第1話 『新しい海の民と竜王』㊲結末に続く未来を
ミコたち一同<母と娘の絆は、私たちが守る!
始祖<幽世の平和は、我が守る!・・って、我は1人かーい!?
『お姉さん!、もう戻っていいよ!』『カラダ・・やっと、もどってきた』
憑依されていた始祖様の魂が抜けて、お姉さんの魂が元の身体に戻って・・
『長い間すまぬ、巫女よ・・大丈夫であるか?、問題ないか?』
その様子を心配そうに声をかける『赤黒い色』の光の玉・・始祖様の魂。
何だかんだと言われていましたが、始祖様は海の民の方々を大事に想っていらっしゃるのです。
『えぇ、少し身体が重いぐら・・』 ふらぁ・・『お姉さん!』 がしっ!
お姉さんの身体が倒れそうになる所を抱き止めます!
その証拠に、あの激しい炎を纏っていたのに、お姉さんの身体には火傷などが見当たりません・・本心では傷付けたくないと思っておられたのです。
『すいません、御子様・・ふふっ、本当に大きくなられて・・あの時は、私が倒れそうな御子様を抱き止めたのに・・今では、すっかり逆になってしまって・・』
でも、お姉さんを青息吐息の状態にしてしまった原因は、私が依代の巫女の役をお願いしたから・・「お前のせいで死ぬところだった!」と責めてもおかしくないのに・・だけど、お姉さんは弱々しいけれど、笑顔を向けて下さるのです。
『それも私自身が進んで望んだことですから・・御子様、始祖様も、お気になされないで下さいませ?・・さあ、お義母様の魂を受け入れて娘ちゃんを・・ふっ・・くっ・・』
そう健気に私たちへ言葉をかけて、上体を起こそうとされますが・・力が入らないようです・・恐らく憑依の影響が身体に出ているのでしょう。
『お姉さんは良く頑張って下さいました、ありがとうございます!、まだ休んでて下さい!・・ごめんなさい・・これ以上の無理はさせられない・・』
『生玉!、お姉さんを癒せ!・・直ぐには無理だ、こんな状態で他の魂を受け入れたら双方に障害が出て、逆に穢れを受けてしまう!、何か別の方法を考えないと』
薙が生玉の光を衰弱しているお姉さんに向けてくれて・・私の支えが無くとも、何とか自力で座り込まれるぐらいの状態になりましたが・・
(ま~ま、うみのたいじゅが、おれちゃうよ?・・みんなたべられちゃう?)
ぐぐっ・・ばきばきばきっ!!! 『うあぁ!?『きゃあ!?『逃げろ!?』
幽世を映す鏡は、絡みつく巨大な触腕によって砕かれ倒れゆく海の大樹、逃げ惑う光の玉たちの様子を投影しています!
陰気は陽気に引かれるもの・・白金の壁に守られた私たちのことは一旦 諦めて、狙いやすい獲物に向かって行ったのでしょう。
『イカンっ!、我は魂の同胞たちを救わねばならぬ!、御子よ!、剣よ!、こちらは任せたぞ!・・ひとつの命を救うのは、無限の未来を救うこと!、もし、失態を晒すようならば、お前たちを情け容赦なく焼くからな!、心せよ!』
その様子を見た始祖様が、危険を承知の覚悟で意気込まれて・・
『重々承知しております!、始祖様!・・一瞬ですが、辺津鏡で幽世への道を開きます!、どうか、どうかご無事で!、海の民の方々を宜しくお願い致します!』
ナナシ様のように遠くまで鏡で転移させるのは至難の業ですが、神域の壁1枚を隔てた幽世の海には転移できるはず!・・いえ、転移させてみせます!、その意気込みに、私も相応の覚悟で応えます!
『始祖様、頑張って!『ご先祖様を守って!『仲間を!『仇を取って!』
また、こちらに残っている海の民の方々からも始祖様へ熱い声援が飛びます!
ごおおおぅ!!!
