第1話 『新しい海の民と竜王』㊴八尺の緒に繋いで・・
娘ちゃん<みんなにめいわくかける、なにもできないあたしがきらいなの・・
お母さん<迷惑だなんて思ってないからぁ・・自分を嫌いなんて悲しいことを言わないでぇ・・
お姉さん<娘ちゃんは、まだ幼いから自分の気持ちを整理できないですよね・・
@<前話の娘視点から続きで、また平仮名を多用してます(*- -)(*_ _)ペコリ
・・みんなが、あたしをたすけようとしてくれてるけど・・
あたしの『さむい、かなしい、さびしい』が、みんなにめいわくをかけて・・
『『娘ちゃん!』』『『妹ちゃん!』』『娘よ!』
みんなのよびかけに、あたしは、こたえなきゃいけないのに・・だけど、あたしをだきしめる、おかあさんたちにも『くろいもやもや』が広がっちゃうよぉ!?
だから、それをなくさなきゃいけない!って、あたしはひっしにおもってるの!
・・でも、それはなくならないの!!!
(・・それを軽くすることは出来るはず・・どうか、その気持ちに向き合って・・その気持ちを受け入れて・・その心を嫌わないでほしい・・どうか、その気持ちを許してあげてほしい・・)
そう言ってくれたミコ様が『くろいもやもや』におおわれて、しずんでいっちゃうよぉ!?
だから、それはダメなことなんだ!って、あたしはひっしにおもってるの!
・・でも、それはきえてくれないの!!!
『あたしには・・むりだよぉ・・みんなにめいわくをかけちゃう・・そんなあたしのことが・・あたしはだいきらいだから!、おかあさんたちがだいすきだから!』
だって、あたしはおかあさんから、みらいをうばっちゃったんだもん!・・あたしは、よくばりになっちゃいけないの!、わがままをいっちゃだめなの!
『お母さんもあなたが大好きよ・・だから奪ったなんて言わないで・・ワタシはあなたに何もあげられて・・くっ・・あなたがお母さんの未来そのものなの・・』
ほら!、あたしをだきしめる、おかあさんのからだがもろもろになって、くずれていっちゃうよ!?、あたしがころしちゃうよ!?、やだ!、やだっ!、やだぁっ!
『『泣いてる妹を放っておける訳ないだろっ!・・うわっあ!?』』
みんながミコ様みたいに『くろいもやもや』に、しずんでいっちゃうよぉ!?
みんなが手をつないでくれるのに、なにもできないの!、ただ、なみだをながすことしかできないの!、うれしいよりも、かなしいがいっぱいになっちゃう!
・・つんつん・・つんつん・・
『おねがいだから、みんなにげてよぉ!?・・えっ、あなた・・スイちゃん?、だめだよ!、くろくそまっちゃうよ!?・・ほら、のみこまれちゃうよ!?、みんなといっしょに、にげてぇ!、あたしなんて、おいていっていいからぁ!』
いつのまにか、あたしのほっぺをつつくキレイなヒスイ色の子がいたの・・すぐにあたしは、ミコ様のたいせつな『スイちゃん』だってきづいた・・たぶん、ミコ様がのみこまれるまえに・・あたしをたすけようとしてくれたんだって・・
(ま~まからでんごん?・・ことば、おもいだしてって?、しんじてるって?)
スイちゃんは、そう伝えてくれるけど・・もう、むり・・あたしなんて・・
『そう、みんなに迷惑をかけるキミは悪い子なんだ!・・ミコ様が認めてくれたように、ボクはボクの気持ちにウソはつかない!、それは間違いないことだから、はっきりとキミに言う!・・だから、キミもボクみたいに言っていいんだ!』
ほら!、あのヒトだって、なにもできないあたしのことを・・
『悪い子だって、迷惑をかける子だって、認めていいんだ!、伝えていいんだ!、キミはミコ様に、そう教えてもらったんだろっ!?・・くっ・・わかれよぉ!?』
あっ!?・・な、なんで、あなたが、あたしの手をつないでくれるの!?、おかあさんたちとつながってくれるの!?、いっしょにしずんでいっちゃうよ!?
