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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

王子と側近がまともな感性をしている場合の悪役令嬢の対応

作者: 箱崎裕治

王太子や側近がまともな神経を持っていたら乙女ゲームは始まりませんよね

何時もの王太子のグレイとのお茶会で婚約者のフレイ侯爵令嬢は何気なく最近有った入学式の話をした。

するとグレイが話し始める。

「その日は何気無く花を眺めて歩いて居たら新入生に声を掛けられたよ」

「まあ、顔も知らなく声を掛けたのかしら」

「いや、それが道に迷ったので講堂まで案内して貰えませんかって言われて気味が悪いので其所の看板の通りに行きたまえと言って逃げたよ」

「確かに異様な迄に看板が有って迷い様が無いのに連れて行って下さいは変ですね」

「ああ、そうだろう」

その様な話をしてお茶会は終了した。

翌週のお茶会でグレイが突然話し始める。

「次の日から例の新入生が行く先々に現れて話し掛けてきてその上手作りのクッキーを勧めて来たんで受け取らず逃げたよ」

「何時も同じ場所なのですか」

「いや、気が変わって普段行かない場所でもだよ」

「すごい新入生ですね」

「その上聞いて見ると側近達も同じ目に遭っているそうだ」

「かなり怪しい新入生ですね」

そうしてお茶会は終了した。

更に翌週のお茶会でもグレイ様が話し始める。

「また今週も例の新入生が僕達の所に来て話し掛けて来た上に手作りクッキーを勧めて来たよ」

「今週も何て怪しいですね」

「更に留学生のエドワード皇子も同じ目に遭っているそうだ」

「それは少々所か、かなり怪しいですね」

「エドワード皇子の事もあるし捕まえて強制的に話させよう」

「帝国との間の問題に成っても困りますし仕方無いですね」

そうしてお茶会は終了した。

翌週のお茶会で結果をグレイ様が話し始める。

「尋問官が拷問して話させたけど、私はヒロインだの逆ハーレムだの隠しキャラだの内容の分からない事ばかり言って死んだそうだ」

「訳が分かりませんがエドワード皇子まで迷惑を掛けた以上仕方無いですね」

「ああ、内容は解明出来なかったが親の男爵も処分してそれで仕方なく打ちきりだ」

そうしてお茶会は終了した。


普通の神経をしていたら王族や上位貴族の子供がよく知らない人間の手作りクッキー何て食べませんよね

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― 新着の感想 ―
[一言] ま、まぁ・・・だからこそ聖女だの巫女だの後ろ盾がある相手には無下にはできず付け込まれる隙があるわけで・・・やっぱりテンプレって偉大ね♬(ノ゜∇゜)ノ♩
[一言] ワハハ、あっという間に終わっちゃいますね。乙女ゲームに入らずに。っていうか、悪役令嬢じゃないし。 今どきの子供でも「知らない人からお菓子をもらっても、ついていってはいけません」って言われて守…
[一言] 別の小説のネタで転生時に最強の特殊能力を付与してもらったら扱いきれずに使った瞬間死んだり、また別の小説のネタではゲーム最強のキャラに転生したけど中身が主人公なので死ぬ気で努力しても中盤の中ボ…
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