『おおっ、凄まじい力が湧いてくる!、これは先の怒りの炎の比ではないぞ!?・・これが火気を強める道返玉の力だと言うのか!?、これならば!』
そして、『赤黒い色』の光の玉が、深緑の玉と共に新たな『紫色の炎』を纏い・・憑依した時のように、再び生前の始祖様の姿に変化します!
『ふん、調子に乗るなよ?、皆の意思の力による一時的な増幅に過ぎないからな?、お前が悪しき行いをすれば直ぐに効果を失うし、暴走する可能性だってある・・さっさと行かないと招魂の儀を終えて、僕たちは顕世に戻るからな!、な、なんだよ、別に僕はコイツの心配なんてしてないんだからね!?』
・・私は何も言ってないのだけど・・ふふっ、不器用な応援をするなって思っただけだよ?・・確か、クーの知っているヒトガミ様の碑文の中では、ツン・・『ツンデレラ』?、当たらずも遠からずでしょうか?
では、私も始祖様の武運長久を祈って・・
『始祖様!、戻って来られたならば、私に教えて頂きたいことがあります!『いい加減、外に行きたいが・・何だ?『お恥ずかしながら私は火のつけ方を知らないのです!、戻って来きたら、私に教えて下さいませんか?『ヒト、それを死亡フラグと言う!?、火の着け方も知らぬ本当の阿呆であったか!?』
何故か、嫌そうな表情をされて・・私、使い方を間違えたのでしょうか?・・そう言えば、山の私に向かって来た人間が何か『言挙げ』したような記憶があるような、ないような?・・そして、その人間は、その後・・
『始祖様、ご武運を!、私も母として役目を果たしますかりゃ!』
『始祖様、クーも父として、大司祭としての役目を果たしますぞ!』
お母さんもクーも始祖様を応援します!、私のフォローですか?、すいません、ありがとうございます!、要らぬ気遣いをさせてしまいましたか・・
『ふん、火の着け方ぐらい何時でも教えてやる!『ありがとうございます、始祖様!・・では、扉を開きます!・・はぁっ!『不吉な死亡フラグなど、我が新しき炎で焼き尽くしてくれるわ!・・海の民の始祖、推して参る!・・とうっ!』
土は水を貯えるもの・・幽世の海、黄泉の水は私の中にある!
光を放つ辺津鏡に始祖様の姿が吸い込まれるように消え・・再び、幽世の海を映す鏡には、無事に始祖様が触腕へ向かって行かれる勇姿を投影します!
心より、武運長久をお祈り申し上げます!!!
『よし!、私たちは娘ちゃんを助けますよ!・・クー、あの絵を出して!』
その姿を見届けた私は、頭上のクーに呼び掛けます!
陰気が濃くなっている今、娘ちゃんを穢れから救うのは、並大抵のことではないでしょう・・
始祖様の御働きに負けぬよう、こちらも全力で事に当たりますよ!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『ふむ!、色々ありましたが、ちゃんとこちらにありますぞ!・・ほれっ!』
クーにも紆余曲折ありましたが、紛失せず何処に収納されていたのか不明ですが、あのクーたち家族が描かれた絵を出してくれます。
『『あっ、妹ちゃんが生まれた時の絵だ!、お父さんが持っててくれたんだね!、良かった♪・・その絵で妹を助けられるんですか、御子様?』』
拘束された妹を心配そうに見つめていた、ふたりの息子さんに少し笑顔が戻ります。
『こんな騒動の中、良く残って・・本当に懐かしいわ・・これが私と娘の最初で最後の一枚だったから・・その後、ワタシはすぐに死んでしまって・・ぐすっ・・』
たった一枚の紙だけど、お母さんが産まれたての娘ちゃんを大事に抱えて、両脇には長男さん、ふたりの息子さんがいる情景が描かれています。
それに関わるひとたちの大切な想いが込められている絵です。
『なるほど、その絵を形代にして母親の御霊を降ろそうと言う訳か・・それなら、お姉さんに負担はかけないね!、よし、早速やってみよう!』
人型に模した紙などを使う呪法・・憎悪の対象を厭魅し死に至らせる凶用と、祭祀にて穢れを祓う善用があります。
『皆の想いが込められた絵、今こそ使わせてもらいます!・・母の御霊よ!、彼の絵を形代として顕世に仮初めの生を宿し給え!』
もちろん、今回は善用です!、長い年月を経た器物が魂を得るように、絵を媒体として一撫一吻して、お母さんに憑依してもらうのです!