どうして、あたしをたすけようとするの!?、あなたはあたしをおこっているじゃないの!?、そう伝わってくるもん、かんじるもん!、それなのになんで!?
『ボクは確かにキミに怒ってるよ!・・でも、その気持ち以上に・・ここにいるヒトたちは、キミのことを大事に想っているんだ!、キミのその悲しいことを軽くしてあげたいって思ってるんだ!・・それぐらいわかるだろっ!?』
そんなこと、いわれなくてもわかってるもんっ!
みんなのやさしいきもちが伝わってくるもんっ!
でも、あたしの『くろいもやもや』は、なくなってくれないんだからぁ!
『キミだけがツライなんて甘えんなよ!・・いいか?、ボクはいじめられっ子なんだ!・・ボクには親も兄弟もいないんだ!、だから、いじめられてた!、みんなの輪に入れず、声が聞こえない暗いヤツだって!・・これが終わったら、またボクはキミに怒るよ・・だって、キミにはこうやって守ってくれるヒトたちがいるから!、ボクはうらやましいから!、キミにはボクに無いものを持ってるから!』
えっ・・あなたにはおとうさんも、おかあさんもいないの・・?
あなたは、あたしよりもさびしいの?、つらかったの?、それなのに・・
『でも、今、そんなことはどうだっていい!、みんなが言ってることわかるだろう!?、迷惑かけていいんだって!、悪い子でもいいんだって!、ミコ様も言ってただろっ!?、キミのその気持ちを認めるんだって!、それはキミが好きな、キミを好きなヒトたちへの気持ちの裏返しなんだって!』
・・あたしは、みんなにめいわくをかけて・・わるいこで・・それでも・・
『あなたは素直な気持ちを伝えていいんだよ!、あなたを大切に思うヒトたちを信じて!・・私は家族じゃないけど・・頼ってくれていいんだよ!』
・・あたしもおねえちゃんがだいすき・・ほんとうのおねえちゃんみたいに・・
『ありがとう、娘さん・・でも一言いい?、家族っていうのは血が繋がっているか、なんて問題じゃない・・夫がいない場合は、妻が対応しなきゃいけないの・・ワタシは他の誰でもない・・ワタシは長男の母としてアナタにお願いしたい!』
おかあさんがおねえちゃんに何かいってる・・?
『アナタしか長男の代わりは出来ないと思ってるの・・苦労をかけるけど、ワタシたちだけじゃムリみたい・・新しい家族の一員となる、お嫁ちゃん、助けて!』
おねえちゃんがおにいちゃんのかわり?・・えっ、およめさん・・?
『こんな窮地に厚かましいと思われるかも知れぬが、一家を代表してクーからもお願いする!、見ての通り、八方ふさがりなんじゃ~!、長男のお嫁さん、貴女が頼りなんじゃ~!、皆の力が必要なんじゃ~!、どうか頼む~!』
上から穴をおさえる、おとうさんの声・・おとうさんと、おかあさんがおなじこといってるから・・それって、もしかして、もしかして!?
『お義父様、お義母様そんなに私のことを・・えぇ、もちろんですわ!、私、長男さんの分まで頑張りますから!・・娘ちゃ・・いいえ、私の妹!、寂しさに負けないで!、悲しみに飲まれないで!、頼りになるお姉ちゃんがいるからね!』
やっぱり、おねえちゃんがおにいちゃんのおよめさんになるの?、本当に!?
『『やったぁ!、僕たち家族にお姉ちゃんが増えるんだ♪』』
おにいちゃんたちも喜んでる!、じゃあ『おねえちゃん』が、あたしの『本当のお姉ちゃん』になるんだ!、すごくうれしい!!!
『妹ちゃんは寂しがってもいいんだよ、自分が悪い子だって言っていいんだよ!、でも、私達は妹ちゃんのことをちゃんと知ってるから!、それ以上に抱きしめてあげるから!、私達があなたを許してあげるから!・・ふんっ!』
あっ、おねえちゃんがふらふらだったのに立ったよ!?、これがあいのちから!?
