝じゃんか。」


「柄じゃない高圧的な態度を取ってしまったわ……逆効果にならないと良いんだけども。」



 元々私はあそこまキツい性格はしていない。


 ルークと何日も話し合った結果導き出された、

『今の神界で受けが良い国母のイメージ』を演じただけなのだ。


 そもそも弓女神様にも、敬語を使わないように話していた。


 あとで謝りに行こう……



「強くて気丈な女性ってイメージは着いたと思うよ?ただ傲慢と取られるか、自信と捉えるかは国民次第だね。」


「そうよね……時代背景と、現在に生きる神界人の心理傾向は分析したけれど……私がその分析通り演じれてたかは、また別問題なのよね……」



 今代の全神王は女性だ。

 その傾向から上に立つ女性は、お淑やかな聖女様よりも気高い女性の方が好まれるらしい。


 先代3代目の頃は少し違ったのだとか。



「とにかく次は僕の番だね。君がこれだけ鮮烈的に圧倒的に買ってくれたんだから僕もそれに答えないと。」


「私の頑張り無駄にしないでね……ぅぅ無理しないでね……」



 心配が理性に勝ってしまった......



「仮想空間だから怪我しないよ。心配しないで。僕も必ず印象的に勝つから。」



 そう言ってルークは転移ゲートを潜って行った。


 私はルークの背中を見送るしか出来なかった。





どうもこんにちわ。G.なぎさです!

今回は最新28話ー➂を読んでいただきありがとうございます!!


今回はルシアと弓女神の決着がついた28話最終回でした!!

後から振り返ってみると、終始ルシアが圧倒していましたね!!


ちなみにルシアの実力は現段階でも最上位神で上位に入ります!

そして次回は遂に我らが主人公ルークの出番ですね!!


次回の更新は明日の『『22時過ぎ』』です!


これからも輝冠摂理の神生譚をよろしくお願いいたします!!


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