『はい、娘を助ける為に!・・お母さん、いっきま~しゅっ!』
絵が独りでに浮かび上がり、青い光が辺りを照らして、お母さんの魂と一体化します!
そして、光が収まった後には、絵が消えて生前のお母さんの姿が現れて!?
へなへなへな~・・ぺちゃりん・・もぞ・・もぞ・・
『生きかえ・・ギョ!?、クーの妻が紙のようじゃ!?、大丈夫かのう!?』
『ああっ!?、何かおかしいと思ったら、ワタシの体、ぺらぺらでしゅよぉ!?』
裏表、大きさだけは生前のままですが、厚みが全くありません!、紙です!、紙のままです!?、風が吹けば飛んで行ってしまいそうです!?
またクーが分離して、お母さんの薄い体を支えてくれますが、お母さん自体は動けないようです!
『肉体に憑依した訳じゃないから不完全なんだ・・何かで補わないと・『ゴホゴホ・・すいません、私がこんな身体じゃなければ・『お姉さん、それは言わない約束でしょう?・・他に想いが篭った品があれば・・』
このような状態では、まだ娘ちゃんを助けることが出来ません!
(ま~ま、しそのおばあちゃん?、こまっているみたいだよ?)
鏡には、触腕を激しい紫炎で焼く始祖様の姿・・しかし、傷付いた触腕が倒れた大樹に被さると、ジュクジュクと大樹を溶かし、吸収していきます!
そして、傷付いた身体を修復して、再び始祖様に向かって行きます!
道返玉の力が有っても決定打とならず、苦戦されているようです!
奮戦して下さっている始祖様の為にも、一刻も早く娘ちゃんを助けねばなりませんが・・
『込められた想いが力になるならば!・・御子様、これをお使いください!』
そんな中、ある海の民の男性が、一枚の紙を私に差し出してくれます。
この方はあの時、凄く喜んでくれた方!・・そして、いつも私のことを『信じている!』と言って下さっている方です!
『ええ、あの時からオレは信じていました!、御子様は、きっと大きなことを成し遂げられる方だと!、不安な時も、この絵はオレの心の拠り所でした!、これがオレに勇気をくれました!、お役に立てるか分かりませんが・・』
その言葉が、行動がどれほど私の励みになったことか!・・受け取った絵からは、あの絵に勝るとも劣らない想いの力を感じます!
『いいえ!、ありがとうございます!・・ああ、これならば!『・・正直、ちょっと引いちゃうぐらいの念が込められてる・・『ありがとうございます!、ありがとうございます!『ま、また御子様に手を握っていただけた!?、くぁwせdrftgyふじこlp!?・・お、オレは、この手を一生洗いません!『あ、でも絵は無くなってしまいますよ?『絵ならば、クーが後でイクラでも描いて・『では、大小ふたりの御子様で!『欲に忠実じゃのう・・』
ご本人様から承諾を得ましたので、ありがたく絵を頂戴いたしまして・・
『薙!』『あぁ!』 しゃきんっ!!!
その絵を空中に放り、右手の薙を一閃!・・すると絵は細長い、特殊な断ち方をして折られた紙・・『紙垂』に変わっていきます!
元の紙の大きさからは、考えられないほどの数の紙垂が生まれるのです!
『ふむ、それが更に必要であれば、ご助力させて頂きますぞ!・・とりゃ!』
何とクーが吐き出した白色のスミが、見る見る内に大きな紙に変わります!