『私達がそれ以上に妹ちゃんは良い子だって言ってあげるから!・・ヒトガミ様に誓った新妻の力は伊達じゃないのっ!・・せ~の、よいしょっ!』
おねえちゃんがみんなを『くろいもやもや』からひっぱるよ!?、これがかぞくのちから!?、あたしたちをひきあげてくれる!、すごいよ、お姉ちゃん!
『そうだ!、家族や兄弟だけじゃねぇ!、寂しくなったら、他のオレたちだって頼ってもいいんだぞ、みんな仲間だろう?、オレはミコ様を絶対に信じてる!、ミコ様が信じた皆の絆を絶対に信じているぞ!、みんな、オレについてこい!!!』
『おぉっ!』『オイラたちも!』『いっしょに!』『黒いのには負けん!』
こわいはずなのに、ほかのヒトたちもどんどん手をつないでくれるよぉ!
みんながひとつの大きなわっかみたいになってる!
みんなの手のあたたかさが伝わってくるよぉ!?、これがなかまのちから!?
・・でも、みんなにも『くろいもやもや』が広がっちゃうよぉ!?
みんなもあたしと同じように『さむい、かなしい、さびしい』をもってるの!?
(互いに結ぶ絆のカタチ・・全ての生き物の始まりのカタチ・・)
・・くるん・・
『スイちゃん・・?』
あたしの肩にのってたスイちゃんが・・
『おたまじゃくし』みたいな形にかわっていく?
(頭は太陽、尾は月、穴は先祖との繋がり・・永遠に続く命のカタチ・・)
・・ぽぅ・・
やさしいヒスイ色のひかり・・それがみんなを照らしてくれる・・
(其は心の輪が創る円環・・繋ごう結ぼう八尺の緒に・・不安も恐れも怒りも全て・・小さき器ゆえに限りなき可能性を秘めたる大いなる神は汝に問う)
スイちゃん、あたし、むずかしいことわかんない・・でも、みんなにあたしの『さむい、かなしい、さびしい』をがまんせずにつたえるよ?、それでいいんだよね?
(罪穢れとは己のみで閉じ籠り他者を顧みぬ心・・されど罪穢れ無くして己と他者の成長は無し・・みんながもっているものだから、だいじょ~ぶ♪)
スイちゃんはやさしく、あたしにおしえてくれる・・みんなにはきこえてない。
・・たぶん、せいかいは三人で黒い玉ちゃんにもどしてほしいって、いのったときにいったことば・・『ひとでのりお?』・・でも、あたしはそのことばをおぼえてなかった・・よくわからなかった・・ただ、ミコ様につづいただけだったから。
・・ふわりっ・・
ふあんでいっぱいのあたしをはげますように、スイちゃんがあたしの手におさまってくれる・・かたそうなのに、やわらかいふしぎなかんかく・・
(ふあんでもいいよ?、すいがしりたいのは、あなたのしょうじきなこころ♪・・だから、あなたのおもう、あなたのことばときもちでいいよ♪)
じゃあ、あたしのことばでいいんだね?、あたしのきもちを伝えていいんだよね?
くるしいかもしれないけど、スイちゃんをにぎりしめて、あたしはいうね?
『あたしはさびしがってもいいの?、あたしがわるいこでもいいの?、このきもちをもったままでもいいの?、なくさなくてもいいの?、けさなくてもいいの?』
ふあんでいっぱいだけど・・そのふあんをかくさずに、しょうじきに・・
(日々に降り積もる、罪穢れという埃を如何にするかは、ヒトの選択・・汝の心を守れるのは汝のみ・・だから、あなたはあなたのことをゆうせんしていいよ♪)
じゃあ、ちがってもいいんだよね?、まちがえてもいいんだよね?
『かなしくてもいいの?、じぶんのことがきらいなあたしでもいいの?・・あたしはみんながすきだけど・・みんなはあたしをすきでいてくれるの?』
こころにたまってた、ことばを出したら、こころがかるくなっていくの・・
(無理に罪穢れを祓おうと強いる事は無い・・じぶんのこころにうそをつかないで?、こころをかくさないで?、よいこと、わるいこと、ためこんじゃだめ♪)
スイちゃんのやさしいことばが、あたしのこころにしみこんでいくみたい・・
『あたしはあたしをゆるしていいの?、あたしはみんなをしんじていいの?』
あたしは、きらいなあたしが、ほんのすこしだけ、きらいじゃなくなってくる・・
それでもね・・そしたらね・・みんながね・・こう、つたえてくれるの・・
『『『『『 いいとも!!! 』』』』』
って言ってくれるの!!!
