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ゼムナ戦記  狼の戦場  作者: 八波草三郎
エピローグ+
224/224

あとがき

 以上でシリーズ五作目『ゼムナ戦記Ⅴ 狼の戦場』も完結です。


 さて、あいかわらずノンプロット執筆の作者ですが、ストーリー像を作ったのは十年くらい前でしょうか。

 僕の場合、ストーリーボード的な断片的シーンが頭の中にあって、それらを繋ぐように構成していくのが普通です。

 例えるなら、頭の中のシーンをチェックポイントにして進めるオリエンテーリングのようなもの。


 そのチェックポイントなのですが、この『狼の戦場』は今までの中で一番少なかったと思います。そのまま一直線に並べて通過するだけでは作品になりません。

 なので色々と寄り道させたり迷わせたりしないと自分でも面白いと思える出来にはならないので膨らませるしかありませんでした。そんな感じでできあがったのが本作です。


 僕の作品にしては珍しいタイプの主人公。心に弱いとこがあったり、迷ったりしながら成長していきます。オーソドックスな主人公ですね。

 しかし、意外にもブレアリウス君がお気に入りだったりします。完成するまでをきちんと順を追って描けば思い入れも強くなりますね。


 デードリッテも若干暴走癖のあるテンプレなヒロインなのは否めません。恋愛面の展開もほとんどスパイスが効いていないでしょう。

 ですが彼らを取り巻く環境や性質は一風変わった味付けにしてあるので差別化できているのではないかと思います。


 今回は「星間銀河編」の導入だけあって、あまり複雑にならないよう書いていくつもりでした。書き進めていくうちに珍しく敵方も深く掘り下げる形になったのはちょっと失敗かもしれません。

 でも、主人公を完成させるにはどうしても必要な手順でした。それ無しでは成立するストーリーにはならなかったと思います。


 というわけで本編についてあれこれと思っていたことを綴ってきましたが、これにて終わりにしましょう。最大の謎を謎のままにして(笑)。

 そちらに関してはこれからの幾つかの章でつまびらかにしていきます。次作以降はもう少し分かりやすい伏線を張っていきますね。


 では次作の宣伝です。六作目は『ゼムナ戦記Ⅵ 狂戦士の心』になります。また思わせぶりな副題でいきますよ。

 次回作は話数とサブタイトルが一致しない構成にするつもりです。一話の中に複数のサブタイトルを入れるスタイル。今後そうするかは分かりませんが。


 ここまでお読みくださり本当にありがとうございました。

 よろしければ次回作にて。


 八波草三郎

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― 新着の感想 ―
[一言] 更新有り難う御座います。 先ずは物語完結、お疲れ様でした。 彼らも幸せそうで何よりです。 さて、今回は無かったですが、他の彼らとの絡みは如何でしょうか? 次回作も楽しみにしています…
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