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超能力は内密に  作者: 黒色の空
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普通の高校生

 痛い。目が悲鳴を上げている。


目を開けると太陽の光が直接目に飛び込んできた。耳元では夏場のセミのような五月蠅さで携帯が鳴っていた。アラームを止め、ゆっくりとベットから降りる。朝食の支度をしようと一階に降り、冷蔵庫を開ける。何もない。かろうじて余ったキムチがぽつんと片隅にあった。朝からキムチは口が終わるので、三日前に買ったバナナを頬張ることにした。テレビをつけると、隣の県で殺人事件があったようだ。遺体は腹に数か所刺し傷があったようで、川で発見されたようだ。むごいこともあるものだ。何かしら事件が起きないとこの世は気が済まないのだろうか。一日くらい何も起きない平和な日が来てもいいと思うのは俺だけだろうか。


そんなことを考えていると、出発時間五分前だった。急いで支度をして、戸締りを確認して家を出る。一人暮らしをしていると、この動作がルーティン化していくようになり、逆にこの動作がないと少し不安になるほどだ。

早歩きでバス停に向かう。今日もいい天気だ。春というのは気持ちがいい。気温も俺の好みだし、何より外に出るのが億劫ではない。秋も好きだが、さわやかさが少し消えるので個人的には好みではないな。

バスに乗り込むと、俺と同じ新入生たちが多く、バスに揺られながらスマホをいじっていた。誰一人として顔を上げず、画面に夢中のようだ。今の時代それが当たり前となっているので驚くことでもないな。


しばらくすると学校が見えてきた。桜が学校の近くにあり、とても鮮やかだ。桜に見とれながら、バスを降りる。すると前の女子生徒がバスを降りた後に、定期を落とした。急いで渡そうと思ったが、生徒が多く登校しており見失ってしまった。渡しそびれてしまった。しかし、定期券に名前が載っているため、まあ大丈夫だろう。あとで職員室に届けよう。

俺は定期券をポケットにしまい、校門に向かう。「さて、どうなることやら」不安はない。楽しみは少しある。俺は校門に歩き出した。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 標題看似平淡 實際上卻擁有驚奇的劇情內容 [気になる点] 虛假與真實的結合 [一言] 來自中文的愛!非常值得期待的輕小說
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