『妻を助けるのが夫であるクーの役目!、御子様を助けるのが大司祭であるクーの役目!、この程度の奇跡、何度でも起こしてみせましょうぞ!』
私が周囲の私を扱えるように、クーにも超常の力が宿ったのです!、これは蛇の力が関係しているから?・・いいえ、想いの力、愛の力によって起こされたのです!
『ありがとう、クー!・・薙!』『もう一丁!』 しゃきんっ!!!
大量の紙垂が薙の切っ先に繋がっていき・・祭祀において修祓に使う道具の一つ・・『大麻』に姿を変えます!
元来、『ヌサ』とは神に捧げる布であり、その多くが麻布であったから、文字に麻を当てたものです・・『大麻』ですからね?、他の呼び方はダメですよ?
従来の物とは、かなり異なりますが、敵を傷付ける器物としての理を超えてくれた薙なら大丈夫!・・後は私の気合でカバーします!
『鬼道少女ミコの名の下に・・招魂の儀を成就し給え!』
大麻で、薄っぺらなお母さんを左右中と順番に撫でていきます!
動かすことで多数の紙垂が揺れますが、不思議に音を立てることはありません!
今でこそ大きな音を立てて祓いますが、古来では音を立てぬものなのです!
そして、私が大麻を引くと、切っ先に付いていた紙垂がバラバラになって、まるで吹雪のように私とお母さんの周囲を取り囲みます!
『感じる!、ワタシの中にある新しい流れが!?』
白色の紙垂が、透き通った海の様な綺麗な蒼色を放っていきます!
『我が鬼道に繋がる流れを以って・・母の御霊よ、再誕せよ!』
死という罪穢れを移し消す、私とお母さんを繋ぐ流れを作り出すのです!
ぱあぁぁ!!! ・・眩い蒼色の閃光が収まると・・
『あぁ、感じるわ、アナタの手のぬくもり、息づかいを『くうぅ、妻よ!、また、この腕にお前の鼓動を感じられるとは!『『お母さん!、お母さん!』』『ワタシも、また息子ちゃんたちを抱きしめられるにゃんて!、うわ~ん!』
色素が薄い白い身体に灯るのは、海のような青い瞳・・完全に生前の姿となった、お母さんに皆が喜びの抱擁を繰り返します!!!
『良かったですね、クー様!『何という家族愛か!『役に立てて良かった!、オレは絶対に信じていた!『バツイチを覆すことが出来るとは!?』
その光景には、他の海の民の方々も喜びの声をあげて!
『よし、我ら家族そろって娘を助けるぞい!、クー一家ふぁいあー!』
『『『ふぁいあー!』』』
勢い良く、クーが高々と手を天に掲げ・・家族一同が、それに続き!!!
ビシ!、ビシっ!・・バッキーーーンっ!!!
甲高い金属音を立てて、白金色の鎖を強引に引き千切って、黒く染まった娘ちゃんも立ち上がり、手を天に高く掲げるのです!?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『馬鹿な、あの拘束を引き千切った!?・・そうか、幽世のヤツと娘は繋がっている!・・安息の大樹や、他の御霊を吸収して、更に力を増したんだ!』
品物之比礼の上に寝かされていた、黒色の新しい海の民の姿となった娘ちゃん・・高く掲げられた手は、あの黒い玉を収束していきます!
『まず、私が娘ちゃんとお母さんの間に入ります!・・お母さんは娘ちゃんに呼び掛けて・・どうか、娘ちゃんを怖がらないで下さい!』
娘ちゃんが力を強めた原因を薙は、そう判断しましたが・・私には、もう会えないと思っていた母を求める娘の想いが、強く現れたのではないかと感じました・・
目の前にいる、家族がそろった輪の中に自分も入れてほしい!、自分だけを置いて行かないで!、という切実な願いを感じたのです。
このまま、お母さんだけを前に進めれば、再び、黒い弾丸を撃ち込んでくるでしょう。
白い孤独に閉じ込められた娘ちゃんは、最も親しいひとに間違った助けを求めてしまうのです。
その必死な訴えが相手を傷付け、恐怖を起こさせ、拒絶を生み出すことは絶対に避けねばなりません!、家族の絆を哀しみの連鎖に変えてはなりません!