あたしのきもちをきいてくれる!、それでいいっていってくれる!
(其は罪穢れを祓う古の道から生まれた、罪穢れを赦す神とヒトが繋がる新たな道・・祟ると崇める、祓うと赦す、二律背反を結ぶ道・・それでいいのだ♪)
いままで、ず~っと、あたしのむねにあったモノがすっきりしていくのがわかる!、スイちゃんがよろこんでいるのがわかる!、あたしもうれしくなる!
あたしの中と外の『くろいもやもや』が『キラキラ』になっていくのがわかる。
やっとわかった!、これは、これも、あたしのだいじなきもちだったんだ!
その『おもてとうら』なんだって!
みんなをおおっていた『くろいもやもや』が『キラキラ』にかわっていく!
やっとわかった!、ミコ様のことば!、あたしはあたしでいいんだって!
みんなもあたしと同じように『さむい、かなしい、さびしい』をもってたんだ!
あたしの『キラキラ』と、みんなの『キラキラ』が合わさっていくのがわかる!
(小さき器ゆえに全能を矛盾した神は、神道に代わる『新道』の担い手たる幼き水の巫に問う・・なにをのぞむ?、なにがしたい?、あなたのこえをきかせて?)
『キラキラ』は、あたしのきもちを、あたしのしたいことを照らしておしえてくれる!、わかったよ、あたしはあたしのしたいことをみんなに伝えるね!!!
『あたしは絵をかきたい!、いっぱいかきたい!、みんなの絵をかきたい!、ずっとかいてたい!、それでみんなをよろこばせたい!えがおでいっぱいにしたい!』
そしたらね・・みんながね・・こう、つたえてくれるの・・
『『『『『 もちろん、いいとも!!! 』』』』』
『くろいもやもや』をなくしてたら、『キラキラ』は生まれてこなかった!
『キラキラ』は、あたしのまわりをあかるいせかいにかえてくれた!
スイちゃん・・あたしは、あたしがちょっと、すきになってきたよ♪
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・手の中のスイちゃんから、ちいさいけど、はっきりしたリズムをかんじる・・
(汝の発した声は祈りとなった・・祈りとは神とヒトの対話・・真の祈りは神に届く・・されど祈りのみで願いは叶わず・・願いの可も不可もヒトの事跡ゆえに)
・・あったかい・・あの時みたいに、しずかなきもちになれる・・
(ならば祈りを聞き届けた神は見守ろう・・新たな道を選んだヒトの望みを・・神もまたヒトに祈ろう・・今一度、ヒトと神が共に歩まんとする願いを伝えよう)
・・ゆっくりとあたしは、元のあたしのすがたにもどっていく・・
『妹ちゃん!『娘よ!『『元に戻った♪『黒いのが消えた!『やったな!』
みんながよろんでキラキラの笑顔を向けてくれる!
スイちゃん、あたし、むずかしいことわかんない・・でも、あたしがあたしのままでガンバります!っていうきもちで、みんなとガンバったら、だいじょうぶってことだよね?、かなしい、うれしいも伝えて・・みまもってくれるんだよね?
(神は汝と皆の願いが成就する事を祈ろう・・うん、すいたちができるのは、あくまでおてつだいだけどね?・・せいかいをもとめすぎず、まちがいをおそれず、みんなとね♪・・ひとりできめたこたえが、ただしいとはかぎらないからね♪)
・・いつのまにか、スイちゃんも元の玉にもどってる・・
『ったく、面倒かけさせて・・』
あのヒトは、ちょっとソッポ向いてる・・けど、怒ってないみたい?、どきどきするけど・・みんながいなかったら、あたしは『くろいもやもや』のままだった!