『お腹を痛めて産んだ最愛の娘です!、ワタシの命は、娘が産まれた時に失くしました!、どんなことがあっても恐れるものですか!、この子はワタシが存在していたという象徴、そのものなんですから!』
そう言う私が見たのは、「この子の為ならば、どんな苦難があろうとも乗り越えてみせる!」という大切な娘を想う、慈愛に満ちた、とても強い母の姿でした。
娘と母の間に入ろうとしていた私は動けず、一歩ずつ、ゆっくりと前に進んでいく母を止められません。
クーたち、血の繋がった家族であっても、母を止めることが出来ません。
危険と分かっていながらも、手出し出来ぬのは諦めでしょうか?
『ココハ・・トテモ・・クラクテ・・』
母が一歩ずつ娘に近付くにつれて、娘の掲げる黒い玉も大きくなっていきます。
危険と分かっていながらも、歩みを止めぬのは仮初めの命だからでしょうか?
『本当は、もっと一緒にいたかった・・ずっと、あなたを愛してあげたかった・・ワタシの全部をあなたに与えたかった・・』
いいえ、違います・・何故なら、そこには、この世界で『最も尊いもの』・・
我が身を顧みず、見返りを求めず、ただ純粋に相手に注ぐ心・・
・・『無償の愛』を確かに感じたからです。
『ただ・・ただ、そのことをあなたが気に病んでしまっていたのなら・・一言、ごめんねって謝りたい・・あなたは、あなたでいいんだって・・お母さんのことは気にしなくていいんだって・・』
だけど、その蒼い瞳は涙で潤んで・・お互いを想う気持ちが強いからこそ、逆に相手の心に悲しい串を刺してしまう・・何と複雑に絡み合った心でしょうか。
『・・サムクテ・・』
黒く染まった娘が、自分の苦境を訴えてきます・・自分の苦しさを他者に伝える・・それにも多くの力が必要ではないでしょうか?
『娘ちゃんに伝えてあげて下さい・・お母さんの愛情の全てを・・そして、聞いてあげて下さい・・娘ちゃんが抱えていた悩みの全てを・・』
私に出来ることは、お互いに伝えることが出来なかったことを話し、聞く機会を作ること・・そっと背中を押すことしか出来ないのだと悟ったのです。
『ワタシが死んでしまったことで、あなたに寂しい思いをさせてしまって・・本当にごめんなさい・・あなたは、そんなにワタシのことを想ってくれてたのね?』
お母さんの手がゆっくりと娘ちゃんに伸びていきます・・
『・・サビシクテ・・』
娘ちゃんの手がゆっくりと下がり、黒い玉が消えていきます・・
『うんうん、寂しかったんだよね・・悲しかったんだよね・・でもね、あなたは孤独じゃないんだよ・・ずっと、ワタシもあなたのことを想っているから・・』
そして、ゆっくりとゆっくりと、お互いの手が触れ合う時が来ます・・
『・・オ・・カ・・あ・・さ・・ん、・・オ・・かあ・・さ、ん!』
『だから・・だからね・・』
生と死で別れた、白と黒で別れた娘を母が抱き寄せて・・
『娘ちゃん!しっかりして!?』
強く抱擁し、心の限り叫ぶのです!!!
@< 孤独な娘ちゃんは、ず~っと③発端と結末 の後半の悪夢を繰り返していたのです!そして、今、結末に続く未来を歩み出したのです!
ミコ&お姉さん<私たちのセリフじゃなかったんですね!
拙い作品ですが読んで頂いて、ありがとうございます。皆様の応援が生きがいです!
ブックマークやコメント、誤字脱字、こうしたらいいよ、これはどうかな?、何でもお待ちしております。
(ツッコミも宜しくお願いします!)