『ありがとう、みんな!!!』
とりあえず、みんなにかんしゃを!・・あたしもみんなに笑顔を向けるよ!
『元のあなたは、まだこんなに小さかったのね・・それなのに、ワタシはあなたに自分の気持ちを押し付け過ぎちゃってた・・自分はどうなってもいいから、あなたを助けたいって・・それが返って重荷になってしまってたのね・・』
お姉ちゃんによりかかるお母さん・・あたしのせいでお母さんがもろもろに・・
『ごめんなさい・・あなたの気持ちが整理できてないのに気付けなかった・・あなたに何かしてあげなきゃって闇雲になって・・こんなんじゃ、母親失格ね・・』
あたしのことを命がけで守ろうとしてくれたおかあさんが悲しい顔をしちゃう!?
『おかあぁさん!・・あたしのほうこそ、ごめんなさぃ!、あたしはあたしがきらいで・・だから、おかあさんたちをしんじたいのに、しんじられなかったから!』
おかあさんのせいじゃないから!、ぜったいにちがうから!、あたしはおかあさんに、そう伝えたくてだきついたの!、おかあさんはわるくないからぁ!
『お義母様、妹ちゃん、ふたりともそれ以上は良いではありません?、私達は、ふたりがお互いに大事に想っていることが分かっていますからね?、折角の再会は笑顔でお願いしたいですわ!・・私が母となった時の為にも・・うふふっ』
『お姉ちゃん・・『お嫁ちゃん・・『『うんうん♪『そうじゃな♪』
あたしたちの手をやさしくにぎって笑顔のお姉ちゃん・・うん、そうだね!、そうだよね!、もうだいじょうぶ!って、おかあさんにつたえてあげなきゃね!
『おかあさん、これがホントのあたしだよ!・・おかあさんのおかげでいきてるよ・・みんなのおかげで元にもどれたよぉ・・おかあぁさん・・ぐずっ・・』
笑顔っていわれたのに・・だめだよ、なんで、なみだがでるの?、こんなにうれしいのに・・もう、ぜんぜんかなしくないのに、とまらないのに・・つめたくない?
『本当に心から嬉しい時はね・・っっ・・涙が出るものなのよ・・ほら見て、お母さんもねぇ?・・あぁ・・本当のあなたを良く・・見せてちょうだいな?』
そういう、おかあさんのキレイな目からもいっぱいなみだが出てる・・おかあさんもうれしいんだね・・あたしとおなじで、すごくすごくうれしいんだね?、いっしょなんだね!、わるいなみだじゃないんだね!
じゃあ、泣きながらでも、あたしはおかあさんに笑顔をみせてあげる!
・・うまく笑えるかな?、みんなもみてるし、ちょっとはずかしいなぁ♪
『ふふふっ・・あなたの笑顔は、そんなにステキな笑顔なのね?・・ああ、ワタシの娘・・大好きよ!、愛してるわ♪』
あたしとおかあさんのふたりは、なきながら、ぎゅっとだきしめあったの♪、わらいながら、ぎゅっとだきしめあったの♪
(おかあさんの笑顔もとってもステキだよ!、あたしもおかあさんがだいすき!)
・・・そう、あたしはいいたかった、伝えたかったのに・・
ちゃぷん・・
水の音がして『黒く染まったミコ様』が出てきたの・・
全身が真っ黒で顔も見えない・・でも、右手の剣は異様に光ってる・・
それをぎこちない動きで持ち上げ・・
・・びゅん!
風を切るような鋭い音を立てて、振り下ろされるの!?
ミコ<ああ!?、また私が悪いことをしてしまいます!?
娘ちゃん<やっぱりミコ様は、わるいかみさまなの・・?
クー<クーは穴を押さえているから、手が出せんじゃなイカ!?
薙<僕たちがいない間に、何か重要な事が起きてなかった?
翠<(ま~またちには、まだないしょなの♪、みんなも、しーっね?)
拙い作品ですが読んで頂いて、ありがとうございます。皆様の応援が生きがいです!
ブックマークやコメント、誤字脱字、こうしたらいいよ、これはどうかな?、何でもお待ちしております。(ツッコミも宜しくお願いします!)